ライブを断念したオタクの”想い”を抱えて/水樹奈々「LIVE HOME」茨城初日、2日目ツイートまとめ

2022年8月1日 22:10

【はじめに】

去る7月30日、31日。
水樹奈々の3年ぶりの夏ツアー「LIVE HOME」の茨城公演が2日間にわたって開催された。

オタクの体力を容赦なく奪う酷暑に加えて、新型コロナウィルスの感染者は日々”過去最高”を更新し、情勢は日々"最低”を更新していく。

それでもライブの幕は無事に上がり、そして”いまのところ”と大いに留保をつけつつだが、無事に幕は降りた。

「都内の感染者が3万人を超える中でのライブ開催」に対しては、水樹奈々オタクからも賛否を問わず多くの意見表明があった。「ライブの開催」はまだしも、オタク同士のエンカウント（会うこと）や打ち上げは自粛すべきではないかという提言もいくつか見られた。それはそれでまっとうなステートメントであると思う。

以下にまとめたツイート群では、ライブに関連するつぶやきを原則すべて収録している（一部、修正や書き足しなどは行っている）。
そしてそれは、僕が「ライブ前後で感じたことのすべて」が書かれているといっても過言ではない。

その中には当然、上で書いたような「移動」「エンカ」「ライブ本番」「打ち上げ」といったライブという一連の”イベント”──あるいは”お祭り”の各階層で言明された意見の数々に強く影響を受けている。テキストは、その空気の只中にあるといってもいい。

そういう意味でも、こうやってトピックごとにまとめてみると、ある種、”異様な”空気感を濃厚に反映したツイート群となったことと思う。

では、いってみよう。
今回もかなりのテキスト量なので、目次から気になったトピックに跳ぶことをオススメする。

なお、もともとのツイッターではライブで披露される可能性が高い新譜『DELIGHTED REVIVER』に収録されている楽曲のみ曲名を明かしていた。

しかし、以下ではそれ以外の楽曲についても伏せ字（○曲目など）を曲名に置き換え、ツイート自体も多数追加している。ということで、ネタバレが嫌なかたはまわれ右を推奨する。

さて。

願わくばこのテキストが、後にオタクたちが「この厳しい夏」を振り返る際の時代の証言たらんことを。

【ライブがはじまる前】

神戸ライブから2週間、こうもコロナがヤバヤバだと、なんとかかんとかこの日までたどり着いたという感覚があるな……。明日まで気を抜かず感染症対策に努めます。
今週末の茨城公演で水樹奈々に歌ってほしい曲は「Hacking to the Gate」です。「スカイクラッドの観測者」でも「ファティマ」でも「アマデウス」でもいいです。

テレビアニメ『STEINS;GATE』のオープニングテーマ。水樹奈々にも楽曲提供している志倉千代丸が作詞作曲を手がける。なお、志倉は『STEINS;GATE』の原作者としてもクレジットされている。

体調ばっちり、体温平熱。2週間ぶりに帰るぜ、ホームに。
日立ついた！暑い！！　やってられるか、俺は部屋に立て籠るぞ！！（本格ミステリで最初に死ぬキャラ）
"オタクすし詰め空母"ことシャトルバスに乗り込んだ。
会場着。暑すぎて茹で蛸ワロタになったのでたまらず日陰に退避した。
どこの誰か知らんけど、クソ暑い野外で大木のたもとで半分寝っ転がりながらiPadにめちゃくちゃイラスト描いてる人いて、「クリエイターの鑑や……」と感動しました。
初日：アリーナ最前ど真ん中のブロック。なるほど、僕の命日は今日みたいです。
- 入場。ライブTなどグッズをいっさい身につけない舐めプのスタイルで来たら、アリーナ最前ど真ん中のブロックに送り込まれたから、いまポールペンで無地のTシャツに必死で水樹奈々の顔描いてる（連番者からさっきチケット受け取った）。
  - どうせ水樹奈々からは見えへん見えへんってめちゃくちゃふつうの私服でライブ来たけど、あかん。これふつうに見えるわ。
2日目：昨日アリーナど真ん中の最前ブロックの12列目にいて、今日はスタンド端っこの3列目におるんやけど、不思議なもんで体感的には今日のほうが近いまであるな。
会場の外の内の温度差ありすぎて、会場内が冷凍庫みたいになってて笑う。オタクをクール便にして大阪にでも送る気かよ。
スタッフTの人が通路沿い席のオタクに「足元のケーブル極力踏むな」ってアナウンスしてまわってた。はじめて聞いたな。緊張してきた。
ハードボイルド水樹奈々だから、「かかってこーい」ではなく、「かかってこんかい、おおん？」の気持ちでライブ直前はモチベーションを高めてます
オタクの知り合いほとんどいないのに、駅から会場まで知り合いに会いまくるから、もしかして今日の会場狭いのかもしれない。
充電がちょっとだけ心もとないから、帰りの特急でライブ感想つぶやけないかも。いつもガーガーうるさい僕が終演後に沈黙してたら、「ライブが良すぎて昇天した」と思っててください。　
- ※特急にコンセントありました。

