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三浦半島から伊豆半島へ

鉄道は好きだけど、リアル旅行は得意じゃないおばさんです。

普段から気が小さいというか心配性なので、旅に出るなんて決まったら準備だけでくたびれてしまう。

去年の3月に箱根に行く予定を立てたのに、前日の夕方から急に体調不良。

軽いノロ?結果的には1日で治まったんだけど、さすがに胃腸炎ぽいのに出かけたら周りに迷惑。当日キャンセルにつき100%支払い。

これ以降、自分で旅行の予定を組むのが嫌になってしまった。

私が実家に行き来してる間に、次女と夫が旅行の計画を立てている。

1月は伊豆だった。それも西伊豆堂ヶ島。高速も鉄道も途中までしか通って無いよ。

えらく時間がかかりそうじゃないか。箱根新道の地図見ただけで、目が回りそうだ。芦ノ湖あたりの道路凍ったりしないか?

トイレも近いしなあ。伊豆なら熱海で十分じゃ。

とたんに面倒になる。

次女と夫が交代で運転。私は後部座席で大人しく座っていれば着くというのに。

当日は天気も良く、道路も空いていた。西湘バイパスから大きな富士山ときらきら光る海が見えた。

箱根新道のいくつかのカーブも順調に過ぎて沼津まで来た。

が、西伊豆というのは、ここからが長い。

堂ヶ島辺りまでは、有料道路が繋がっていた。新しく開通した区間もあったようだ。しかし、まだまだ。西伊豆の海岸線に出ても、まだ着かない。

伊豆半島でっかいなあ。三浦半島は、東京湾側から相模湾側まで、30分足らずで着いちゃうよ。

堂ヶ島のホテルまで、休憩込みで五時間半くらいかかった。

富士山も海も海産物も、今更珍しくもないと思っていた。

けど、西伊豆の夕陽は鮮やか過ぎた。


三四郎島


西伊豆から見る富士山は、いつも見ている富士山とは大きさもフォルムも違う。

西伊豆からの富士山

朝は気嵐のような珍しい景色も見られた。

気嵐?

食事もなんだかんだ凝ったものを出してもらい、夕食も朝食も美味しかった。

次の日もお天気が良くて、近場を巡り、また箱根新道を通って帰ってきた。

西伊豆はワイルドというかダイナミックというか、チョロっと見ただけではわからない奥深さ。

こういう機会でもなければ、なかなかたどり着くのも難しい。

ああ、もっとちゃんと下調べしていけば良かったよ。


西伊豆と言えば、随分昔に読んだ渡辺淳一の小説の舞台に「雲見」が出てきた記憶がある。

何の小説かも覚えてないけど、東京から雲見まで愛人と旅行ってかなりの根性だな。なんて思ったりして。


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