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ヌガー、ヌガー

去年の年末、母に「年末だから私が飲めるようなシャンパン買ってきて」と言われ、近所のおしゃれ酒屋さんに行った。そこはワインがメインの酒屋さんなんだけど、クラフトビールやウイスキーもあるし、グラスとか食品もちょこちょこ置いてあって、暇つぶしになんとなくで行くことも多い。

輸入菓子コーナーを見ていると、凹凸で文字が書かれた銀色のカンカンが目に止まった。「ヌガーはこれが一番美味しい!」みたいなポップがそばにある。5本入りで値段は1200円くらい。

そういやヌガーって俺が好きなお菓子じゃないっけ?あの、チロルとかに入ってる、ねちゃっとした感じのやつが、たしかヌガー。
「ぬがー」とiPhoneで打って変換してみると、nougatというスペルが出てきた(英語だろうか)。かっこいい。ヌをnouと書くところや、のっぺりしたnouの後にgatというキレのいい音がくるところが良い。声にして言いたい。ヌガー、ヌガー。
こういう食べ物がいぶりがっこの他にもあったのか。口に出して言いたい俺の好物ランキング、2位。いぶりがっこに僅差で敗れるも、3位のマリトッツォとは大差である。(マリトッツォは発音ポイントは高いが、そこまで好きじゃないので低得点。嫌いでもないけど)。
ヌガーはニガそうな名前をしていて、実際に苦みが美味しいお菓子なこともいい。

実際のカンカン。
SPECIALITAという文字も何語かわからないが、なんか美味しそうでいい。

話を戻す。ヌガーが5本で1200円はちょっと高いけど、一番美味しいやつらしいし、年末の贅沢にはちょうどいいかも。それに、家族と親戚と分けたらちょうど1人1本ずつで分けれる。シャンパンのついでに買ってみることにした。

実食。ヌガーとナッツが混ざった食感。ねっとりの中にナッツのボリっとした感じがある。そして遅れてくるチョコの苦味。そうだ、思い出した。高いものってなかなか味がしないんだよな(ハムとかワインも高いやつはなかなか味がしない)。

でもこれで1本250円くらいかあ。家族はみんな美味しいと言っていたものの、価格を知っていたからか、自分はあまり良さがわからなかった。こう言っちゃなんだけど、貰い物で食べたかったなあ。

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