【ライブ全体】

水樹奈々は、歌が、上手い。
今日オレ、えぐいくらい水樹奈々見てた、自信ある。
そうそう、今日のライブはバンドメンバーは全員楽器が有線で、なんならケーブルがアリーナのど真ん中を通ってた。俺は通路沿いの席だったから真横にケーブルが通ってたんだけど、スタッフが事前に「極力ケーブルは踏むな」って何回もアナウンスしてた。
水樹奈々界隈にいると、つい「ツアーは複数公演行ってなんぼ」と思いがちだけど、個人的には1公演しか行けなかったツアーのほうが印象に残ってたりする。恐らくその1回を死ぬ気で、1秒足りとも見落とすまいと集中するから。全通には全通にしか、地元のみ参加にはその人にしか見えないものがある。
- まあ僕は全通なんですが
【水樹奈々ライブペンライト流派一覧】
・曲に合わせて色を変える
・青基本でちょこちょこウルトラオレンジなど
・何があっても断固、青。

・なんかもう3曲目くらいからわけわかんなくなって、尻ポケットにペンライト挿してひたすら踊り狂ってる
ツアー開幕時点は新しいアルバムの曲たちはまだ「育ってない」し、オタクたちもノリ方をつかみ切れてないから、どうしても既存の水樹奈々アンセムたちに負けてる感あるんだけど、日程が進むに連れて急激に新曲たちが進化していくのを感じられるのがツアーの醍醐味ですね。
ツアー中ってアルバム新曲の自分内ランキング1位がどんどん入れ替わるんだけど、今回は、

MY ENTERTAINMENT（開幕前）
↓
ダブルシャッフル（神戸①②終了時点）
↓
HOLY TALE（茨城①終了時点）

って感じ。さあ、今日はどんな新しい顔を見せてくれるだろう。
「直近のライブで歌われた曲は歌いません」って水樹奈々の発言の信憑性、セトリ考察班のみなさんは検証をお願いいたします。
今日もダブルアンコールやってほしいけど、なんかでも、やっぱりあえてナシでもいい気がしてきた。
水樹奈々のツアー中は「また次の会場で会おうぜお前ら」って感じなんだけど、明日誰がコロナになるかわからない状況では、マジで「生きて会おうぜお前ら」って感じなんだよな。世紀末かよ。

【ライブの演出、印象的だった場面など】

音楽自信ニキのオタクに訊きたいんだけど、今日の「ダブルシャッフル」はいつもとくらべてほんのすこーしだけスウィングしてなかった気がするんですが、なんか理由わかりますか？？
なんの曲か忘れたけど、コジローさんのプレイがヤバすぎていまにもコレになりそうだった。

コジローさんが水樹奈々の真後ろの位置にいるの、「絵ヅラ」として最高だと思うんだよね。サウンド的にもアクション的にも"魅せる"プレイといい、ギターヒーローしかりとしたビジュアルといい。とにかく華がある。映像化が楽しみ。

ダンサー紹介パート、なんならちょっと座って休憩したいと思っても、バンドの演奏がヤバすぎて休むどころかマリオネットのように踊り狂うしかない。
ダンサー紹介パートのラスト、サックス藤陵さんのソロやばかったなあ。「音とセックスでもしとるんか」って千鳥ノブで突っ込んでもうたわ。
門脇さんがチェリボ入って10年という事実に衝撃受けた。ついこの前入ったばかりのはずだったのに……。

水樹奈々さんツアー！
茨城2Days！！！
そして全国47都道府県制覇ーーー！！！！😆㊗️

この素晴らしい瞬間に立ち会えてほんとに感激ですー！！！😭
奈々さんおめでとうございます！

チェリボに入って早10年！！！
これからもサポートし続けていきます😆
次は埼玉だぁ！！🔥🔥🔥🔥 pic.twitter.com/JyzqMOlp8T
— 門脇大輔(GRAPLE JAM) (@DaisukeKadowaki) July 31, 2022

水樹奈々に１着目で回ってしてもいい、２着目で回ってしてもいい、３着目で回ってしてもいい。4回目で回ってしてもいい。毎回、回ってしてもいい。

回ってコール：水樹奈々のライブで発生するコール。衣装チェンジの際に客席から「回って～！」の声がかかり、水樹奈々がその場でぐるっと回転する。水樹奈々のイラストを描いている人は助かるらしい。

