![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145140856/rectangle_large_type_2_3963c8693d16cfd7178d0aa4b5f8b8e8.png?width=800)
【音楽の中華街 #2】Vaundyの「strobo」を聞いて感じたタイムパフォーマンス
選びたい曲が多すぎて嬉しい悩みを持っているnanashiです。
第二回はVaundyさんの「strobo」について語っていこうと思います。
アルバムとの出会い
まずこのアルバムとの出会いの前にラジオから「不可幸力」が流れてきたのが出会いでした。
恐らく配信開始してすぐにFMのラジオで流れていたのをたまたま聞いたのがVaundyさんの出会いだと思います。
その時に感じたインパクトから追っている時に出されたのがこのアルバムでした。
参考にさせていただいた記事
有識者の方々の方がより深く理解していると思うので参考にさせていただきました。ありがとうございます。
アルバムを聞いてみて
久しぶりにこのアルバムを流して聞いてみたときに相当な満足感が得られる感じがしました。
ただ満足感が得られるというのはどこからきているのかと思うのパッとした理由が浮かびませんでした。
そこでVaundyさんがstroboを販売した頃のインタビューを見てみると会話の中に
――今回、ジャンルにとらわれない音楽センスというか、幅が広いなって思ったのですが、アルバム『strobo』において共通するキーワードやコンセプトはありましたか?
共通する要素はアルバムにはあまりないんですけど、今まで作ってきた曲の総集編です。現段階でのVaundyを知るための詰め合わせパックだと思っています。世界観を統一するために『strobo』というアルバムタイトルに合わせて、アルバムでは「Audio 001」、「Audio 002」というインストを入れてあります。
という会話がありました。
たしかに2019年に「東京フラッシュ」を配信をしてから、一枚目となるアルバムであったために自分の音楽性の幅を表して自身をアピールするようなアルバムになっているのかもと思いました。
それにしては完成し過ぎているような感じもしますけれどもね…
今日のおすすめ
人気曲の上位に居続ける「怪獣の花唄」もよいですが、今回は「不可幸力」を選曲します。
なんでこの曲を選んだのかはタイムパフォーマンスに対した曲でもあるのかなと自分で感じたからです。
Vaundyさんがどうこの曲を作ったのかは一度置いておいてあくまで自分が聞いて感じたことを書きます。
まずこの曲の構成が超独特に感じました。
普通の曲であればAメロ→Bメロ→サビ→・・・のような構成が一般的です。
Aメロは曲の入りから落ち着いた雰囲気を継続させる曲の下地を作る時間でしょうか。
BメロはAメロによって作られた下地からサビというてっぺんまでの段々盛り上げる部分、最後にサビは曲の最高潮みたいな印象です。
しかしこの曲を始めて聞いた時に「Bメロが終わったあとのここの部分は…何メロ?」という違和感しか感じられませんでした。
そしてその後に来る怒涛の「愛で~」がどんな曲かをより分からなくさせている感じです。
目隠しでジェットコースターにでも乗っているのかという程の先が見えない展開が超独特だけれども病みつきになるそんな曲でした。
「不可幸力」について音楽的な解説については以下の記事が本当に分かりやすいのでぜひ読んでいただきたいです。
音楽を勉強したことのない私では完璧な説明が出来ないので笑
そしてこの本題でもあるタイムパフォーマンスということですが、最近の音楽はどうしても短い曲が多いです。
そして15秒間程度しか使用しないTikTokなどをきっかけに世間に知ってもらおうとすると動画に適した15~30秒があるかどうかが重要だと思います。
おそらくこの曲でTikTokを撮影しようと思ったらサビである「愛で~」からになるでしょうか。
ただこの部分を聞くとただ楽しい、幸せな歌詞の音楽です。
愛で揺れる世界の中で僕達は
キスをしあって生きている
揺れる世界の中を僕達は
手を取り合っている
なぁ、なんて美しい世界だ
僕ら何度裏切りあっていても
まぁ、なんとか手を取り合うんだ
まるで恋愛映画のラストシーンのような
ただ前後の部分はどうでしょうか。
世間のダークな一面を見せている歌詞があり、この前後のAメロBメロがあるからこそサビが活きると思います。
そしておそらくサビだけ聴くのと一曲丸々聴くのとでは全く印象が異なると思います。
2020年にはタイムパフォーマンスという言葉は恐らくありませんでしたが、今この曲聞いて現在の曲の使われ方を考えると「幸せだけ切り取って不幸せなことに目を伏せると楽しく見えるけれど結局はどちらの面も持ち合わせているんだよ」と風刺しているかのようにも思えてきます。
そこまで考えて作られてはないと思いますけどもね笑
最後に
Vandyさんの「strobo」を聞かせていただきました。
今回はアルバム全体ではなく一曲について語らせていただきましたが今後もこんなクオリティを維持していきたいけれども…
頑張って書いていきますのでフォローとスキをよろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?