見出し画像

いのちを食すまで

見つけてくれてありがとう🌱
さちです

先日、とっても有難い機会をいただいて
エゾヒグマとエゾシカを解体現場に行かせていただきました

有難すぎる…
こんな経験なかなかない

前日までは、
力がいる作業ということで、女子は見学ね〜
という流れで
ジェンダーのことについて学んでいるさちは
前日の準備中に大泣きしました

悔しかった。でも誰も悪くない、やるせない。

それでも、
見学をさせていただけることもすごく有難いこと。

ジェンダーに関するもやもやは別のことです
それは社会だと思うから
それとこれとは別の脳みそを使って考えれば良いのです

ーーー

そんな感情で迎えた当日

少し早くに着いたのもあり、
『はじめてでしょ?鹿で練習しな〜』と…

戸惑いつつも、
ありがとうございます!!と教えていただきました

その後、人が集まり、
熊の解体へ

ーーー

すごいなあ、

解体中は、自己防衛からか、
大きな感情の動きはなく、
ただただ体力をすごく使いました

家に帰り、下処理をして、
寝て次の日は全身バキバキ
また次の日、焼いていただいた時
たくさんの感情が溢れてきました

生き物に生かされているということ
人間は、勝手に害獣、害虫というけれど
その分別は正しいのだろうか

いや、きっと正しい正しくないなんてものはなくて
その人その人の価値観なのだろう

何も感じないわけもなく、
でも、感じるには、
咀嚼するには少し時間がかかりそうで、

自分達が普段食べているお肉は
こんなにも愛しいいのちで
生体からお肉に変えてくれる人がいる

「そんな可哀想なこと、自分には絶対できない」
と思うこと、話すことは
無責任で、残酷なことなのではないだろうか

家畜と、ハンターさんが捕らえたいのち
環境は全然違うけれど、同じいのちで
温かく、優しく、ただ生きたいだけなのだろうな、と
思ってみました

ーーー

この子たちは大切ないのちだから
しっかりと気持ちを込めて”いただきます”を言おうね

とか、
そんなことは言うつもりないです

言葉と気持ちはイコールではないと考えます

いただきますもご馳走様でしたも強要したくないです

ただ、
その国がたいせつにしていることは語彙の数に表れる
きっと日本人・日本語は
昔から食をたいせつにしてきたのだろうな…と感じます
せっかく良い言葉があるので、
放ってみるのもありかもしれない

ーーー

目の前の食べ物たちが
どのような環境に生き、
どのような方法で、
どんな人がここまで運んでくれたのか

それを考えながら、知った上でご飯を食べること
それはすごく豊かなことなのではないか
と、さちは考えます

ーーー

思い出せば涙は溢れるけど、
有難い1日だったことに変わりありません

本当にしあわせな1日でした
今日も生かしてくれてありがとう

さちはきっとこの先も積極的にお肉は食べないけれど、
今回いただいたいのち達は
ひっさと美味しく頂こうと思います

ーーー

最後まで読んでくれてありがとう
あなたの毎日が、心地好く苦しいものでありませんように
あなたがたいせつです

さち

ーーー

note模索中です
今回は日記のような、頭の中を晒してみました
なんだか恥ずかしい気持ちです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?