ライブTをライブ会場にも来ていかず部屋着オンリーで使ってるから、水樹奈々さんが歴代のライブTシャツを合体させた””無限合体究極完全体水樹奈々””で出てきたとき、「寝巻きのキメラやん」ってちょっと思ってしまいました。
ライブ後半で水樹奈々が歴代のライブTシャツを合体させた激エモ衣装で登場するんですが、なんか「ライブに行きたすぎるけど行けないオタク全員で見た集団幻覚」かと思いました。
水樹奈々バラード曲のときは、ペンライトもこぶしも振らず、義経を守るために立ったまま無数の矢に射られて散った武蔵坊弁慶ばりの棒立ちで謹聴しております。
水樹奈々トランス状態フォーム：音に絡め取られてる踊り狂っている状態。「ダブルシャッフル」「Orchestral Fantasia」「レイジーシンドローム」などでまれに発現する。大好き。
大爆発の特効の位置を変えてくるの、正直「どんな罠だよ」と思いました。油断して耳イカれたオタク絶対おるやろ。
水樹奈々がアンコールラストの曲終わりで客席のほうを見たとき、オタクたち直前に出た特効のテープに夢中で揃いも揃って下向いてて、結果的に俺と水樹奈々の間に誰もいなくなったの、モーゼが海割ったみたいでおもしろかった（これは皮肉です）
- 忘れないうちに……といろいろ感想ツイートしてますけど、昨日の水樹奈々ライブでいちばん印象的だったのは正直これ（上のツイート）です。

銀テープ集めることにほんとうに興味がないんだけど（そんなことやってる暇あったら1秒でも水樹奈々を見たい）、今日はアリーナの前のほうだったから俺の座席の上や近くにテープがいっぱい落ちててなんか申し訳なかったな。勝手に拾え。
マナーに厳しいお嬢様「アンコールラストまで聞いておいて規制退場を守らないのは少々ムシがよくなくって？」

【曲ごとの感想】

「New Sensation」について

このご時世で「ライブに参加すること」自体にいろんな意見と決断があってもいい。けれど、まさかいないと思うけど参加する側が「一度きりの人生楽しむべきだよね絶対」と自らの行動を正当化するのはやめてくれよ。あまりに配慮がなさすぎるぞ。
- noteにも書くけど、「一度きりの人生　楽しむべきだよね絶対」という水樹奈々の名フレーズは享楽主義者に簒奪されている気がしてならない。
  - ああ、このテーマなら「New Sensation」について書けちゃうかも。けどたぶん、あまり愉快なテキストにはならない気がするんだよなあ
「HOLY TALE」について

これはオタクのたわ言として聞き流してほしいんですけど、「HOLY TALE」の2番終わりでオケが爆発するところ、"超新星爆発"か"ビックバン"を表現していると思いました。え、根拠は？　そんなのロマンチックだからに決まってるだろ。
「HOLY TALE」からの繋ぎがえぐすぎて、どこかのオタクが言った、「水樹奈々、水樹奈々ライブのセトリ構成が上手すぎる」という言葉を激しく思い出した。

水樹奈々、水樹奈々楽曲の理解度が世界一高いし、セトリの組み方が宇宙一上手い
— right (@right_nexts) July 16, 2022

「HOLY TALE」で宇宙スケールの愛を歌ったあとに、「LOOKING ON THE MOON」で急激にカメラが地上に降下し、宇宙のお月様を見上げるラブソングへと移行する。

そのとき、「天と地」は完璧に繋がる。あろうことかラブソングによって。

こんな完璧な繋ぎある？？？？？？　
構成完璧すぎて、マジで震えたわ。
「HOLY TALE」の水樹奈々のことばっかり考えてる。あれはさすがに世界一かわいい。
「NAKED FEELS」いい曲なんだけど、歌詞が一生わからん。まったくつかみところがない。わかるオタクいる？？
「DNA -Dance 'n' Amuse-」は音源で聴いてるときぜんぜんぴんと来なかったんだけど、ライブで聴くと気持ちよすぎるな。そもそもあんな曲、CDだげで良さがわかるわけがないんだよな。
「Stand by you」はずっと目を閉じて水樹奈々の歌声にだけ耳を澄ませて、2番の「目隠しをほどくように」で一気に両のまなこを開くのがオススメです。世界が輝いてみえます。
「MY ENTERTAINMENT」について

