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【音楽の中華街 #3】FRUITS ZIPPERの「NEW KAWAII」を聞いて感じた歌の難技化

軽くビビっているnanashiです。
第三回はFRUITS ZIPPERさんの「NEW KAWAII」について語っていこうと思います。


アルバムとの出会い

一番初めに意識的に聴いたのは私の趣味である様々なアーティストの音楽を聴くという趣味で初めて10曲聞いた時です。
ただその時に「あれ?この「わたしの一番かわいいところ」って曲聞いたことある」ってなったのでYouTube shortsとかで不意に流れてたのを聞いたのはあると思います。
元々マユリカさんのポッドキャストを聴いていた関係で最近はテレビもちょくちょく見ています。

参考にさせていただいた記事

有識者の方々の方がより深く理解していると思うので参考にさせていただきました。ありがとうございます。

アルバムを聞いてみて

一周聞いた時の感想は「簡単な曲が多い?」と思いました。
楽曲自体の完成度はとても高いのに、歌いやすい曲が多いな感じたのです。
多くの人がこの意見を聴いた時におそらくダメ出しと捉えてしまうかもしれませんが、私としては正直ダメ出しというよりもとても嬉しいという意味合いなのです。

「簡単な曲」というのがなぜ嬉しかったかというのは、ライブにおける「かぶせ」の文化が私には正直あまり好みではないからです。
かぶせとは声ありの原曲を流しつつ生歌を重ねるライブの方法です。

最近の音楽というのはどんどんと難技化している印象があります。
とても高い声に派手なシャウト、めちゃくちゃ早くなど人が歌うのはきついだろって曲が多い世の中です。
またオーディションを通過しないと世の中に広められないような時代ではなく、最高の設備がない家で簡単に収録して著名になれる時代です。
こんな歌唱法や曲数に埋もれないようにするためには、より一層難技を使った曲が生まれていく必要があると思います。

そこで一つ問題が…
それは「歌える場所が限られる曲が生まれる可能性がある」ということ、よりはっきりとした言葉にすると「生歌で歌えない程になってしまう可能性がある」ということです。

正直それは良くないと思っています。

例えて言えば学校で本番のテストの前に仮テストをしたとして、もし仮テストが良い点数であれば大丈夫ということです。
私はいかに本番のテストで点数が出せるかであるかだと思っています。
「生歌が歌えないのに曲を作る」となるとおのずと「ライブはかぶせで歌えればいいや」になってしまいます。

逆に言えば簡単な曲が多いということはかぶせを使わずに歌えるというなのです。
下の記事を見ると「私の一番かわいいところ」という曲においては一般的な女性の音域とほとんど同じになっています。

FRUITS ZIPPERさんは生歌にとてもこだわっているとよく分かる映像やそれについて書かれた記事もあります。
グループが生歌にこだわっている考えると「歌いやすい曲が多い」という理由も分かりますよね笑

まぁただこんな長々書きましたがライブに一切行かない人間なので、音源がかっこよかったら「いいね!」って言っちゃう時もあると思いますけどね笑

今日のおすすめ

さまざまな場所で聴いたことがあるであろう「私の一番かわいいところ」を選びました。

なんでこの曲を選んだのかはポップな音楽でネットバズを狙った曲かと初めは思っていました。

ただ曲の歌詞をちゃんと見るとグルーブを作り出すために、「かわいい」を何度も言う場面でもただ同じ単語が続くのではなく意味が通る文章になっているというのも素晴らしいです。

だから
それかわいい、あれかわいいなんて
誰かわいい、それかわいいなんて
言わないで、わたし以外なんてやだ
なんてありえない?

FRUITS ZIPPER「私の一番かわいいところ」より

またアルバムについて語った内容と被りが生まれてしまいますが、女性の歌いやすい音域に抑えているということです。

一度聞いただけで「ネットバズを狙った曲」と思ったのが恥ずかしいです…

最後に

FRUITS ZIPPERさんの「NEW KAWAII」を聞かせていただきました。
今回はアイドル楽曲について書かせていただきましたが、今後も幅広いジャンルの音楽について書いていきたいです。
頑張って書いていきますのでフォローとスキをよろしくお願いいたします。


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