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自分自身の弱みこそがブランドの源泉である。

情報発信する時って、どうしても何かいいことやタメになることを言おうという意識に誰しもなると思います。まぁ、情報発信=誰かの役に立つ情報を提供するということが常識みたいになっていて、間違ってはないのですが、どうしてもこれしかやらないと魅力的な人間には見えづらいんですよね。

役に立つ情報に価値を感じてもらうということとあなたという人間に価値を感じてもらっているということは全くの別物です。

前者の発信する情報に価値を感じてもらうことであれば、たくさん勉強して行動していればスキルとしては磨かれてくるので、そのうち価値ある情報発信はできるようになるでしょう。でも、価値ある情報を発信した結果集まってくる人はスキルを習得するために集まっているわけであって、別に発信者の人間的魅力に惹かれているわけではありません。

唯一無二の存在になるためにはその人から人間らしさが感じられる必要があります。僕も表ではあまり自分自身のストーリーを発信していませんが、コミュニティメンバーに対して、昔自分はこうだったみたいなことを語ると、意外と僕の欠点とかダメな部分に共感して面白がってくれています。別に人は完成された作品みたいなコンテンツが見たいんじゃないんですよ。

特にネット上での情報発信で完璧さなんてものを求めている人なんて0に近いです。だって、ほぼ全員が素人集団なのですから。ちょこっと勉強した程度の知識を偉そうに発信されても誰もお前の話なんて聞いてねぇよってなるのが普通です。そういうスキルや才能の部分では優劣が付いてしまうので、価値ある情報で勝負しているうちは自分より頭のいい人には勝てなくなります。

だけど、自分自身のストーリーには自分にしかない魅力があります。例えば、僕はケッキング山田というアカウントを作って一番最初に書いた記事がこちらの記事⇨https://note.com/gaidtwgam/n/n96f87beffd53?magazine_key=m6568294f9c20

なのですが、この記事が何気に一番評判がいいです。(僕的には見せたいものではないので、今まで非公開にしていたのですが、この記事の流れで公開することにしました。)

この記事には僕の人間っぽさをさらけ出していると思います。自分が過去にしてきた失敗やうまくいかなかったこと、葛藤してきたことなどなど。結局、読者が知りたいことってそういう部分なのです。

だけど、僕も含めて多くの人はひたすらに自分を凄く見せようとする情報発信しかしません。どこかから学んできたことを偉そうに教えてやるよみたいなスタンスで発信しているのです。そんなものには誰も興味がありません。いや、あったとしも自分の上位互換のような存在が現れた時に一気に苦しくなります。

自分自身のストーリーというのを根幹に据えるから、「この人のコンテクストから発信される情報なら見てみたい」となるわけで、弱みや失敗を隠して、神ブランディングしようとしている人の発信には引き込まれるものがありません。だから、弱さを恥ずかしげもなくさらけ出して、こんな欠点があるけど、それを欠点と思っていないような生き様に人は心を動かされるのです。

DJ社長の40分の動画がバズったのもたくさん失敗してきて苦しみながらも挑戦を続ける姿勢でかつ現実離れした壮大な目標に立ち向かうストーリーに視聴者が巻き込まれていったから起きた現象でしょう。僕もあの動画がきっかけでDJ社長を知ったのですが、彼のストーリーを消費することで、自分も頑張ろうと思えましたもんね。あれがただの成功の自慢話だったら、多くの人を巻き込むことはできなかったと思います。

その人自身の魅力というのは弱さや欠点にあるのです。そこをどう乗り越えていくのか?という部分が一番面白いのですから失敗したことや自分が隠したいと思う欠点みたいなものこそ実は一番需要があり、宝物なのです。

綺麗な部分なんてほとんど興味を持たれないので、短所をいかにして武器に変えることができるかを考えながら発信すると、読者にとっての「誰が言うか」という存在になることができるでしょう。

僕も毎日更新を続けていく中で、色々と自分の感情を織り交ぜながら発信していけたらなと思っています。楽して稼げる方法を教えますとか何らかのノウハウを教えるようなやり方ではずっと追ってくれる読者はつきません。頑張る姿に人は勇気をもらうのです。自分に焦点を当てた情報発信では弱さを隠さないということは大事なことですね。

ということで、今日は以上です。では。

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