俺は絶対にこのコロナ禍を生き残って、「MY ENTERTAINMENT」のイントロで拳を胸にあてながら水樹奈々と一緒に合唱するんだ……！
エンターテイメントが、ライブをやること自体がある種の「悪」となってしまった世界で、それでも「MY ENTERTAINMENT」という曲名をぶち上げ、自分のエンターテイメントを高らかにう歌い上げる水樹奈々にどうしようもなく揺さぶられました。
「MY ENTERTAINMENT」聴いてると、「水樹奈々が"時代"や"社会"を正面から歌うとこんなに強いんだ」とつくづく驚かされますね。
- 根本的にアジテーションボイスだと思う
こんな状況で水樹奈々本人もまったく「葛藤」せずにライブ公演を行えるわけないし、「葛藤」もすべきだと思うんですよね。そういう迷いも不安もぜんぶ「MY ENTERTAINMENT」のパフォーマンスには込められているなあと。だからオタクはもっと「葛藤」せい。
「レイジーシンドローム」について

えーっと、「レイジーシンドローム」一生ぴょんぴょん跳ね部の部室はここでいいんでしたっけ？
「レイジーシンドローム」みんな水樹奈々の真似してぴょんぴょんジャンプしまくって、会場が一瞬でダンスフロアになるので最高です。ぴょんぴょん。
「レイジーシンドローム」のサビは客席を一瞬でダンスフロアに変えるので大好きです。水樹奈々の動きが可愛いすぎる

「全力DREAMER」について

「全力DREAMER」では「努力」に「当たり前」とルビを振った水樹奈々が、打って変わって同じアルバムの「Go Live！」では「努力」を「きぼう」と読ませるです。すごくないですか？？

「全力DREAMER」で「俺は何回水樹奈々に励まされるんだ。励まされなきゃいけないんだ。何回彼女は俺の背中を"頑張れよ"とはたくんだ。もうその手は真っ赤なはずなのに」となってボロ泣きました。明日からも自分の夢に向かって頑張ります。少しずつ。少しずつ。

「ETERNAL BLAZEはネタバレにあたらない」という"オタク刑法"の判例が今ツアーで順調に積み上がっていきますね。水樹裁判官が言うんだからしかたない。
「アパッショナート」について

「アパッショナート」の「刹那主義に彩られた　日常-rail-なんて壊して」ってフレーズは、「New Sensation」の「一度きり人生　楽しむべきだよね絶対」ってフレーズを”享楽的に生きることの肯定”と誤読したオタクを粉砕するために生み出されたと勝手に解釈しています。そういえば、今回のツアーの開幕曲も「New Sensation」でした。
「アパッショナート」で「日常」に「rail」とルビを振ったのは、「人生の決められたレール」的な定型句から来てるんだと思うけど、それでも明日からいつも通りレールロード（rail road）を走る電車で通勤し日常をやっていかねばならない一般人としては、ときに死にたくなりますね。水樹さん、あなた車移動でしょ？（言いがかり）
そういう意味で、「アパッショナート」を聞くと乃木坂46の隠れ名曲「日常」を激しく思い出す。これも「決められたレールを走る電車から降りること」を「つまらない"日常"からの脱却」のメタファーとして歌っている。でもなあ、秋元。俺たちはそれでも電車から降りるんわけにはいかんのだ。どんだけつまらなくても、俺らなりに守るべきものってものがあるんだよ。

「Justice to Believe」のサビはねちっこければねちっこいほどよい。2番サビラストの「逃げ場所なんていらない」ヤバかった。ほぼ何言ってるかわからんかったもん。

「UNCHAIN∞WORLD」について

こら水樹奈々、10年前のシングルのカップリング曲を突然披露として最近入ったオタクを””試す””な（UNCHAIN∞WORLDのことを言っています）
「pray」「DISOTHEQUE」がベストアルバム入りしたことで、2代目「なんでカップリングだけなの？？」曲に任命された「UNCHAIN∞WORLD」さん。ほかに「Dear Dream」や「UNBREAKABLE」などが該当します。
「UNCHAIN∞WORLD」はなぜあんなに破壊的なんだ。
「No Limit」で水樹奈々が「逢いたい時には踵を鳴らして」と歌っていましたが、僕は水樹奈々にめちゃくちゃ会いたいので、「タップダンスかよ」って勢いで踵を打ち鳴らしました。

【企画曲について】

※参考音源は美空ひばりのカバーバージョンです

「はい、今日の企画曲、戸惑っている間にいつのまにか終わってたって人、先生怒らないから正直に手を挙げなさい」

※茨城初日、水樹奈々は企画曲コーナー「水樹奈々はじめての○○」のなかで、「はじめて人前で歌った曲」として高峰三枝子「南の花嫁さん」を歌唱した。昭和18年発表。古ッ！

このままいくと企画曲コーナー、「水樹がママのお腹の中にいたときによく聴かせてくれた曲なので、私が”はじめて聴いた音楽”です」くらいまで到達しそう。GENESISよりGENESISしとる。

