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Google検索アルゴリズム(外部SEO編)

こんにちは、なんでも屋のななおです。

今回は前回の続きでGoogleアルゴリズムについて詳しく紹介してきたいと思います。

前回の「Google検索アルゴリズム(内部SEO編)」をまだ見ていない方は下記のリンクからアクセスをお願いします。
https://note.com/nanaoffice/n/n31d11ed92375

パンダアップデートやペンギンアップデートのような大規模な改良は有名だと思いますが、本記事ではメジャーアップデートからマイナーアップデートまで紹介させていただきます。

Googleアルゴリズムを理解することで、SEO対策にも役に立つので軽く目を通しておくと良いでしょう。

本記事の内容は他のサイトや教材を読み、独自の判断で信憑性が高い情報をPICK UPし、まとめた情報になります。

外部SEO取り組むできこと

外部SEO要因では、直接サイトをコントロールする以外のGoogleランキングに影響する要因について紹介します。
たいていの場合これは外部サイトからの被リンクということを意味する。

効果的な外部SEO要因
①理解を深めること
②自然な人気獲得に関連し、信頼性と拡散性の高いソースから評判を獲得すること

ページに対する権威あるサイトからの被リンク

この考えの中では、リンクは通貨と同じような価値を持ち、その価値は0ドルから1,000,000ドル位と試算することができます。これはPageRankアルゴリズムの基本となる考えです。

ページに対するより多くの被リンク

被リンク1つ1つの価値が全て同じだと仮定すると、もらえるリンクの数が多ければ多いほど価値は高くなります。もちろんこの要因だけが決定要因になるわけではないです。つまりどんなに多くの量も質の高さにはかなわないし、通常うける被リンクのほとんどは文字通り「価値がない」ものだということだ。ただし、PageRankアルゴリズムが存在し続けるかぎり、たくさんの被リンクが無いと激しい順位競争についていくことはできないです。

ドメインに対する権威あるサイトからの被リンク

外部サイトからの被リンクで得られるPageRankは、ドメイン中に内部リンクを通じて分散される。総じてドメイン名は権威獲得するのに役に立つ。つまり、権威あるサイトにコンテンツを載せた方が、そうでないドメインに載せた場合より遥に順位が良くなります。

ドメインに対するより多くの被リンク

同じことになるが、リンクの価値が同じならより多くの被リンクを受けたドメインの方が価値は高くなる。ラリー・ペイジの書いたPageRankのコンセプトを記した研究書には、「ホストネームベースのクラスタリング」がPageRankの構成要素になると書いてある。

DMOZのリスティング

インターネット上の全てのウェブサイトがリンクをもらえる、そんな魔法のような場所が1つある。それがDirectory Mozilla、通称DMOZである。かつてはGoogleディレクトリにデータ供給をおこなっていたこともあるオープンディレクトリプロジェクトである。悪いうわさが絶えずプロジェクトそのものは大打撃を受けているが、手動編集だし、それにひとたびDMOZに掲載されれば目に見えるくらいの効果はあるはずだ。例え2015年現在でも。

ポジティブなリンク獲得速度

もしもあなたのサイトとそのコンテンツが、リンクを失うスピードよりも得るスピードの方が速かったとしたら、すでに大ブランドサイトとされているものよりいくらか注目されるべきだとは考えられないだろうか。そうではないとすると、何かしらのフェアじゃない外部要因が働いているとしか思えない。Googleの特許によれば、少なくとも彼らはこれを見てはいるようで、こう記述されている。「文書(もしくはページ)へのリンクの増加・減少の累積割合を分析することにより、検索エンジンははたしてその文章がどれほど新鮮なものなのかを評価するシグナルを付与することができるかもしれない」と。

