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パルワールドの事例から学ぶ、やりたい仕事に就くためのアクション3選

codeFaberというSESの会社でエンジニア…ではなく、YouTuberとメンター・コーチをやっているナナシロです。へけっ。

今回は最近話題になっているゲーム「パルワールド」の事例から学ぶ、やりたい仕事に就くためのアクションを紹介&解説しようと思います。

  • クリエイティブ職で就職活動や転職活動をしている人

  • フリーランスで案件を獲得したい人

  • 実力でのし上がっていきたい意欲のある人

は、是非とも今回の記事を読んでアクションの参考にしてくださいな。

ポケットペアの開発裏話note

この記事を読む前に、パルワールドを開発したポケットペアの開発裏話noteを読むといいと思います。

自分の頭で考えたい人は、ポケットペアの記事を読んで予想してみるのもありですね。

視点を変えれば就活の虎の巻になる

前述のポケットペアの記事が、なぜやりたい仕事に就きたい人の参考になるのか。

それはこの記事が、採用している側の視点の記事だから。

パルワールドの開発メンバーをどういう観点で採用したかが書かれているので、やりたい仕事に就きたい人は採用された側のメンバーのやり方を真似ればいいわけです。

では、視点を変えながら事例を見ていきましょう。
ポケットペアの記事に登場した順番で紹介します。

①オタクを見せる

パルワールド開発を救った数々の奇跡として最初に書かれていたのが、
「20歳のコンビニのアルバイトで業界未経験者が、若手のエース。」
というもの。

なんでも社長自ら、銃のモーションをこだわりを持って作れる人材を探していたらしく、たまたまTwitterでこのフリーターくんを見つけたそう。

このフリーターの彼は、延々と銃のリロードのモーションを作ってはアップして、作ってはアップして…とやっていたんですね。

結果、社長の目に止まって採用された、と。

まずここでポイントとなるのが、圧倒的にオタクであったこと

銃のリロードのモーションを作ることは、この彼にとってただの趣味や遊びだったようなので、とにかく自分が作りたいものをただひたすらに作っていたわけですね。

効率性や成果ばかりを重視する人が多い昨今、意味がないことをやりたがらない人が多いですが、それと真逆をいくやり方で採用されています。

ちなみにこれは、たまたまニッチな需要に合っていたという単純な話ではなく、分かりやすい武器を持っている方が目に止まりやすいという話ですね。

で、さらに重要なのが、オタクであるだけでなくそれを見せること

このフリーターだった彼は、趣味をちゃんとSNSで公開していたんですよね。

だから目に止まったんです。

効率性や成果ばかりを重視する人が多い昨今(2回目)、
「なんとなく成果が出ない気がするからやらない」
というパターンが多いこと多いこと。

でもそれ、ちょっと厳しい言い方をすると、そもそもマーケティングの実践経験もないペーペーが何を自己判断しているんだっていう話なんですよね。

ちゃんとデータとって判断してるならいいですが、主観的な自己判断であらゆることをやりかけては辞めて、結局目に止まらない人材になっているのはあまりにももったいないです。

とまぁ、ここまであれこれ言いましたが、この一見すると非効率的に見える「オタクを見せる」というアクションは、逆を返せば自分の気持ちに素直に楽しんで取り組めているわけです。

なので、採用された暁には文字通り「やりたい仕事を出来ている状態」になるはずです。

②質より量で圧倒する

二つ目は、五つ目の奇跡として書かれていた
「書類選考で不採用にした新卒が、最も重要なポジションになった。」
から。

この新卒の子は結果として、パルワールド開発メンバー採用されて100体以上のパルワールドのキャラクターの大部分を描いたそうなんですが、この子のすごかったのは量で圧倒したところ