GENESIS：「NANA MIZUKI LIVE GALAXY 2016-GENESIS-」の意。「LIVE GALAXY」は2016年4月9日・10日に東京ドームで開催された水樹奈々の単独ライブで、9日は「GENESIS-」、10日は「-FRONTIER-」と銘打った公演。「創世期」を意味するGENESISでは、デビュー年である2000年から2007年までの楽曲を中心に披露した。

今日の企画曲、やけに「少女」な振り付けが多いなと思ったら、「子どものころにパパに指示されたフリ」とMCで言ってて大変合点がいきました。

【水樹奈々と「僕」】

水樹奈々ライブ、「好きに楽しめ。俺も好きに楽しむ。ただし、人に迷惑はかけるな」に尽きる。
俺とお前と水樹奈々。必要なのはそれだけ。
「真面目」ってマジで最強のスキルだよなあ、と水樹奈々見てるといつも思う。
マジで他人が水樹奈々をどう呼ぼうがかまわないんだけど、「奈々ちゃん」という文言を見るたびに、どうしても"解釈不一致!!"の文言が脳内で爆裂アラートを鳴らしてしまう。水樹奈々は俺にとって「天」だからだろうなあ。見上げても届かない存在。それでもイカロスの翼で跳ぶ。
俺クラスのめんどくさいオタクになると、どれだけ近い席になっても「レスをもらうためのアクション」が一切できなくなって、ひたすら手を振るだけのカスロボットになるぞ。
僕のライブ観賞スタイルは半分が「後方彼氏ヅラ」でもう半分が「バーサーカー」です。
前方彼氏ヅラ、アリーナ彼氏ヅラ、スタンド彼氏ヅラ、天空彼氏ヅラ（SSA限定）
生き物って必要があって進化していくみたいだし、俺もそろそろ"念"で水樹奈々に向かって叫べるようになるんちゃうかな？
蒼色の海を期待する水樹奈々さんにはわるいけど、ライブが楽しくなればなるほどペンライトが「おもし」ないし「邪魔」に感じてしまうのが正直なところ。今日なんてほとんど拳ふってた。
水樹奈々仕込みの「ポジティブの鬼」なので、2曲目でグッズのペンライトがふたつに泣き別れしたとき、「オーケー、こぶしを振れってことね」と解釈しました。ぶんぶん。
今日のスペースの反省点、
・ライブ直後とはいえのべ50人も聞いてくれるとは想定してなかった
・フォロワーですらない人もいるので最初と途中途中で軽い自己紹介を挟むべきだった
・何より飽きさせない会話のテンポを保つ（あとトイレ休憩）には最低でも3人はスピーカーがほしいということで、今度は2人以上誘ってやる。

#LIVE_HOME 茨城①のオタクスペース置いときますー。

https://t.co/XHNv3vjJSN
— ななし@noteでオタク長文 (@crystal7letter) July 30, 2022

ライブ終わった後に仲良いオタクと打ち上げするのも大好きなんですけど、独りビジネスホテルでビール片手にぶつぶつツイートするこの時間も大好き。他者との会話で見えてくるものもあるし、孤独に潜っていくことで見えてくるものもある。どちらも大事な時間。優劣はない。

【水樹奈々「おいオタク、風呂掃除しろ」】

※このパートはすべて冗談です※

水樹奈々からの宿題は、

・手洗い（わかる）
・うがい（わかる）
・風呂掃除（？？？？？？？？？？？）

です。
あれマジでどういう意味やったん？？
- もしかして、「お前ら心しんから臭いからまずは風呂掃除してから入浴しろ」ってこと！？！？！？！？！？！？！？

茨城公演2日目、水樹奈々がライブが終わり、ステージからはける間際、「手洗いしてね」「うがいしてね」「お風呂洗ってね」と発言したことが話題を呼んだ。

水樹奈々の「風呂掃除してね」発言、解釈がすでに、

・清潔なお風呂で身体を綺麗にしてね
・お風呂で免疫力あげてね

・おいオタク、お前ら臭いんじゃ、まずは浴槽から綺麗にしろ

で割れてて、笑ってます。
なるほど、47都道府県ライブ達成というアニバーサリーの翌日の公演は、水樹奈々がオタクに「臭い」と言い放った記念日ということですね。辛すぎん？？？？？

お前ら、来週のさいたまスーパーアリーナ公演はレス目当てのプラカード掲げる前に、「自宅の風呂写真の拡大コピー」持ってこいよ。
水樹奈々「風呂掃除発言」解釈の余地がありすぎてオタク大混乱なのほんとうに笑うんだが。

【茨城県日立市について】

今日のホテル、ホスピタリティの鬼

今日のホテル、「水樹奈々ライブ熱烈歓迎！」って感じなんだけど、大きいライブで人がたくさん来るってことは、それ自体がもはや「町おこし」なんだなと。だから日立で宴会中のオタクたちはたっぷり地元に金をおとしてきてくれ。ただし、感染症対策は重々気をつけて。
ホテルのホスピタリティがえぐすぎ→感動してツイート→歓迎ボードの作成者様からまさかのリプ→水樹奈々オタク、褒められる（いまここ）

