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ジョージアがEUの加盟候補国になりました

先日、ジョージアがEUの加盟候補国になり、街がお祭り騒ぎになっていました。

※ 2023年12月14日の首脳会議で、ウクライナとモルドヴァの加盟交渉を正式に開始することと併せて、ジョージアを正式な加盟候補国と認めました。


ジョージア人たちの反応


私の周りのジョージアの知人たちの反応は、現状はこんな感じです。

「これでジョージアがEUに入れることが確定したようなものだ」
「いい予感しかない」

EUに入りたい理由を聞いてみると、こういう回答が。

「入りたいのではなく、入るしかない。入るべきだ」
「ジョージアがロシアから離れる唯一の方法がEUに入ることだから」

私の周りの多くの人が、ジョージアがEUに入ることを待ち望んでいます。
でも、全員というわけではありません。

「ロシアは兄弟で、アメリカが敵だ」

と言う人たちもいます(傾向としては、ソ連時代を実際に体験した年配の方が多いです)。

また、若い世代でも、ロシア人とのミックスだったり親戚がロシア系の人たちは、

「EUに入っても他の加盟国にいいように扱われるだけで経済は良くならない」
「ロシアの血が流れているジョージア人が多いのに、ロシアを切り離すのは不自然だ」

と、消極的な意見を持っていたりします。

でも、全体的には、喜んでいる人が多いように感じています。

私は、年の瀬にぱっとみんなの笑顔が華やぐようなニュースが舞い込んでよかったなと思います。

加盟候補国になったあとの流れ


これから加盟候補国は、欧州委員会と加盟交渉をはじめ、EUからの経済的・技術的支援を受けながら、国内体制の整備を行っていくそうです。

その後、加盟がEU全体から承認されると、加盟条約が結ばれます。

(参考記事:https://eumag.jp/questions/f0312/

実際に加盟するまでにどのくらいかかるかは、国によって違うそうですが、ジョージア人の知人は「あと7年くらいかかるって言われてるよ」と言っていました(情報筋がどこかは聞きそびれました)。


私は、政治的なことはずっと学び続けているだけの立場で、すごく詳しいわけではないのですが、ジョージアの人たちが大好きなので、彼らが望む方向へ進んでいけることを願っています。

同時に、ジョージアに住む外国人として、これから色々な規定の変更があるかもしれないので、EU加盟まで、流れはしっかり追っていかなければいけないと思っています。

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