Google+プロファイル

Google+の利用がどのように順位要因に組み込まれているか定かではないものの、順位に色々な利益を与えることはできるようだ。Google+が伝統的な順位決定(※訳注いわゆるユニバーサル検索に影響されない普通の順位のことだと思われる)にプラスに働くという考えもあるようだが、筆者の意見として言えば、これの効果が実際に現れるのは伝統的ではない順位部分のみに限られていると思われる。これの例を見たければ、ぜひ2013年のMozConでDr.ピート・メイヤーズが発表したプレゼン、「10個の青いリンクの先に」を参照してくれ。

キーワードアンカーテキスト

外部リンクのアンカーテキストは、飛び先のページを検索語との結びつきを助けるものになる。そのページにその検索語が必ずしも含まれていなくても順位はつく(Google Bombing参照のこと)。

関連のあるサイトからのリンク

あなたのものと似たような項目を記述しているサイトからのリンクというのが望ましい。よく勘違いされてるし、そういう危ないリンクビルディング計画もあるが、全てのリンクがそのテーマに特化したサイトから貼られている必要は全く無い。そういうのはとても不自然だからだ。

部分的に関連のあるアンカーテキスト

被リンクが自然であるということは、当然だが、全てのリンクが同じように貼られていないということである。アンカーテキストはキーワードフレーズの一部のみを含んでいたり、キーワードと他の言葉が入っていたりするべきなのだ。Googleの特許では「partially-related」と示されており、SEO業界用語でいえば「アンカーの部分一致」と表現される。

部分的に関連のあるALTテキスト

部分一致のアンカーテキスト同様、画像リンクについているALTテキストも様々な種類があってしかるべきである。これはGoogleによって直接明記されているわけではないが、簡単な実験によって証明はされている。

ALTテキストのキーワード

画像リンクのALTに使われているテキストはアンカーテキストと同じ効果を持つ。また、端的で信頼できるALTテキストはアクセシビリティを向上させ、Google画像検索の上位表示にも役に立つ。

リンクまわりの文脈

リンク周りのテキストというものが文脈理解に利用されているとする説が、かなり前から唱えられている。Googleの特許とシンプルな実験がこの説の正当性を示している。つまり、文中に記載されているリンクのほうが、単体で文脈から切り離されたリンクよりも高い価値を提供しているのである。

同一検索結果からのリンク

Googleの特許には「順位結果の相互関係を考慮した後に再順位付けを行った順位結果(プログラマー的な反復ジョークを含む)」というものがある。これには、とあるクエリですでに上位表示されているページからのリンクはそうでないページからのリンクよりも、そのクエリに対する上位表示効果が高くなるということが書かれている。

クエリ/ページでのクリック率

検索結果ページからのクリック率が順位決定要因に使用されているのではないかというのは、かなり有力な説として存在する。Bingはそれを順位決定要因として利用している。マットは2009年にかなり含みをもたせた言い方でこの関係性について言及している。ランド・フィッシュキンはクリック率が順位に影響すると考えうるに足る実験を、twitterを利用して行った。

ターゲットにしている国のccTLDからのリンク

Googleはサイトと特定の国との関連性を確立するために、ccTLD(Country Code Top Level Domain)を利用している。特定の国のccTLDサイトからのバックリンクは、その国での順位に影響を与えるというのが一般的に考えられていることだ。

ターゲット地域IPからのリンク

ターゲットオーディエンスに近いサーバを使用することは、かなり広い範囲、世界レベルで見たときに、そのオーディエンスに対するランキングにプラスの影響を与えるとGoogleは言っている。他にもたくさんの要因が地域関連性を確立しており、これはGoogle.comとGoogle.co.ukでの検索結果を比べてみても目にすることができる。以上のことより、Googleがあなたのサイトへのリンクを分析するツールと、あなたのサイト自身を分析するツールは同じものを利用していると仮定できる。

品質に関する要因被リンクの安定性

被リンクは時間が経つほど価値が上がる。この理由は考察になるが、スパムリンクや有料リンクは修正されたり最終的に削除されることがほとんどだからだろう。その結果、長く続くバックリンクは価値を上げる。これは特許でも確定されている。

その他の状況に関する要因QDF(Query Deserves Freshness)

