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1月17日(火)ジャームのミナレットと考古遺跡群

アフガニスタン西北部、ヘラートの東方約200km,ハリー・ルード川南岸に、ジャームのミナレットは建設されました。

建てられたのは、12世紀で、当時反映したイスラム王朝、ゴール朝の君主(スルタン)ギヤースッディーン・ムハンマドの命令によるものでした。

ゴール朝は、現在のアフガニスタンのゴール地方に建国されたトルコ系イスラム教国で、北インドに侵攻して、インドにおけるムスリムの最初の安定支配を築いたイスラーム王朝です。
王統の起源については詳しいことは不明ではあるものの、歴史上に現れた確実なところでは11世紀初頭で、最盛期を迎えたのは、12世紀後半から13世紀初頭だったようです。
ただ、ゴール朝が滅亡したのが、1215年ということで、最盛期自体は100年足らずだったようです。

世界遺産に登録されているミナレットはゴール朝の最盛期であり、滅亡寸前でもあった12世紀末頃に建てられて、ゴール朝における建築技術の最高峰とも言われています。


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