チェックアウトしたから書くけど、"ホスピタリティの鬼"のホテルはこちらでした。

https://breezbay-group.com/hitachiplaza/　

大浴場もあって大変リラックスして滞在させていただきました。ありがとうございました
【続報】うれしかったので共有します。水樹奈々ライブのウェルカムボードを描いてくださったホテルのスタッフさんから「オタクのマナー」を絶賛するDMをいただきました。

ちなみにスタッフさんは「KinKi Kidsのオタク」のようです。
堀越の絆……！これも何かの縁ですかね。

水樹奈々とKinKi Kidsの堂本剛は堀越高等学校芸能コースの
同級生

「ホスピタリティの鬼」だったホテルといい、茨城のバスぜんぶ持ってきたんかって数のシャトルバスといい、茨城県日立市はめちゃくちゃ暖かい最高の街だったなあ。

…………駅前になんもないけど。
日立駅近くのホテルに投宿してるんだけど、思ったより周りになんもないから飯考えとかないと詰むな、これは。
日立駅、特急の本数以前に自動券売機ととコンビニが足りてない
今回も地元茨城の人で良席だったって人をけっこう見かけたけど、いわゆる「地元補正」がほんとに存在するかどうかって、水樹奈々オタク内で大規模アンケートとれば実証できるんかな。そういうのが得意なデータ派オタク、出番だぞ。

【水樹奈々と「コロナ」】

「絶対コロナにかかりたくないマン」だから今日のライブ後はさっさとホテルに帰ってツイッターやりまくります。本気で、ツイッターを、やります。
- オタクから「本気でつぶやけ」というメッセージとともに、5000円の投げ銭が飛んできた。本気で水樹奈々の素晴らしさをつぶやきます。押忍。
- 「本気でつぶやく」って何？？？？
コロナになっちゃうのはこの際しかたないと思うんだけど、ライブ会場や打ち上げの席でクラスター出しちゃうのは俺にとって、「水樹奈々への裏切り」なんだよなあ。二度と顔向けできない。
- 僕ももちろん近い友人と飯行ったりはするけど、マスクはちゃんとつけるし万が一でも人にうつさないように気をつけるって意味ね。
コロナも多いけど、熱中症的な症状でライブ断念した人をちょいちょい見かける。エンカもいいけど、いいコンディションでライブ参戦できなかったからそれこそ本末転倒だから、開場時間くらいに来てさっさと入場してしまうのも手よ。
ライブ後に仲間内で打ち上げやっていいかどうか。いろんな意見がある。そのどれもが正しい。

しかし、去り際に、「手洗いうがいしてね」と言った水樹奈々に顔向けできるか？ 必死でライブ開催に漕ぎ着けた彼女の願いを裏切ってはいないか？

僕の場合はそれを基準に全行動を決定しています。
こんだけたくさんのオタクが水樹奈々ライブのために大移動すると、もうその中から感染者をまったく出さないってのはムリな気がすんだよな。大事なのはそれをクラスターに繋げないこと。水樹奈々チームがなんとかしてライブツアーを続行するためにも、最低でもそれくらいは心がけていこうや。
いろんな意見があってしかるべきだけど、個人的には「水樹奈々も47都道府県ライブ達成のお祝いで打ち上げしたいけど我慢する」ってMCで言ってたから、見習って自分も我慢するってオタクがいちばん「本質的に水樹奈々に近い」って意味で尊敬できると思います。僕は。
僕は「水樹奈々」というコンテンツを"水樹奈々みたいになりたいけどなれない凡人のあがきの総体"として捉えているので、「水樹奈々が打ち上げしないから自分もしない」ってスタンスはとても強く、賢く、カッコいいなと思っております。
みんな「自分のやってることは正しい」と思いたがる。自分の打ち上げは、自分のエンカは、自分のライブ参戦は正しいと思いたがる。

もうめんどくせえから俺がぜんぶ決めてやる。
こんなご時世にのこのこライブ遠征してるやつは全員"悪"だよ。俺もお前もみんな"悪"。

それでもチケット握りしめて来たんだろ？？　いい加減、覚悟決めろや。
- 覚悟決めろ。覚悟決めた上で自分ができる範囲マックスの感染症対策をやれ。それだけ。
わかった、もうわかったから、俺に「ライブ後打ち上げするかどうか」を報告するのはやめちくり〜〜〜マジで好きにしてくれ〜〜〜〜！！！！！
- 自分のことを他人に決めてほしい「オトナ」が多すぎる。近代的自我を持て。主体性を手放すな。いったい、水樹奈々の歌から何を学んだんだ？？