Googleは全ての検索クエリを同様に順位づけしているわけではない。ニュース関連のような特定の検索クエリに関して言えば、コンテンツが公開されてからの新鮮さというものが大きく影響している(新鮮なうちだけ上位表示されるということもある)。GoogleではこれをQDF(Query Deserves Freshness)と呼んでいる。

Query Deserves Sources (QDS)

Googleの「Search Quality Rater Guidelines」に記載されている情報をもとに筆者が作った造語である。Googleの検索結果の人為的な調整のことを表す。そこでは「このトピックはエキスパートや分野権威者のソースが重要になってくるものかどうか」といったことを調査しており、すべてのインフォメーショナルクエリがこれに当てはまる(トランザクショナルクエリやナビゲーショナルクエリと違って)。

Query Deserves Oldness (QDO)

Googleの特許に記載されている項目を表すために筆者が作り上げた造語である。「幾つかのクエリにおいては、新しいコンテンツより古いもののほうが価値があることがある」と記載されている。

Query Deserves Diversity (QDD)

Googleは全ての検索クエリを同様に順位づけしているわけではない。通称QDDと呼ばれる説があるが、これは同じキーワードでも違う定義がされるものの本質的な意味を見出す「entity salience」という概念に依存する。QDFのコンセプトとかぶるところもあるが、どちらかと言えばWikipediaの曖昧さ回避のためのページと同じような感じだ。もし検索クエリが曖昧だったら、検索結果の上位には色々なパターンの結果が表示されてしかるべきである。これは確証されてはいないが、再現性は高い。

セーフサーチ

アダルトコンテンツに関係するような場合、セーフサーチが有効になっているかどうかで、順位がついたりつかなかったりする。初期設定ではセーフサーチは有効になっている。

ユーザの検索履歴

Googleでは特に設定を解除しないかぎり、検索履歴をベースにパーソナライズ化が行われるというのはよく知られている。2009年以降、Googleアカウントへのログイン状態にかかわらず、パーソナライズされた検索結果が表示されるようになった。

ブランドワード検索の合計+クリック

ナンビート・パンダの「サイト品質スコア」という特許には、ナビゲーションクエリのブランドワード検索(「ウィルゲート お問い合せページ」のようなもの)が、ドメイン全体の品質スコアに与える貢献度についてという記述がある。「ユーザの検索行動と特定のサイトやサイト内のリソースへの選択の数によって決定される。」

長い滞在時間(ロングクリック)

上記の通り、「サイト品質スコア」特許にはブランドワード検索の合計とクリックを順位要因にするための方法が記載されている。その方法の1つとして、次のような記載もある。「システム構成に依存するのだが、、、例えば、クリックの最低継続時間、あるいはコンテンツの長さごとのクリックの最低継続時間を設定することでシステムはユーザの選択を取り扱えるかもしれない」。これはBingやYahoo!の適応例を見てもありうる話かもしれない。

インターナショナルターゲッティングツール

Search Consoleにはインターナショナルターゲティングがうまく設定されていない時の通知機能がある。大抵の場合は「.com」のようなgTLDや、「.co」のようなgccTLDを利用している場合に使うもので、特定の条件下で、特定の国で上位表示するための役に立つ。

再審査リクエスト

Googleの再審査リクエストは原則として手動対応された場合の解決策として利用される。手動ペナルティを外してもらうための判断を仰ぐため、Googleによる手動サイト審査を嘆願するための手続きである。手動対応はマイナスに働く順位要因のほんの一部に過ぎないことを考えると、このツールが必要になることはほとんど無いはずだ。

やってはいけない外部SEO要因


やってはいけない外部SEO要因は一般的に不自然なリンクペナルティの原因にもなります。サイトへの不自然なパターンのバックリンクに関連することである。2012年にペンギン・アップデートが導入されるまで、これはペナルティとまではいかず、ほとんど評価減にとどまっていた。その場合、Googleが不自然と感じたリンクからのほぼ全ての効果が無効化されるが、それ以外のダメージはない。一方、外部要因ペナルティを引き起こすことのあるペンギン・アップデートは、競合のサイトからの悪意ある攻撃を受け入れる原因になってしまうこともある。これはネガティブSEOやGoogleボウリングとして知られている。

