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ずぶぬれて住宅顕信



映画『ずぶぬれて犬ころ』を見てきた。
岡山市生まれの自由律俳句の俳人、#住宅顕信 さんを描いた映画じゃった。

胸が熱くなる約100分間じゃ。



ここではいじめられとる中学生が教頭先生から住宅顕信さんの句集「未完成」を借り、読んでいるうちに住宅顕信の生涯に思いをはせるという現代とシンクロする所があるんじゃが…
こう見ると住宅顕信の書いた俳句は生きづらさともリンクしてくるんじゃないか、と。(個人的な感想じゃがの)

(ここからはネタバレの可能性あり)
またセリフが刺さる。
「何でも本物を使わにゃいけんよ。丸善の万年筆でなくちゃ。あ、その本は紀伊國屋書店の文芸コーナーにあろうが。」
「わしはここで死ぬんか…。だめじゃ!(中略)幻覚まで見たんじゃわしは終わりじゃ…」
「もっと生きてもっといい句を作りたい」

そうじゃ。わしももっと生きてもっといろんなこと経験してもっといい詩を書かんとおえんのじゃ。

今日は急遽監督挨拶がありましてこうおっしゃいました。
「もっと多くの方に住宅顕信を知ってほしかった」と。文芸好きにぜひ見てほしい。

この映画は6月から渋谷ユーロスペースで、以降全国で順次公開される。詳しくはホームページで。
(アンダーライン引いた所がサイトリンクじゃ)

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