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長編小説が完成した。/2023年3月31日

ご報告である。

今年1月、以下の記事にて長編小説を執筆中であると書いた。

小説家になりたい」という夢を持ちながら、これまでの人生でいちども長編小説を脱稿(完成)したことがない人間が、推しである水樹奈々にもう何度目かになるかわからない励ましを受けたことで、もう一度だけがんばってみることにした――という記事である。

記事を公開したところ、主にツイッターでたくさんの声援をちょうだいした。この場を借りて、あらためて御礼申し上げる。

しばらくは毎日の執筆量をペースメーカーがてらツイートしていたが、それがパッタリと止まったことで、「やっぱり投げ出したのか?」とお疑いの向きもいるだろう。

なので、ご報告のために筆をとったしだいだ。

長編小説が完成した。

そして先ほど新人賞に投稿した。

思えば、大学1年生のころに「小説を書きたい」と思い立ち、筆をとってからすでに10年以上が経過している。くり返すが、今日まで完成した長編小説はゼロである。それがついに完成した。

正直、「このまま書きたい書きたい言いながら一生完成させへんねやろなあ」と僕自身、思っていた。その壁をようやく破ることができた。

完成した長編小説、自己採点をすると、3点である。
おそらく――いや、絶対に一次選考すら通らない。

でも、僕は完成させたのだ。
今回の執筆の目標は「長編小説の脱稿」である。
僕は僕自身に「小説を完成させることができること」を証明する必要があったのだ。

だから、いまはこれでいい。
クオリティは2作目、3作目と徐々に上げていけばいい。

ほかにも反省点が多い。
第一は「改稿の時間が足りなかったこと」である。
改稿とは「いちど完成させた原稿をおもしろくするために書き直すこと」である。

これの時間がぜーんぜん足りなかった。最終的には新人賞の〆切当日まで改稿作業を行っていた。
原因は1000%初稿が完成させてから1ヶ月くらい『ギレンの野望 アクシズの脅威V』をプレイしていたからだ(4回くらい地球圏に平和をもたらした)

アーネスト・ヘミングウェイの金言「初稿はすべてクソである」(The First Draft of Anything Is Shit)を信じて、とにかく無理くりに初稿を完成させたのだから、改稿時間をじゅうぶんにとれなかったのは致命的である。

これは2作目以降の課題にしたい。

しかし、とにかく。
僕は長編小説を完成させた。
ということはたぶん、つぎも完成させることができる。
あとは、くり返すだけだ。何度も。何度も。しつこく。しつこく。

すべて水樹奈々のおかげである。
マジでありえんくらいしつこく「夢は叶う」と鼓舞をしてくれたおかげである。
いや、喜ぶのはまだ早い。まだ夢は叶ってない。スタートラインに立っただけだ。

明日からは何を書こうか。
がんばるぞ。押忍。

(終わり)


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