権威性に関する要因ページ権威の分散

PageRankの機能として、ページ上のリンクは全体の権威をリンクを通じて受け渡していく。例えば、1つのリンクを載せたページが1つあるとき、1.0のPageRankを受け渡すと仮定しよう。同じページが1,000のリンクを載せていたら、受け渡す価値は0.001になる。

ドメイン権威の分散

ページ権威の分散が起こるのと同じような理由で、外部リンクPageRankの分散はドメイン単位でも起こりえる。これにより、誰にリンクするかとか、関係のあるところからリンクをもらうとかにこだわっているサイトは価値があるが、一方で無料のリンク集サイトみたいなものの価値はほとんど無い。

品質に関する要因リンクまわりにコンテクストが無い

もしリンクまわりのコンテクストが価値を与えるとしたら、コンテクストが無いのは良くないことだとは考えられないだろうか。ただこれは単純に効果が減るというだけのもので、コンテンツエリアからのリンクと比べたら価値が低いということに過ぎない。

低品質なリンクまわりのコンテンツ

Googleはリンクの品質を決定するために、特にパンダ・アップデートとペンギン・アップデートの導入後は、そのまわりのコンテンツの質を見ている。直接的な関連性は分からないが、内部要因の品質を決定しているのと同じような方法で、外部要因の質を決定する方法をGoogleが持っていると思っておいてもよいだろう。

関連性のないリンクまわりのコンテンツ

「参照コンテクスト基準の順位決定」というGoogleの特許には、Googleがリンクとそのリンク先の関連性を確立するために、どのようにしてリンクまわりのコンテンツを見ているかが記載されている。もしコンテンツが主題を決めて書かれているものでないなら、この強みは生かせない。もしまわりのコンテンツがあまりに無関係なものだとしたら、不自然に見えるし、ペナルティを引き起こす可能性すらある。

サイトワイド・リンク

サイトワイド・リンクはそのものに害があるものではないが、マイナス評価を受ける傾向にある。というのも原則としてそれらは1つのリンクとして取り扱われるからである。マット・カッツもサイトワイド・リンクは自然に発生するものだと認めているものの、しばしばWebスパムとも関連する。このため、GoogleのWebスパムチームはサイトワイド・リンクを手動で調査しているようだ。

ネガティブな感情

2010年にGoogleは、ブランドに向けられている感情(例えばレビューやリンクまわりのコンテンツなど)をランキング要因に使っていると言っていた。レビューはそれより前からローカルSEOもしくはGoogleマップSEOにおいて重要なランキング要因として使われている。ちょっと複雑だが、Mozのカーソン・ワードがこのことについてのとてもよい記事を書いている。

周辺状況に関する要因ネガティブSEO(Googleボウリング)

古い名称で言うところのGoogleボウリング、最近ではネガティブSEOと呼ばれる手法は悪意あるリンクスパムを第三者によってサイトに付けられることである。昔は外部SEO要因の多くが評価減でとどまっていたためこの手法はあまり実用的ではなかったが、今はペナルティが主流の世の中である。評価減が起こると現状の価値が失われるため、相対的に競合は既存スキームのなかで強くなったように見えるだけだった。しかしペナルティがある現在では、ネガティブSEOの存在は理論的に証明できる。

リダイレクトによるペナルティ

ジョン・ミュラーはGoogleハングアウトで、301リダイレクトがペナルティを引き継ぐことがあることを認めた。言っておきたいのは、普通に何かをしていてこれに引っかかることはめったに無いということだ。もしオールドドメインを購入して、昔のサイトについていたリンク効果を引き継ごうとしたり、ペナルティを避けようとして新しいドメインに移してから301リダイレクトをかけてしまったりしない限りは。

