見出し画像

最近読んだ本/7月2日~7月23日

水樹奈々の新譜発売とツアー開幕ということもあって、あまり読書できなかった。「娯楽」と「やるべきこと」をいかに両立させるかを考えねばなるまい。

ということで今回は形を変えて、短評代わりにぐっと来たフレーズを引用する。

・原寮『私が殺した少女』

「人間のすることはすべて間違っていると考えるほうがいい。すべて間違っているが、せめて恕される間違いを選ぼうとする努力はあっていい」

(No.5779)

・Tak.『アウトライナー実践入門 「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術』

ひとつのアウトラインにすべてを入れる。 タイトルを付ける必要はない。 保存する必要も ない。形になった時点 でアウトラインの中から切り出せばいい。 この感覚は、慣れると実に自然 に身体と思考に馴染み ます。 私たちの頭の中は、ファイル別にはなっていないのです。

No.1234

・彩郎『クラウド時代の思考ツール WorkFlowy入門』

なぜなら、文章を書き 進める際には、あるとき 不要だと思った一節が、のちに必要となって復活させる、ということが、たまに生じるためです。また、「ここで削除しても、いつでも復活させることができる」という気持ちが、大胆かつ効果的な文の削除を支えてくれるからです。

No.2143

・千葉雅也、山内朋樹、読書猿、瀬下翔太『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』

「書くこと、ひいてはなにかをつくることは、ようするに生きることだ。書くことは結局のところ自分自身と向きあい、その限界を認め、諦めることだし、これまでに受けてきた傷やわだかまりつづけるしこりも含めて許すことだ。書くことの悩みは自分自身の生と深く結びついているがゆえに絡まりあっていて、表に出すのは恥ずかしく、涙なくては語ることはできない」

No.52

「書けない」とは単なる無能力というより、そうした苦手意識と先延ばしの悪循環の中に囚われの身となることを言うのだ。

No.1242

「実のところ、自分に対する要求水準の上昇は、執筆に対する高い意識がもたらすのではなく、ただ<完成させることを引き延ばす>という病の一つの症状にすぎないのだ」

No.1406

・読書猿『アイデア大全』


・読書猿『独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法

「何かを知ることは、知っていることだけでなく、知りたいこと、そして知らないこともまでも拡大していくことなのだ」

P273

・織守きょうや『記憶屋』

再読。

・グレッグ・イーガン『ひとりっ子』

再読。

「毎夜、わたしはすべてを考え抜いた。毎夜、わたしは同じ結論に達した」

No.147

・原寮『天使たちの探偵』

再読。

「少年は私を穴が開くほど見つめていたが、その顔は正直そうに見えた。だが、大人が邪悪であるとは限らないように、子供が正直であるとは限らない

No.70

「だって……人の命は、お金よりも大切なんでしょう?」
誰にそんないい加減なことを習った?

No.137

「子供には嘘をついてはいけないと言う。この世に子供と嘘が同時に実在している以上、そんな勝手な理窟が通用するとは思わないが、この場合に奨めに従うことにした」

No.137

「夏は一年中でいちばん子供たちが大人の真似をしたくなる季節なのだ――とくに馬鹿な大人たちの真似を

No.1459

以下は資料本として。

・『ニュートン別冊 宇宙のことがよくわかる 最新重要キーワード220 最新宇宙大図鑑220』2


・武部俊一『完全ガイド 皆既日食』


サポートは声優雑誌のバックナンバーなど、資料代とさせていただきます。 また、ツイッターにて更新のお知らせもしております。 フォローいただけますと幸いです。 @crystal7letter また、お楽しみいただけた場合は、各種SNSでの拡散もお願いできますと幸甚です。