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勝手に1日1推し 168日目 「テート美術館展 光」

「テート美術館展 光」国立西洋美術館     芸術

芸術まみれの災害級酷暑満喫なう。くっそ暑い中、家or職場を後にし、快適な室内に後ろ髪をひかれつつ移動。そして、待ち受ける館内の涼しさたるや。うんにゃ、寒いくらいですぞ。もはや納涼は美術館(博物館)にて候。作品保護の観点で館内は常に21~22度くらいであられまする。すずぴ~。ゲリラ豪雨にも対応可!夏はナイトミュージアムも魅力的!
目にも心にも体にも優しいなんて、こんなお得なことってあるぅ?何なら、歩数も稼げます。運動!

とまあ、良質展覧会が目白押しですので(個人的見解)、ぜひお運び下さいPRを致してみましたとさ。

さて、テート美術館展、興味深かったです。
「光」をテーマに作品を展示。「ターナー、印象派から現代へ」ってサブタイトルにあるように、時代を跨ぎジャンルを跨ぎで、部屋ごとの印象が異なり興趣が尽きなかったです!
宗教画や風景画も作品の時代や歴史、世相、宗教観を含めた背景ではなく、光の表現に着目して収集しているので、本来日本人になじみの浅いそれらを抜きに楽しめるので鑑賞し易かったと思います。いい企画だなぁ、鑑賞の仕方って色々あるんだなぁって発見がありました。

私的に「愛と巡礼者」にロックオンされました。鳥がいっぱ~い。ちゅんちゅん。宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を見たのもあり、めちゃめちゃ鳥に色めき立ってしまいました!!お、鳥まみれ!!天使も鳥?!大昔から、人は鳥に大空にロマンを感じずにはおれないんでしょうなァ。羽ばたく鳥に夢を重ねてしまうのでしょうなァ。鳥ってファンタジーとリアルを繋ぐ生き物だよなァ。3部作の中画であっても、テーマに沿って陰影の美しい本作のみ展示だそうです。へえぇ~。

愛と巡礼者

それから、ターナーの美しい光の表現には緻密に計算された遠近法という秘密が隠されていたんだなぁって思いました。「講義のための図解」を見るにめちゃくちゃ論理的?というか構築的?というか、立体に対しての光と影について考察していて、「球における反射」の一連の作品にはほぉ~ってなって思わずガン見してしまいました。とことん基礎あってアノ表現アノ作風なんですよね。どんな作風の画家も模写とかめちゃくちゃ上手だもんな、そゆことそゆことそゆこと。

ハマスホイ、リヒター、タレルの作品も見れてとっても嬉しかったです!!
ターナー、モネ、シスレー、カンディンスキー・・・有名どころの作品もたくさん見れるし、インスタレーションもあるし、涼しいし、運動にもなるし(しつこい!)どう考えてもすっごいお得です。Let’s 納涼!

私事ですが、ジュリアン・オピーの作品が良かったです。ゲームや漫画の世界みたいでさぁ。全然知らなかったので調べてみたら、Blurのあのポートレートのジャケットとか手掛けててびっくり!こういう偶然の出会いも嬉しいですね。

久しぶりに国立新美術館に行ったけれど、やっぱり良き建物でありました。
見目麗しく、シャレオツですね!吹き抜け過ぎて若干暑いけれど・・・。
乃木坂駅からのストロークが好きなんだよなあ(トップ画像)。晴れた空に良く似合うこと。この構図までも本展の作品っぽかったな。

ということで、推します。

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