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Yuki@Dandelion
2020年2月16日 19:32
「ふぅ...」 戦いは終わり、ひと時の平穏を平穏を取り戻した村に一晩お世話になることになった。 「あっ、てめぇ!オレのステーキ肉食いやがったな!返しやがれコノヤロウ!」ガシッ というのも、もうすでに日は暮れており、オラリオに行くには危険だと判断したためである。 夜間は視野も頼りにできず、活性化するモンスターもおそらく出てくるだろうし、死んでしまってはどうしようも無
2020年2月16日 19:31
少年が血溜まりの海に倒れていた姿があった。 ピクリとも動かない、指先1つすらも動く気配は無い。 ただそこには、数多の悲鳴とモンスターの咆哮、家屋が焼け落ち崩れる音が響くのみであった。 「……ぼ、坊主…」 「もう彼は死んでいます。事実、終わらせた私が言うのですから間違いないですね♪あぁ…あの内臓を貫く感覚、たまらないですねぇ…」 ………狂っている。 「
2020年2月16日 19:30
「ふぅ…ありがとう、おじさん」 「へっ、いいってことよ坊主。夢を追いかける馬鹿野郎は嫌いじゃないんでなぁ」 迷宮都市オラリオを目指し、数時間が経っていた。 気が付けば日も落ち、空を見上げれば星がちらちらと輝き出そうとしている。 そんな中僕はというと、小さな村で足を休めていた。 幸いな事に、先ほどのおじさんの小屋で寝泊まり出来ることになったので、貸してくれたお