【筋トレしよう】

アンコール待ちのとき水樹奈々オタクがほぼ全員座っているのを見て、界隈の如実な高齢化を感じるとともに、「お前らしばらくライブないと油断してスクワットサボってたな？」と思いました。
最近ジムでスクワットしまくってるおかげで散々跳んだ後でもアンコール中も余裕で立ってられるし、やはり筋肉はすべてを解決する。
スクワットしてると3時間の水樹奈々ライブ、ブリッジムービーで周りに合わせて座る以外はずっと立ちっぱなしでも余裕やな。強すぎてもうこれ禁止カードでしょ。
筋トレのせいで"代謝のバケモン"になったから、ライブ後のTシャツが「ノアの方舟の洪水帰り？？」みたいになる。だから、絶対に予備のシャツに着替えるようにしている。
バッキバキに鍛え上がった身体でパフォーマンスしてくる水樹奈々に、我々オタクが気合だけでどうにかなるはずがないんだよな。オタク、筋トレしよう。
水樹さん、たぶんあれ、「オタクが全員筋トレしてる前提」でセットリスト組んでるよ。

【47都道府県公演達成について】

水樹奈々は7月30日、茨城県にある日立市池の川さくらアリーナ公演にて、47都道県すべてでの単独ライブ開催を達成した。

茨城公演で「水樹奈々47都道府県制覇！」と言われても、僕はその全部には参加していない。だから正直ほーんくらいに思ってた。けど、ふと自分の初ライブが地元大阪公演だったことに思い至り、「水樹奈々が地元に来ること」の奇跡に無自覚だったなと。茨城のオタク達、本当におめでとう。
水樹奈々47都道府県ライブ"最後の地"は「茨城県」だったわけですが、水樹奈々47都道府県ライブ2周目"最初の地"もまた「茨城県」なのです。なるほど、だから2daysだったんだな。
茨城初日で水樹奈々47都道府県ライブは達成されました。茨城2日目からまた新しい水樹奈々の歴史がはじまります。その歩みを、オタクみんなで支えていきましょう。
茨城県が47都道府県ラストだったのは、単純に水樹奈々が「水戸のヤンキーが嫌い」からだと思ってたけど、会場の池の川さくらアリーナが、

・初の音楽ライブ
・楽器隊は全員有線ケーブル　

であることを踏まえると、大規模コンサートの適切な箱がない中、なんとか全県周りたくて調整したんだなと。
47都道府県ライブは達成したので、つぎは193カ国（国連加盟国）ライブですね。

【オタク】

「オタク」か「結婚」かって発想がそもそもダサい。オタク活動も結婚も両方やれ。水樹奈々だって「声優」と「歌手」の二足のわらじ履いてんだろ？
「水樹奈々の歌に影響を正面から受ける」ため、水樹奈々のラブソングを聴いて完全無欠の童貞だけどとりあえずマッチングアプリに登録してみるオタク。いいと思います。
- 「水樹奈々にいつも励まれてる」と言うわりに、水樹奈々の恋愛の歌についてはスルーするのはなぜですか？　励まされて恋愛しないのですか？？
オタクくんさあ、すぐに「強いオタク」って言うけどさあ、オタクは全員"弱い"よ。
デブはデブで構わないんだけど、席座るときは縮んでくれな、頼むわ。
さいたまスーパーアリーナ500レベルの天空席でも"後方彼氏ヅラ"を崩さない一貫性の塊のオタク
なんというか、こう、昔は僕も「ときに苦言を呈することが正しいファンだ」くらいに思ってたけど、そういうオタクはえてしてただただ空気の読めない痛いやつがほとんどで、じゃあ俺は「信者」でいいやってなりましたね。
気づけば推しに「期待」より「不満」ばかりが浮かびようになってしまったとき。それはオタクの辞めどきなのかもしれない。あなたの希望を満たすコンテンツはどこかに存在するでしょう。知らんけど。
お前が「水樹奈々にレスをもらった」と思ったら、それはもう"もらった"んだよ。最前でもアリーナでもスタンド最後尾でも。なぜなら水樹奈々は俺たちひとりひとりに向かって歌っているから。おめでとう。
誰かエンカしてくれんかなあチラチラ、みたいなスタンスじゃお前の「POWER GATE」はいつまで経っても開かんぞ。
自己紹介にはその人の人格のすべてが表出するから、アカウントトップのbio欄に「ファン歴」や「初参戦ライブ」を書いてる水樹奈々オタクは間違えなくそれを誇っています（クソ偏見）

