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1日のはじまり| 228days

まだ薄暗い早朝4時過ぎ

肌寒く潤う世界に鳥の囀りが響く
少しずつ空が明るくなる一歩手前

夜中2回目、もしくはよく寝てくれて1回目の授乳に目を覚ます。寝ぼけながら泣きそうになる人のオムツを手早く変えて乳首を咥えさせる

多分ときどき近所の人にはこの時間に泣き声が届いているけどみんな会うたびに愛でてくれる、あやしてくれる、泣くのが仕事だよと言ってくれる。愛溢れるご近所さま

添い乳は温もりと幸せを感じるけど、わたしの場合はその後のおっぱいのコンディションが下り坂になることがしばしばなので(詰まったり痛くなったり切れたり…乳腺炎はもう避けたい)どんなに眠くても起き上がっておっぱいをあげる

母になった途端、おっぱいというワードを使うことへの抵抗がほぼゼロになって子どもの水分補給・食事の意味になりつつある

世界が明るくなる5時過ぎ〜6時頃

寝かしつけたと思った息子が体力満タンの状態で元気に起床する

生後7ヶ月を過ぎて、ずり這いもお手のもの、本気を出したら簡単に捕まらない小型犬並みの速さで動き回り絶対触って欲しくないもの(コードやコンセント、扇風機などなど)に向かって一直線に進む

元気有り余る小型犬のような息子vs夜に何度か起きて寝不足でまだ寝たい母

母のディフェンスは朝は使い物にならず、スルスルと追い抜かれるので、早いところ諦めてフィールドチェンジ

別室で寝る旦那の元へと元気な人を送還する
ダブルベッドの危ない区域に横たわるゾーンディフェンスが朝のわたしにはちょうどいい

ベッドに数十分横たわったのち
わたしの朝がはじまる

そして一瞬で1日が終わる
そんな日々の7ヶ月

日々が繰り返しのようで
昨日より今日、今日より明日と
ハイスピードで成長する我が子

遊び疲れて謎の夕方の時間から爆睡するおふたり…

どうか見逃さないようにとずっと見守りたい気持ちは時にエゴで…当たり前だけど、わたしは君をひとりの人間としてすでに尊重できるように、そんな母でいようと思う日々。目の前にいるのは赤ちゃんなのだけど

冬はもっともっと赤ちゃんだった、今はもう激しく元気なこども…

子を寝かしつけてゆったりと夫婦で食事をしたらなんとなく過ぎていく時に癒されるのがマストだったけど(産後7ヶ月間)ようやく、努力して自分の時間が欲しくなってきたのでまずは綴りたい何気ない今の日々を書くことからはじめてみようと腰をあげてみた

子育てはこれまで以上に人生が小さな喜びと幸せで溢れていて、未だに君を産んだのはわたしなのか、と思う、そんな時。

きっと一瞬で一歳
本望です。

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