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初めて世界堂で買い物をする

お疲れさまです。

風邪はまだ治らず、ポールダンスのレッスンに行きたかったけど見送る。

半夏瀉心湯を飲んで、朝ごはんにカレーを食べて、カロナールを飲んで、リビングのカーペットでごろごろする。
我が家には、私がYouTube Musicの会員になっていたときに、キャンペーンか何かに当たって、Googleが無料でプレゼントしてくれたスマートスピーカーがあって、その子に話しかけてスピッツを流してもらって聴いていた。

母もいたので、「スピッツで一番好きな曲ってある?」と聞いてみたら、運命の人と言っていた。あと、夏が終わるも好きみたいで、ただ題名を思い出せなくて、歌って! って言ったら、歌詞を全く覚えてなくてラララ〜♩で歌っていて面白かった。好きなのに。でもスピッツって歌詞がうろ覚えになるようなところも良いんだよね。わかる。

ちなみに私は、歌ウサギ、さらさら、大好物、8823、さわって・変わって、メモリーズ・カスタム、けもの道、流れ星、大宮サンセット……決められないくらい好きな曲が多い。

出かける支度をしていたら、母が袋ラーメンを作っていて、「いいな〜」と言って作ってもらいたいアピールをしたが、「塩ならまだあるよ」と言われ、自分で作る。

来週から、初心者もOKの油絵教室に三ヶ月間通うので、世界堂に指定されている画材用品を買いに行く。

その前になんとなくルミネに寄る。春物がたくさん並んでいて、いやさすがに買わないよ…と思う。3週間前くらいから、ピンク色のニットが欲しいと思っていて、見ていると、細かいラメが毛糸に織り込まれていて、色も私好みのドンピシャのニットがあって、しかも40%オフだったので、購入する。
私は長い間、綺麗な色の服や、気持ちの良い素材の服を手に取ることができない人生を過ごしてきた。というか、自分にはそんな洋服を着る資格がないと思っていた。セルフネグレクトの一種だと思うけれど、やっと自分の着たい服がわかるようになって、しかもそういう服を選んで買えるようになって、とても嬉しい。

そして世界堂に行く。
私は新宿御苑が好きでよく行くのだけど、新宿御苑の近くにも世界堂があって、私には縁のないお店だなとずっと思っていた。

が、そんなこともなかった。

パステルや、日本画に使う粉末状の絵具(?)などがあって興味深い。

油絵用の絵具のコーナーに行くと、まず驚くのが色の種類の多さ。紫系の色だけで10種類くらいあって、「何色が一番種類が多いのだろう?」と思って数えてみると、緑系の色が30種類くらいあった。自然界には、緑の種類が豊富なんだなと思い、木や山のことを考える。

私が今回購入した色は、シルバーホワイト、ローアンバー、ウルトラマリン、セルリアンブルーヒュー、テールベルト、サップグリーン、オリーブグリーン、ネイプルズイエローイタリアン、パーマネントイエローオレンジ、テラローザ、ローズグレーno.2、パーマネントバイオレットの12種類。

どの名前も素敵だ。

その他にオイルなども買い物かごに入れていって、「本当に私でも、油絵って描けるのかな?」と不安に思う気持ちも出てきた。

最後に油絵の本を立ち読みしてて、まったく紹介されているようには描けるイメージが湧かなくて、苦笑いした。

ポールダンスは、先生方や他の生徒さんのトリック(技)を見て、「何これすごい。人体ってこんな風に動けるんだ」と思うと同時に、「私も頑張ればいつかできるようになる!」と思うのだけど、絵の場合はそう思わない。

小学校高学年くらいから、自分に絵を上手く描く才能がないことをひしひしと感じるようになったことが大きな理由である気はする。それ以前の、好きなことを好きだと言えていた時代は、体育と図工と音楽が本当に好きで、それらの授業がある日は学校に行くのが一段と楽しみだった。でも中学に入って、絵が下手であることを恥ずかしく思うようになってからは、美術の時間はどちらかと言えば苦痛になってしまった。

ただ、大学生になって金沢の21世紀美術館に偶然行って、「雲を測る男」という作品に強烈に惹かれたことをきっかけに、美術って好きだなと思うようになった。卒業後に働き始めてからは、年に2回くらい美術館を訪れるようになった。

私の美術館の楽しみ方は少し特殊かもしれなくて、まず展示してある作品を一通りザッと観て、そのあと気に入った作品の前で長い時間を過ごす。最初に観るときに、なるべく作者や解説を見ないようにするのも個人的にけっこう大事にしている。今日のヘッダー画像に選んだ、アンリ・ファンタン=ラトゥールという画家の、「静物」という作品はとりわけ気に入っている。

アンリ・ファンタン=ラトゥール「静物」

気に入りすぎて、彼の他の作品の複製画を買ったほどだ。

購入した複製画

他にも好きな作品はいくつかあって、ウジェーヌ・ブーダンという画家の作品はどれもかなり好き。

ウジェーヌ・ブーダン「トルーヴィルの浜」

ゴッホの作品も好き。

タイトルを記録しそびれたゴッホの作品

この波の絵も好き。

ギュスターヴ・クールベ「波」

こうして挙げてみて気づいたけれど、花の絵と海の絵が好きなのかもしれない。

何が言いたいのかというと、絵や美術を「好き」という気持ちは自分の中に確かにあって、絵を通して世界を捉えなおす営みの中に自分も参加してみたいのだと思う。

だから下手でも、やってみたいと思う。

今日は21時くらいから2時間くらい寝てしまって、まだ起きている。

おやすみなさい。

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