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サブスクに暴かれる③

前回↓

早くも3週目。飽き性の僕にしては続いているシリーズとなりつつある。

今週はこんな感じ↓


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きのこ帝国 / Girl Meets Number Girl

大学時代にコピーバンドで演奏してた曲。

きのこ帝国は「ロックのビートを浮遊感で包んだ音楽」って感じがする。 マイブラほどノイズの嵐でぼんやりしている感じではないし、ナンバーガール程の鋭さはない。

実際に演奏していたから余計にそう思うのだが、チルい雰囲気に対して、キメが多かったり、リズム隊が意外とタイトだったりと、ダイナミクスを感じるポイントが多い。この辺が聴いててダレてこない原因だろう。気持ちがいい。

惜しくも2年前に活動休止してしまった。個人的には今、アツいバンドというよりは思い出深いバンドですね。

UVERworld / Colors of the Heart

みんな大好きUVERworld。あんまり人に話す機会もなかったが、 ”儚くも永久のカナシ”くらいまでは結構聴いていた。というか周りの友人ももれなくウーバーが好きで、カラオケで「カナシミノブレッス ソレハー(ウォーウォー)」を友人とやってた。あと、SHAMROCKの「イバララララデモッ(歪)」とか。

聴いたきっかけは”BLOOD+”というアニメのOP。これがもうあり得ないくらいカッコよかった。当時から今に至るまで所謂”厨二”っぽいものが好きなのだが、その原因の一つかもしれない。

偶然だが、昨日書いた”摩天楼オペラ”のバンド名の由来も”BLOOD+”だったりする。(Episode-48 「摩天楼オペラ」より)

Orianthi / Bad News

”マイケルジャクソン THIS IS IT”で、彼の最後のギタリストとして有名になった女性ギタリストである。Steve Vaiと共演した” Highly Strung ”で初めて知ったという人もいるかもしれない。そんな彼女の2ndアルバム”Believe”に収録されている1曲である。

Vaiとのインストを聴けば分かるが、テクニック的には速弾きも得意としており、実際、このアルバムの随所で聴く事ができるのだが、あくまで彼女のボーカルラインが強調された”歌モノ”アルバムである。そして、ボーカルとしても十分に上手で、前情報が無ければギタリストであるとは思えない完成度になっている。

”Bad News”は個人的に一番好きな曲で、有線とかで流れてそうな雰囲気がある。パワーポップとでも言うのだろうか。いつも聴いているようなハードなギターサウンドと耳馴染みの良さが両立されていて、生活の中で流れていても悪い意味で気にならず丁度いいのだ。

Paramore / Ignorance

1.3億再生もされているし、世界的なバンドと言って差し支えないだろう。みんな大好きパラモア。

今でこそ、ポップな音楽性に変化した” Paramore”やインディーっぽさが加味された”After Laughter”といったアルバムを好んで聴くようにはなったが、ポストハードコアをはじめ、エモ系の音楽ばかり聴いていた頃は、この曲が収録された3rdアルバム”Brand New Eyes”を狂ったように聞いていた。

前のめりなビートに、キレッキレで攻撃的なギター、ヘイリーのハイトーン、そしてヴィジュアルの良さも加わり「これ嫌いな奴おらんやろ」と本気で思っていた。ちょっとダークな雰囲気も、硬派な感じがした。だからこそ”Ain’t It Fun"には驚かされたわけだが。

GLIM SPANKY / 愚か者たち

壁みたいな圧のファズギターや、”愚か者”という強めの言葉よりも先に「Oasisの暗い曲っぽい!!!かっこいい!!!」という感想が先に出てきたと思う。

”Supersonic”とかその辺の雰囲気が近いのかな。意外とヘヴィでダークな曲だと思っているのだが同意を得られたことが無い。

OASISの紹介になりかけたが…ともかく、こういった乾いたダークネスみたいなものを感じるので一発で大好きな曲になった。加えて、グリムの凄い所は”古臭さを感じない”ところ。凄い。なんで?


最近はスタイリッシュなバンドは沢山いるけど、こういうアナーキーな…気だるそうな雰囲気を出せるロックはあんまり表に出てこない。うーん、難しい。



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