Chromeでブロックされているサイト

Googleは2011年にChromeで検索した場合に、ユーザーが任意のサイトを検索結果に表示させないようにできるツールを導入した。彼らは「今のところユーザーがブロックしているドメインのデータをランキングには使用していないが、データが使えるかどうかは確かめようとしている」と語っていた。だから、これが今すぐランキング要因に適応されるという保証はないものの、Webスパムチームの誰もこのデータを見ようとしていないなんてことを信じるわけでもない。

短い滞在時間(ショートクリック)

Googleの特許によればブランドクエリにおいて次のような条件を求めていると解釈できる。「クリックの最低継続時間、あるいはコンテンツの長さごとのクリックの最低継続時間を設定することでシステムはユーザーの選択を取り扱えるかもしれない」。スティーブン・レイは「In The Plex」という本で、これがGoogleが最も正確に検索結果の品質を計測する方法はこれであると述べている。BingとYahoo!は滞在を使うことをほのめかしており、すでに利用しているとする説もある。

同じ/24 IPからのリンク(クラスC一致)

同一のクラスCのIPからのリンクが悪さをするという話を聞いたことがあるかもしれない。現在のインターネットいうものがクラス体系に依存するものではなくなったので、技術的に言って正しいというわけではない。クリシャナ・バーラットはヒルトップの研究において、「もし2つのホストが同一のものだとしたら、その2つはIPアドレスの最初の3つの8ビット帯を共有しているはずだ」と述べている。それらのホストネームは別々の「エキスパート」として扱うことはせず、評価減の対象となる。マット・カッツは少しくらいの同一運営者のサイトからの相互リンクくらいなら、ペナルティの対象にはならないといっていたが、それ以上になるとペナルティの可能性がある。

リンクのパターンに関する要因過剰なクロス・サイトリンク構築

複数サイトを運営している場合、リンク権威を増やすことを目的に、いたずらに相互にリンク構築をするのはやめたほうがいい。相互リンクのドメイン数が増えていくと同時にリスクもあがっていく。同一オーナーによるサイトは、ドメイン登録者やIP、コンテンツ類似性、デザイン類似性などでGoogleに探知されており、ほとんど起こることはないが、ペナルティを引き起こしたりもする。インターナショナル化や、特別それをすることでユーザーの利便性を向上させるような場合はこの限りではない。

フレッシュなアンカーテキスト

リンクのアンカーテキストの古さは重要で、特に他ドメインにのっているリンクのアンカーテキストが変更されると重大な問題を引き起こすことがある。考察になるが、そういうリンクは第三者が自然につけたものでなく、順位を操作するために付けられているものだと見えてしまうからだ。

不自然なアンカー割合

ある程度ではあるが、リンクのアンカーテキストはページの主題との関連性を生み出す。他のSEO戦術同様、限界を超えてやり過ぎると対応の対象になる。特定のアンカーに対するしきい値はシンプルに10%に設定されているようだ。これはペンギン・アップデートの機能である。

不自然なアンカー種類割合

Mozの調査が示す通り、1つのアンカーテキストに偏り過ぎるとペンギン・アップデートのペナルティにひっかかる。そして同じことが、アンカーテキストが多すぎるサイトにも言えるだろう。人気のブランドサイトのバックリンクを分析してみると、ブランド名アンカーや「ここをクリック」アンカー、URLアンカー、バナーが多くを占めていることがわかる。自然な範囲を超えてやり過ぎると、評価減をまねいたり、もちろんペンギン・アップデートのおかげでペナルティを受けたりする。

ソース: 考察による

不自然なリンクサイトの種類

Googleが自然さをこれ以上ないほど注視していて、同一アンカーで10%を超えたためペンギン・アップデートにより激しくペナルティを受けているという幾つもの調査結果を受け入れられるのなら、いかなる種類の外部要因の不自然さも、ネガティブ要因になり得ると考えられはしないだろうか。これを示すケーススタディは今のところ発表されていないが、うまくいっていたSEO戦術が、欲をかきすぎて度を越し、ペナルティを受けるところを何度も目撃している。