【それぞれのライブの楽しみ方】

周りのオタク、アホほど跳ぶやつばっかりで、「お前ら1にょっき2にょっきのやつやってるん？？」ってなりました（褒めてます）
ペンライトの振り方の確認するために周りのオタクを見るな。水樹奈々を見ろ。水樹奈々だけを見ろ。お前がオタク棒に気を取られているときも、水樹奈々はお前を見ている。
曲のノリ方がわからなくなってきたときは、「周りのオタク棒を見る」のではなく「音を聴く」のです。そして自由に、好きに踊ればいいのです。音楽は自由です。お前の下手くそなダンスをもっと見せてくれ。恥ずかしいなら、俺の下手くそなダンスを手本にしろ。誰だって踊っていいんだ。
今回のペンライトちょっと壊れやすいんだけど、アンコールで前の席のオタクのペンライトが弾け飛んでて、ちょっと客席に投げ込まれるピックっぽくなってて笑った。
こら、「水樹奈々にレスをもらえた」なんて低い次元に留まるんじゃない！　考えるべきは、お前がいかに水樹奈々に感謝の気持ちを伝えられるか、だ。ペンライトで、ジャンプで、笑顔で、涙で、（普段なら）声援で。もらうのもいいが、たまには渡そう。
なんか足りないと思ったら、「声出し禁止」になったことで迷惑オタクを裁く水樹奈々ライブ名物"オタク学級会"が開廷されなくなったんだな。ちょっとだけ寂しいな。
- まあ、俺はクソダサくて滑ってるイェッタイガーとかめちゃくちゃ嫌いなんだけど。
- マナーとかルール以前に「クソキモくて滑ってるオタクの内輪ノリ」はだいたいぜんぶ嫌いです。

声援禁止になったことで、"なか卯コール"で水樹奈々学級会開いてた日々がこんなにも恋しくなるなんて（せいせいしてるから、なんならずっと声援禁止でもいいかも……とちょっと思ってる）
コロナで水樹奈々ライブ声出し禁止になる→うちわやプラカードで水樹奈々からレスをもらおうとする人が続出→「後方の視界を遮るな、周囲に配慮しろ」という声があがる（いまここ）
- ”新しい環境”で”新しい文化”が生まれ”新しいルール”や”新しいマナー”が制定されていく。そうやって客側からも「ライブ」はつくられていく。
- だから、たくさん建設的に揉めればいいと思います。
【ライブ中の声援が禁止になったときの対応策一覧】

水樹奈々オタク：自作のプラカードとうちわで水樹奈々からレスをもらおうとする（そして後ろの視界を遮るなと揉める）
田村ゆかりオタク（王国民）：手話でゆかりんに「世界一かわいいよ！」と伝えようとする

【ライブに参加できないオタクたち】

キャパシティ激狭かつ水樹奈々47都道府県公演達成のメモリアルライブなのに、直前になってぽろぽろチケット譲渡のツイートが流れてくるってことは、それだけ「行けなくなった人が多い」ってことかもしれない。やむを得ず不参加になった人たちに想いを馳せつつライブを楽しみます。
- ただし、ただただチケットがダブついてるという可能性は考えないこととする。
- ライブ前にこういうツイートをしたら、何人かの会ったこともないオタクに、「急遽ライブに行けなくなりました。代わりに見届けてきてください」とリプをもらった。だからいつも以上に、このまなこに水樹奈々を必死で焼き付けた。みなさん、水樹奈々は今日も最強で最高でした。
- いろんな事情で「行けなくなった人たち」からのリプが届いて、不意に泣きそうになるなど。
僕が知ってる中でも少なくとも4人。コロナだったり、濃厚接触者だったり、体調不良で急きょ、茨城公演に参加できてない人たちがいる。今日、水樹奈々がMCで「今日の公演来れなくなった人たち」にも触れました。保証します。離れていても、みなさんの想いは水樹奈々に届いてます。
何人かのオタクに「今日、コロナで行けなくなりました。47都道府県達成を祝いたい気持ちは誰にも負けないから代わりに伝えてください」ってリプもらった。だから、水樹奈々がMCで「今日、来れなくなった人たち」に触れた時、「絶対にこれは俺が伝えねば」と必死で大脳に言葉を刻み込んだ
でもほんといろんな事情でライブ行けない人たちの気持ちを思うと、なんとか千秋楽くらいは生配信できないかと思ってしまうな……。水樹奈々が「初日は三嶋Pが隔離期間中だったから現地とZoomで繋いだ」って言ったとき、「オタクにも繋いでやれよ」ってちょっとなった。
茨城公演ではいろんな理由でライブに参加できなくなったオタクから「代わりにこの想いを水樹奈々さんに届けてください」とリプをもらったわけだけど、もしかしたら今後は自分が”ライブに行けない側”になるかもしれない。

そのときは──ライブ参加したオタク全員ブロックします。