アカン語(ガーナ)と日本語の発音が激似

日本語は難しい。

「おはよう」基本の挨拶。いろんな国の人に発音してもらった。
上手くできるかな?

まずはヨーロッパ系の友達。
「ォハヨ」というような具合で発音もイントネーションも、外国人。
はて、アジアの人ではどうか。
韓国人に発音してもらった。さすがアジア勢、とても綺麗な発音。
でもやはり韓国語特有の発音が気になる。
うふ、日本語は唯一無二、このユニークさが特徴さ。
こんな難しい言語を流暢に話せる日本人すごいだろ〜、そんなふうにちょっと鼻高々としていた時、ガーナ人がやってきた。
さあ、アフリカ代表ガーナ人。やってごらんなさいな。

「おはよう」「なんでやね〜ん」

え、上手。
発音もイントネーションも完璧。
むしろ、若者が話すような、少し緩さもだしている・・・!

こうして日本語唯一無二説は崩れ去った。
これは2017年11月の出来事である・・・。

という具合に偶然にもガーナ人が話す言葉と日本語はとても似ていることを発見。
その後、廊下を日本人3人で歩いていた時の会話を完全コピーされた時は本当にびっくりした。

学校にはラップが上手な男の子(21歳)と、おばちゃんみたいに笑う面白い女の子(18歳)がいた。
ふたりとも首都アクラ出身で、アカン語を話す。
ガーナという国には50もの言語が存在しているそう。
もしかするとアカン語以外の言葉を話すガーナ人はそうではないかもしれないが、少なくともアカン語を話す彼らはとても上手だった。

彼らが日本語が上手ということは、逆も然り、日本人はアカン語の発音がどの国の人より上手。
毎朝会うたびに交わす挨拶。
「エトゥセイン(how are you?)」
「エイエ (good)」
やればやるほど板につくようで、「家族に聞かせたいから、電話で言ってみて」とガーナ人の女の子の家族とテレビ電話したことはとても懐かしい。

海外に行くと日本との違いに驚くことが大半。アジア圏であれば、お茶を飲む文化があったり、同じような意味の言葉があることもあるが、ヨーロッパで似るものを探すのは大変。アフリカなんて、多分正反対のものしかないだろう… アフリカに上陸したことはないが、きっとそう、と思っていた。
しかし、むしろ近いものを発見した。
アフリカなんてとても遠い国で、共通点なんてないと思っていたけど、探ってみれば何か同じものがあるんだと気づいた1日でした。


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