物怖じしない性格と、小さな毎日の積み重ねで巡り合ったライターという職業
転職経験を経て、現在は立ち上げから携わったベンチャー企業で広報・マーケティングを担当する傍ら、Webライターを目指す鈴東あや乃(すずひがし あやの)さん。
学生時代からコスタリカ留学を経験し、前職では日本と他国の繋がりをもっと広めたいという思いから貿易事務のお仕事に就くなど、国内外を問わず興味を向けられる好奇心旺盛な姿勢が、お話をしていて伝わってきました。
日本国内外の文化に触れ、そしてベンチャー企業の立ち上げに携わった経験から、導き出されたライターという職業。
今回のインタビューでは、どういった経緯でライターを志したのか、聞いてみたいと思います。
前職、現職を経験して気付いた自分の思いや素質
――貿易事務のお仕事と、現在のベンチャー企業という、さまざまな職種を経験されていますが、そのなかでライターを意識した経緯を教えてください。
ライターという職業をあまり意識したことはありませんでした。
ただ、どちらの仕事でも同じ時間に同じ場所へ毎日出勤するというルーティンワークに違和感はありましたね。
あと、もっと裁量権を持って働きたいとは以前から思っていました。
現職はベンチャー企業で広報やマーケティングを担当しており、立ち上げから携わっています。
自分がやるしかない状況だったので、見よう見まねでSNS運用やメルマガ執筆など、ひたすら目の前のことをやってみる、という感じでした。
今まで、書くことが得意だと思ったことはありませんでしたが、現職で色々取り組むようになってから、「もしかしたら人よりも書くことに抵抗がないのかも?」と思うようになりました。
これがライターを意識し、目指したきっかけになりましたね。
――ベンチャー企業の立ち上げで得たスキルは大きそうですね。貿易事務ではどんなお仕事をされていたのでしょうか?また、転職をする際に不安はなかったですか?
貿易事務では、膨大なタスクを締め切りに追われながら毎日こなす、という感じでした。
社会人1年目から大きな責任を担っており、大変でしたが目の前の仕事にひたすら頑張って向き合い、一通りのことは学んだと思います。
転職に関しては不安はあまりありませんでしたね。
あまり物怖じしない性格というのもありますが、それよりも営業とか、新しいことを学びたい、スキルを身につけたい気持ちが強かったです。
貿易事務のお仕事も好きでしたが、もしもう1回やりたいと思ったときにはまたできると思ったので、不安はなかったです。
見つけ出したライターとしての自分
――チャレンジ精神旺盛で素晴らしいと思います。実際にライターとして活動をスタートして、始める前と始めた後のギャップはありませんでしたか?
ギャップは特になかったですね。
それよりも、綾乃さん(注:あや乃さんが受講したライター講座の講師)の講座を受講してみて、意外と自分は書けるかもしれないっていう希望のほうが強かったです。書き始めてから、ポジティブな気持ちになれました。
収入面でももっと頑張りたいと思っていたので、偶然目にした綾乃さんの講座に運よく飛び込めて本当によかったです。
――会社で働くこととライターとして働くことは、また異なるスタイルですが、その辺にもギャップはなかったのでしょうか?
貿易事務は決められたことをひたすらやるっていう感じだったのですが、今の仕事は自分で締め切りを作って、そのなかでタスクをこなしています。
現職はライターに近い感じですね。なので、今のところは困ったりはしていません。
よく考えたら前職と現職では仕事のこなし方が全く違いますね。
ですが、その点が大変だとは考えたことがなかったかもしれません。
言われるまで気づきませんでした(笑)。
もちろん、今の仕事やライターでは、自分の裁量で動けるので楽しいです。
――なかなか内容の異なるお仕事だと思いますが、きっと素直でなんでもやってみようというあや乃さんの性格が故に、順応していけたのではないかと感じられました。
中南米への愛
――与えられた仕事を確実にこなし、次々にチャレンジをしながら着実にスキルをものにしていくあや乃さん。学生時代にもコスタリカ留学というチャレンジをされていますが、コスタリカに対する思いを教えてください。
人があまり行っていない場所に留学したくてコスタリカを選びました。
私は一人っ子で核家族なので、大家族に憧れていて。コスタリカではそんな輪のなかに飛び込めて、楽しく過ごしました。
親族同士の付き合いがとても親密で、素敵だなと思いましたね。
それに、コスタリカは人がとてもおおらかで、山も海もあって自然が豊かで、本当に魅力的な場所です。中南米のなかでは治安も良いほうですし。
よく友人には「死ぬまでに1回は行ったほうがいいよ」っておすすめしています(笑)。
コスタリカへの愛ならいくらでも書ける気がします!
日本国内外にとらわれない文化への愛情を発信
――コスタリカへの熱い愛が伝わってきました!ぜひ、あや乃さんのコスタリカに関する記事を読んでみたいです。
コスタリカに関することはもちろん、他に得意とするジャンルや書いてみたいジャンルはありますか?
そうですね。貿易事務に関することはもちろん、個人的にお酒が好きなのでお酒のことを発信したいですね。
現職では日本酒の輸出も行っているので、日本のお酒に関することを、特に若い人たちに向けて広めたいです。
職人さんや酒蔵さんの思いなど、書けたらいいなと思っています。
コスタリカ留学でも日本の車やアニメなどが目について「中南米のこんなところに日本の文化が来ているんだ」って驚きました。
でも意外と現地の人に日本のことは知られていなくて(笑)。
そこでもいつか日本のことをもっと知ってもらいたいなと思いました。
まずは日本の方に、そしていつか海外の方に向けても国内外の文化などを発信したいですね。
――では、最後に、そんなあや乃さんの今後のライターとしての理想の生活について教えてください。
留学もしていましたが、やっぱり旅をすることが好きなので、旅をしながらライターとして働いていきたいですね。
私は仕事をしている時間が多少長くてもそんなに気にならないタイプなので、日常にライターという仕事を溶け込ませながら生活していけたらいいなと思っています。
お金や住む場所のせいで、自分のしたいことが制限されなくてもいい、そんな生活を実現していけたらいいなと思っています。
自分で選んだ道、そして与えられた仕事、どちらの面でも目の前のやるべきことに真面目に取り組んでこられた真摯な姿勢が、お話をしていて伝わってきました。
「ただ目の前のことをきちんとやり遂げる」 当たり前だけど実は難しい。
それでもいつも前向きに目の前のお仕事と向き合ってきたあや乃さんの姿から、私も学ぶものがありました。
チャレンジすることを忘れず、決めたことはやり抜く精神力を持ったあや乃さん。
今後もさまざまな分野で活躍する姿が期待できそうです。
ありがとうございました。
そんな鈴東あや乃さんのnoteはこちら。
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