本は全部読まなくていい

リモートワークの中、4月入社の新卒は課題図書を読んでいる。その他にも、違う上司からおすすめされた本や、自分の気になる本など、ここまで読書に浸れる時間は貴重だと思う。

そんな私も、リモートワークになってから積読していたものをじわじわ消化している。(ここ3週間鬼忙しくて読めてないが)主に、小説。ビジネス本は好きじゃない。こんな私が今の新卒と同じ状況なら、いかに楽して課題図書レポートをだすかに注力してしまうだろう(・ω・`)

適当な前置きはおいておき、ビジネス本は読んだら実践につなげないと意味がない。全部実践する必要はなく、今の自分がするべきことを選んで実践する。ただそれが一番難しい。

そんな悩みを察したamazonくんがレコメンドしてきた本。お、いいじゃんと思って即買いして読んだ。一部学校に通わずに独学で学問を身に付ける為の読書術のヒントが書いてある。このnoteは、この本の感想文です(・ω・`)

まず本には、「教養のための読書」「ビジネスのための読書」に分けられる。

■教養のための読書:ジャンルは広く、雑多に何でも読むことでその人独自の知性を形作る
・何度も読み込む。
・読書ノートなどをとって、後から知識(教養)引き出せるようにしておく(検索性を高めておく)。

■ビジネスのための読書:仕事に直結する実践知
・狭く、深く読む。
・古典をしっかり抑える。
・一度読めばOK。その理由は、内容が仕事に直結しているため、読んだら直ぐに実践していく。わざわざ見返す為に読書ノートを作るのではなく、即実践していけば良いので、実践できないのであれば要らない知識だということ。

ビジネス書の場合は古典を読むのが重要であり、大概の場合名著と呼ばれている本を抑えておけば大丈夫らしい。リベラルアーツの読書がその人独自の知性を形作るというのはその通りで、仕事に関係無い読書がいつか仕事に結びついたり、新たなビジネスチャンスを生むこともあるのだろう。

古典の解説書を読んでも、古典を読んだことにはならない
原典で著者が展開している思考のプロセスを追体験する事が重要であり、つい要約や抄訳で済ませてしがいがちな私にとってグサッと刺さる部分でした。

読書は全部読もうとしない
読書は全部読もうとしない、血肉としたい本は何度も読み込む、忘れることを前提に読書する。最も納得したのが読む本を隅々まで全部読もうとしないことと、本は一回読んでそれで終わりではなく、忘れることを前提に何度でも読む必要があるということです。

これは完璧に本を読まなくてはいけないと思い込んでいる人にとっては良いアドバイスだ。最初は読書のやり方がわからず、一言一句逃さないように丁寧に一つ一つ読み込んでいた。そうすると時間も掛かるし、何より疲れる。時間ばかりかかって読書が進んでいる実感も湧かないから結局挫折してしまうことも何度も経験しました。

本は一回読んで終わりとせず、本当に必要で血肉としたい本であれば何度も読み込んでいく必要がある指摘も、つい一回読んだ達成感で済ませてしまいがちな私に刺さりましたね。

効率的な読書法
効率的に読書をするには、
・全部読もうとしない。
・その読書から得られる知識が20%もあれば十分。
・必要であれば何度も読み込む。

ことを意識して、肩肘張らずに気軽に読書に取り組める習慣を身に付けるのが重要なのだろう。人は一回読んでも忘れる生き物。一回で完璧に読もうとして読書の敷居を上げるのではなく、栄養になる本は気軽に何度も読書するというスタンスが大事。

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