Webスパムの痕跡

「痕跡」とは、本当にどんな些細な事でもなり得て、同一ソースが起こした行動だとGoogleが結び付けられるかどうかにかかっている。それはフォーラムのユーザーネームや、人の名前、写真、寄稿者名、プライベートブログと関連のあるWordpressテーマ、その他どんな些細な事でもWebスパム行為を起こそうとしたものと関係があればいい。もちろん、痕跡そのものが悪いものというわけではないが、ただサイトにほんのすこしGoogleWebマスターガイドラインに違反するような兆候がみられると、痕跡はペナルティを引き起こす要因になり得る。

フッターリンク

まずはっきりさせておかなければならないのは、フッターに詰め込んだリンクというのは、コンテンツ部分に設置しているリンクと比べ、同じ価値を受け渡すわけではないということだ。このコンセプトはページレイアウト・アルゴリズムが働くのと同じ仕組で成り立っているが、フッター部分のリンクはファーストビューより下に設置されたコンテンツより更に悪い扱いを受けるようだ、というのもフッターへの詰め込みに対してGoogleは幾度と無く注意をしているからだ。

ヘッダー、サイドバーリンク

フッターリンク同様、Googleはヘッダー部分やサイドバーのリンクを特定することができる(それが固定か変動か、サイトワイドかどうかに関わらずだ)。これを彼らは特許内で「ボイラープレート」と定義している。特許には次のように記述されている。「ある記事がボイラープレートが削除された後にインデックスされたとしたら、その結果与えられる重みはより正確なものになるだろう。なぜならそれが相対的にボイラープレートでは無いものに依存する比重が高くなるからである。」

著者人物紹介リンク

いつだってリンクビルディングの手法が簡単になりすぎると、Googleはその手法の価値を下げる。だからといってなくなりはしないが。ただ、2010年に流行った「ゲスト投稿」作戦は、2005年に流行った「記事マーケティング」とほとんど同じようなものだが、数が多すぎたようだ。結果として、記事ページの価値が下がり、リンク場所はブログの著者紹介ページに落ち着いたようだ。これはよく言われる迷信、人間向けに行っているゲスト投稿、例えばニューヨーク・タイムスの社説や本当に価値のあるメディアプレイスメントなどだが、を行っているブランドは罰せられないというものとは対称的だ。

急激なリンクの増加

Googleの特許を引用すると、「バックリンク数の急激な増加は、検索エンジンにドキュメントのスコア決定の要因として利用されるかもしれないが、検索エンジンに対してスパムを行っているシグナルとして扱われるかもしれない」。急激な、バックリンクの自然発生はWebスパムフィルタによるより精密な調査を招くことになるかもしれないが、もし人為的なリンク操作ではなく、本当に自然な拡散やバイラル効果によって発生しているのだとしたら、問題ないどころかそれはとても良いことである。

急激なリンクの減少

急激なリンクの増加とほとんど同じ理由で、急激な減少がった場合も精密調査の対象になり得る。急激なリンク減少は論理的に考えて問題である。なぜなら、大抵の場合Webスパムは期限が切れたらリンクを一気に外すからである。Googleが喜ぶタイプのリンクというのはずっと貼り続けられているようなリンクである。

ネガティブなページリンク速度

Googleの特許には「文書(もしくはページ)へのリンクの増加・減少の累積割合を分析することにより、検索エンジンははたしてその文章がどれほど新鮮なものなのかを評価するシグナルを付与することができるかもしれない」という記述がある。これによれば、被リンクが減少割合にあればダメージを与えるかもしれないということだ。特に(それに限定する必要はないが)検索クエリがQDFに関連付けられているときはなおさらだ。

ペナルティを受けたサイトからのリンク

Googleはペナルティを受けがちなサイトとの関係を「悪質な近隣」という言葉を使って表してきた。ペナルティの原因にかかわらず、すでにペナルティを受けているサイトからリンクを受けると、精密調査の対象となり、最終的にペナルティを引き起こす可能性すらある。