社長いわく、恐ろしく描くスピードが早く、修正をしていくスピードも群を抜いていたそうで。

遅れれば遅れるほどお金が尽きていくゲーム開発の現場において、圧倒的に数を作れることが評価されたのは納得です。

で、こういった話をすると必ず「量をとるか質をとるか」みたいな話になると思うんですよね。

ではもし未経験から業界にチャレンジしたいと思ったときに、量と質どちらを優先すべきかというと、それは圧倒的に量の方です。

理由は、質は正しく評価できる人がいて初めて有用なものである一方、量は誰が見ても評価できるものであるから。

それに、量さえ担保できていれば成果物というフィードバック対象が生まれるので後から質を追いつかせることは容易なんです。

質を追求した結果見せられるものが少ないのは、野球に詳しいけどバットを振ったことがない人と一緒。

それよりは、野球のルールさえ知らなくても飛んできた球にバットを当てることを毎日やっている人の方が、指導さえすれば伸びるのは想像がつきますよね。

もちろん、質の高さに自信がある人なら質をとってもいいと思います。

ただ、インターネットのおかげで世界中の人がライバルになりうる現代、未経験なのに質で戦える人間は一握りの天才だけです。

であれば、圧倒的な量を見せて「とりあえず仕事にはなる」ということをアピールする方が評価されやすいでしょう。

③諦めるのではなく工夫して達成する

最後も五つ目の奇跡の同じ新卒の子から。

元記事の小見出しにもあるように、この新卒の子は一度書類選考で不採用にされているんですよね。

普通の人であれば、一度不採用通知をもらったら諦めてしまうと思うんですが、この子はまた機会を改めてもう一度アプローチしているんです。

「そんなのありなの?」と思うかもしれませんが、よく考えてみてほしい。

会社側が不採用にする理由って、本当にいろいろあるんですよ。

決して、
「はい、スキルも人間性が赤点なので落とします」
という具合にパキッと判断しているわけではありません。
(余程ひどかったら別ですが)

  • 教育する余裕がないから伸びしろはあるけど今回はお断りしよう

  • すごくいい子と採用タイミングかぶったからこの子は断ろうか…

  • お願いしようとしてた仕事がなくなったから採用を見送ろう

といった具合で、会社側はさまざまな事情があって採用を見送ります。

なので、断られたから
「あーあ、評価されなかったから諦めるしかないか」
というのは、あまりにも自分本位で軽率な判断なんですよね。

効率性や成果ばかりを重視する人が多い昨今(3回目)、つい
「ダメなら次へ行けばいい」
という考え方に至ると思いますが、それではやりたい仕事は遠ざかります。

だってそれだと、
「未経験でも頭数さえいればいいよ^^」
という人材使い捨てのブラック企業くらいしか残らなくなるでしょう?

「やりたい仕事に就けないから諦める」
ではなく、大事なのは、
「どうにか工夫してやりたい仕事に就く」
というマインドでいること。

そのマインドを持っているなら、ただフォームから応募して採用結果待つだけでなく、どうにかして採用されるために様々な手を考えると思うんですよ。

そういうアクションが出来るかどうかが、はっきりと就活の明暗を分けるんですよね。

「本当にやりたい仕事とは…?」となっている人へ

で、ここまで記事を読んでた人の中には、
「やりたい仕事が本当にやりたいのか分からない」
「だから、やりたい仕事に就くためにそこまでの行動はできない」
と言いだす人もいると思うんですよね。

そういう人には
「本当にやりたいこと」なんてほとんど錯覚
ってことを言いたいです。

何百人とキャリアの相談に乗ってきた身として言えるんですが、大半の人は、
「本当にやりたいことが分からなくて悩んでいる」
のではなく、
「『とりあえずこれを実現する』という目標を立てないからモヤモヤしているだけ」
です。

だからこそ、「やりたい仕事か分からない」という人はまず最初に、
「やりたい仕事は●●ということにして、それを実現するためにどうしたらいいだろう?」
という考え方で動いてみてはいかがでしょうか。

これまでとは段違いで自分で主体的に人生を動かしている感じがして、すごく気持ちが良いと思いますよ。

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