台風の中出勤/登校することは美徳なのか


台風や自然災害等やむを得ない場合の出勤について考える。
何度も議論され尽くした上、聞き飽きたテーマであるがここで敢えて論じる。
さてこの記事を執筆している本日はまさに台風が接近しており、筆者は以下のような文面のツイートを発見した。

・『台風で出勤しないと自主的に判断した人を欠勤扱いにはしない』と言うのなら大々的に休みと言ってくれ

・『昼からこの地域激しくなるから帰宅命令』とかやるならそもそも出勤させるな

おっしゃる通りである。
この2点に関して思うことがあるとするならば、
・下々の者は上長の指示がないと「とりあえず」出勤してしまう
・そもそも台風などで命や財産の危険がある中で出勤する/させることが美徳なのか
などであろう。
これら2点について考える。


・上長の指示がないと「とりあえず」出勤

思考停止気味ではあるのだが、理解は出来る。しかしながら私が憤りすら感じるのは、上長の指示も「自己判断」を命ずることが多いゆえである。
自己判断出来ないから文句を言っているのではない。その自己判断ゆえに出勤しない方を選ぶと、上長が理不尽にキレ散らかす可能性すらあるのだ。


・「出勤=美徳」??

上長というのは大抵、「出勤=美徳」だとか考えている人間が多い。
仕事に魂や人生を捧げたい人間はそうしてもらって構わないが、そういう時代ではないだろう。頑張って雨の中ずぶ濡れになって出勤しても、普通に晴れの日と賃金は変わらない。私の意見としては、こういう時こそテレワークないしリモートワークをすべきだと思うのだが、人はコロナ禍前に戻さんと考えている。果たしてそれは正しいのだろうか?

コロナ禍で得た技術や学び、経験を人はなかったことにしてはならないと感じる。
現場に集まらなくても仕事は出来るし、同じ空間にいなくても業務は出来る。それにより生まれたゼロトラストセキュリティの考え方は至極正しいと感じる上、セキュリティ面を考えるととても良い。
コロナ前に戻す、ではなく、これを機に得た知識や技術を活かしてこその進歩ではなかろうか。

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