スキームに関する要因有料リンク計画

PageRankの受け渡しを目的にして、サイトオーナーより直接リンクを買ってはいけない。これはFTC(連邦取引委員会)の有料署名取引に関するガイドラインに直接影響を受けたものだとマット・カッツは語っていた。言い換えるなら、バックリンクは署名みたいなもので、本当の署名というものは対価なしに自然に発生すべきものである。

コメントスパム

もし繰り返しや、不自然なフォーマットでのコメントかさ増しスパムなどを行っているなら、それらのリンクは評価減やペナルティを引き起こしたりするだろう。特にコメントが自動生成で変なアンカーテキストのものだったり、無関係や繰り返しコンテンツの痕跡を残しているのなら最悪だ。反対に、ちゃんとしたコメントはむしろ推奨されるものだ。そういう場合はむしろ本名を利用することをマット・カッツは推奨している。

フォーラム投稿スパム

人とのコミュニケーションを生むことを目的としている限り、フォーラム投稿は全く問題なく、むしろインバウンド・マーケティングの良い手段でもある。ジョン・ミュラーが認めたところによると、Googleはフォーラム投稿スパムをシステムで監視しているとのことだ。

記事広告(ネイティブ広告)

ネイティブ広告として知られる記事広告は、Googleスパムチームにシステム的に見つけ出され、有料リンクとしてみなされるようだ。広告内のリンクはそれとわかるように表記すべきだし、ペナルティのリスクを無くすためにrel=”nofollow”を記載すべきである。思うに、これが本来nofollowが存在している理由なのだろう。ちなみに、表記のないネイティブ広告はGoogle Newsからの削除対象でもある。

フォーラム署名とプロファイルリンク

Googleは普通の本文と同じ扱いをうけPageRankを受け渡す自然なディスカッション内のリンクと、フォーラム署名内のリンクを区別できるようだ。同じようなもので、フォーラムのプロファイルを作成するというWebスパムも人気だ。どっちの戦術も最終的にはほんのちょっとの効果を足しながら、ペナルティに近づいていくだけのものに過ぎないだろう。

WordPressスポンサーテーマ

サイトワイドのフッターリンクに価値が低いという話に付け加えて言うなら、バックリンクをWordPressのテーマのフッター部分に埋め込むというSEO手法はGoogleのWebスパムチームに完全にバレている。かつては効果あったものだが、今ではほとんど意味がない。そういった手法はスパムの痕跡を完全に残してしまうし、Googleウェブマスターガイドラインで禁止されている、ウィジェットの例と同じようなものだからだ。

ウィジェットリンク

ウィジェットが何の害もなくユーザーの役に立っていたころは、これほど楽しいリンク獲得戦術はなかった。しかし、リンクが本物の署名として扱われる用になった現代にはなじまなかったようだ。もちろん2015年現在でもウィジェット配布を行うのは悪いことではないが、Googleは「nofollow」をつけること、アンカーテキストを埋め込まないことを求めている。Googleの目が黒いうちは、それに従わないととんでもない目にあうだろう。

リンクホイール

ラリー・ペイジのPageRankについての論文を読んだことがあれば、同じサイトに何度も何度もPageRankを受け渡すことを目的として、サイト同士を三角や円形状にリンクさせるということを思いついたことがあるだろう。段階的なものではあるが、PageRankの減衰は起こり得る。もし今がまだ2005年だとしたら、その手法はとても効果的で、思いついた自分をほめてあげたくなるだろう。ただ、2015年現在でリンクホイールに巻き込まれてしまったとしたら、激しい評価減や、ペナルティの可能性を覚悟しておいたほうが良い。

記事ディレクトリ

Googleはパンダ・アップデートを用いてドメイン全体でのコンテンツスコアを罰し、ペンギン・アップデートで不自然なリンクパターンを罰してきたが、はたしてそれに加えてさらに記事ディレクトリを罰する必要があるのかは謎だ。しかし2014年にマット・カッツが投稿した動画を見る限り、記事ディレクトリは問題としているようだし、そういった手法を使っているのなら長い目で見たとき問題になるかもしれない。

