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夢の選択肢が広がる

独立した自分は、とてもとても、それはそれは…。
貧乏です。
親に旅行をプレゼントしたいと言って何年が経ったのかな。
親という存在は、本当にありがたくて。
父さんはずっと働いてくれ、生活を守ってくれ、衣食住に困った事など、ありませんでした。
幼少期から社会に出るまで、もし父さんが倒れたとしたら、どうやって生きたのでしょうね。
私は20歳で病気しましたが、病名を告げられる前日まで、
『社会に出たのだから!お願いだから放っておいて!仕事の付き合いって、ある程度は必要になるでしょ!?』
と…。
母さんに対して言葉を投げていました。
ポケットの中で、夜遅くに鳴るバイブレーションがうるさく思えて…。
でも、それでも、親はいつまで経っても親で。
急に動け無くなった私の隣にずっと居てくれました。
『昨日はごめんね』と言っても、
『そんな事より身体を大事にしなさい』と。
どうして私はもっと優しく出来なかったのか、酷く後悔しました。
母さんは家族の為に仕事をする父さんを支え、
炊事・洗濯・掃除。
一体、何年の間、お弁当を作り続けてくれたのだろう。
大学に行った人よりも少し早く社会に出た私は、朝一番早く起き、夜は一番遅く寝る母さんの事が凄く誇らしかったのです。
病気した時、親に頼るしかない自分と、
これまで計り知れないプレッシャーを背負い、
不自由なく育ててくれました。
働かないと生きていけない事を背中で教えてくれた気がしています。
夢があった私は、専門の道へ進みました。
全て、お金を出してくれたのは親です。
お金が無いと何も出来ません。
そう、気付いたのは『病気』でした。
だから、辛い症状と闘っても、学ぶ事は沢山ありました。
もし、その時の治療費を自分で出せるかと聞かれたら確実に無理でした。
幼い頃は習い事もし、働ける年齢までは、お小遣いを貰い…。
お金の有り難さ、親が子を思う気持ちを深く学びました。全然学び足りないとは思いますが。

お金がある訳では無いけど『夢』をもった我が子に対する『愛情』と『心配』は半端なモノではないと。
プライドを持ち、時に起伏の激しい場面があっても、未来の道を照らしてくれ、選択肢をもくれたのは、働いてくれたおかげです。
育児・家事・時にパートをしてくれたおかげです。
24時間いつまでも、父さん、母さんだからです。
だから、生きていく事に困らずにしてあげたいと思います。

これからは、自分が頑張ると。
ある程度、経済面に余裕を持たせてあげられるように考えたいと思います。

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