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面白い情報の探し方、面白い情報を探せる自分の作り方

あやちゃん:私、なんぼーさんのことで一つめっちゃ気になってることがあって。

なんぼー:何?

あやちゃん:なんぼーさんって毎日Twitterで色々情報発信してるじゃないすか。あれってどうやって情報を探してるんですか?

なんぼー:毎日決まったメディアを20〜30サイト巡回したり、Twitterでフォローしている人の投稿を見たりしているんだよね。Twitterも自分では得られない一次情報を発信してくれる人を厳選してフォローするようにしていて。

あやちゃん:へえ!どうして無料でTwitterで発信してくれるんですか?

なんぼー:元々は、メルカリに入社した時に、「社内で知られることが大事だ」と思って、面白そうなニュースにコメントをつけて個人チャンネルで投稿し始めたのがきっかけで。メルカリをやめる時に「投稿がなくなるのは寂しい」と言われるようになったから、Twitterで続けることにしたんだよね。

今となっては、企業のエグゼクティブに “最近おもしろいビジネストピックス” を伝えるような仕事をやっていたりして、実際に仕事にもつながってるかな。

あやちゃん:すごい!でもやっぱり、聞いてみると結構大変そうですね。

なんぼー:そうだね。普段のTwitterだと、チェックして投稿するまで1時間くらいかけているけど、それでもその時間で済んでいるのは、僕が速読ができるからだと思うよ。

あやちゃん:速読できるんすね!羨ましい〜!じゃあ結構本も読むんですか?

なんぼー:そうだね。結構積ん読も多いけど。
あやちゃん:私も積ん読多いんです。いつまで経っても減らなくて。どうにかしないといけないと思ってるんですけど、なかなかスマホ触っていると時間がなくなっちゃう。

なんぼー:なるほどね。でも僕は、本は “とりあえず積んでおいたほうが良い” と思ってるんだよね。 “積んでる本” って解消しないといけないし、解消しないと意味がないもののように捉えられる事が多いけど、 “積んでおく” ということ自体にいい影響があると思っていて。

あやちゃん:本当ですか?!?!?!読まなくても積んでおくだけでいいのかな。

なんぼー:個人的には、色んな本を買っておいて、手元に置いておくのが良いんじゃないかと思っていて。例えば、地政学について知りたいと思った時に、すぐに家にある本を読み始めて、知の探索をすぐに開始して「こういうことか」と思える状態にしておきたいと思うんだよ。

読み終わったり、読まなくなったりした本はメルカリなんかを使って売ってしまえばいいし。今は、読むスピードよりも買うスピードが速くなってるね。

あやちゃん:なるほど。確かに、「これ面白そう!知りたいな〜」と思っても、すぐに大きい本屋さんに行こうとするのは大変っすよね。そのうち忘れちゃいそう。

なんぼー:たとえKindleで本を買えたとしても、数千円の本でたとえ100冊買っても10万円だと思ったとしても、”買うか買わないかを決める” って結構決断に負荷がかかるよね。スティーブ・ジョブズが “服を選ぶ” 決断を減らすために毎日同じ服を着たように、買うかどうか迷う負荷を減らすために、「気になった本は買う」と決めておくのが良いかなと思っていて。

そうやって幅広い領域の本を読んで、好きな本は本棚にしまっているから、どんどん「俺が考えた最強の本棚」みたいになっていくのも面白くて。

あやちゃん:いいっすね!面白い。見てるだけでもワクワクしそう。

なんぼー:まさにそのとおりで、読み返さなくても、本棚を眺めているだけで新しい発想が生まれることもよくあるんだよね。自分の感覚に影響を与えているのをすごく感じる。

あやちゃん:本棚って面白いですね。私はKindle派ですけど、時々わざと本屋さんに本棚を見に行きます。

なんぼー:本棚といえば、最近リニューアルした紀伊國屋書店の本棚が面白くてさ。「今日の本棚」っていうのを作ってるの。

あやちゃん:あー!ネットニュースで見ました。今日発売された新刊が並んでるんですよね!

なんぼー:そうそう。1日200冊くらい新刊が出ていて、それが一つの本棚に並べられていて。これって革命的だと思ったよね。

あやちゃん:へー!どこが革命的だと思ったんですか?

なんぼー:一つはジャンル分けされていないこと。書店ってほとんど本をジャンル分けして並べてるじゃない。だからそのジャンルに興味のある人しか見ないんだけど、そういったジャンルが取っ払われているし。

あとは、本が全部平等に並べられているところだね。実は書店において本って不平等で、すべてが仕入れられているわけでもないし、仕入れられても、本棚に入る本と、平積みにされる本があって。

あやちゃん:そうっすね。結構どの本を平積みするか、推すかって、その本屋さんによるし、そのキュレーションが本屋さんの価値だと思うこともあります。

なんぼー:わかるわかる。だからこそ、フラットに並べられると、自分が試されている感じがするんだよ。ちょっと怪しそうな本もあるけど判断つかないし、人気の本もどれかわからない。同じ「今日の本棚」の中に、真逆のタイトルが付けられた本があっても、どちらが世の中で優劣ついているかも判断するのが難しい。

すべての本棚がこうなってほしいわけじゃないけど、旗艦店にこういう棚があることは、「本って何なのか」という問いを投げかけているし、本の新しい楽しみ方を提案してると思ったんだよね。

あやちゃん:なるほど。確かに、なんぼーさんがキュレーションしている記事ってどれも「面白そう!」って思って読んじゃうし、本屋さんでも平積みの本は「本屋さんのお墨付き」だと思って読んじゃう。自分で「これってどんな情報なんだろ?」って考える機会って貴重っすね。

なんぼー:そうそう。

あやちゃん:良い情報を探す方法も面白いけど、良い情報を見極める方法を考えるのも面白いっすね!どんな本があるのか気になったから、私も新宿行ってきます!

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