無名のWebディレクトリ

無名のWebディレクトリは古いリンク構築手段の1つだ。慎重な選定を行っていないWebディレクトリを利用すれば、有料リンクと同じペナルティになるとマット・カッツも言っている。彼は例えばYahoo!ディレクトリなら問題ないと言っている。それが有料無料にかかわらず、慎重な選定が行われていれば大丈夫であり、そうでない「誰でもOK」のようなものならダメということのようだ。

相互リンク

Googleは相互リンクに関して、外部リンクを貼り過ぎたことによる「PageRankの流失」の影響以上に、評価が低下する傾向にあるようだ。かなり初期のリンクビルディング手法である相互リンクのやり過ぎは、そのリンクが自然ではないと示しているようなものだ。

プライベートネットワーク(リンクファーム)

保有サイト間のクロス・サイトリンク構築がペナルティを引き起こすのと同じ理由で、SEO目的のプライベートネットワークの発見にを構築もペナルティを引き起こす。Googleは特にこういったネットワークに力を入れており、数えきれないほどのWebスパム自動認識システムを利用し、手動対策を用いてネットワーク全体を葬り去るのに余念がない。2015年現在でも、短期的なブラックハットSEOはこの手法を広く利用しているが、長い目でみて、すべてのプライベートネットワークは対処される運命にあるようだ。

(不正な)クリック操作

もしクリック率がポジティブなランキング要因として利用されているとするならば、ここのスパム対策が必要だと気づくと思う。ランド・フィッシュキンのTwitterを使ったクリック率の実験では、たくさんクリックしたページが6位から1位まで上昇し、その後12位まで下落した後、もとの6位にもどった。これはわずか数日のうちにおこったことである。

その他干渉する可能性のある要因Googleダンス

これはGoogleが年に数百行っているというアルゴリズム更新とともに起こる一時的な歪みである。技術的に言えば、この歪みはポジティブにもネガティブにも働く。なぜなら、ただの順位の再配置でしかなく、どれかが上がるということは、別のどれかが落ちるということだからだ。ただ、Googleダンスに関して言えば予測不能なので、ネガティブ要因に分類させてもらった。

手動対応

様々なランキング要因を利用しているのはさておき、Googleは未だにときどきではあるが、問題解消から回復するまで半年から1年ほどかかるほどの手動対応を行っている。これらの手動対応は通常、Search Consoleで確認することができる。

リンク否認

2012年にGoogleは被リンクを完全に無視してくれと申請するためのツールをWebマスターツールに追加した。この影響は永久的且つ不可逆的で、そのため正しく利用しないとブランドが時間をかけて培った検索評価にダメージを与えることになる。これは手動対応に対する最後の手段か、過去に行ったリンクスパムをなかったことにするためだけに使うべきである。

クロール速度の変更

Search Consoleを利用すれば、Googleによるサイトのクロール速度を変更することができる。速度を上げることはできないが、クロール速度を遅くしたりゼロにしたりすることはできる。これはインデックスに影響をあたえるので、順位にも影響するということだ。特にQDFが関与してくるような場合はなおさらだ。

法的な削除リクエスト

Googleは、違法なコンテンツを載せているサイトをユーザーが発見した際に、法的な削除リクエストをするためのフォームを用意している。このページが暗に示していることは、どんなコンテンツであれ、Googleから削除される可能性があるということだ。もちろんだからといってGoogleがこのリクエストを意味なく受け入れる訳はないと信じているし、あとは誰であれいたずらにこのリクエストをしないと願うばかりだ。

DMCAレポート

コンテンツの盗用や出典未記載のコンテンツ流用、著作権違反などの自動検出に加え、Googleはユーザーがそういったコンテンツを見つけ次第、DMCAレポートをGoogleに提出するよう推奨している。これにより米国のDMCAプロセスが始動され、認定され次第Googleは否応なく該当コンテンツをドメインから消去するように動く。

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