3月の振り返り|自分がようやく手のひらに。
「自分の手の中に、自分自身をしっかり捕らえられているような感覚」。
3月に入ってから、少しずつそんな感覚が自分の中に芽生えはじめた。
自分の心や身体の「心地よい状態のつくり方」が理解できるようになってきて、うまくコントロールできるようになった。そんな実感が、最近ふつふつと湧いてきている。
日々慌ただしく生活しながらも、こうしてきちんと立ち止まって考え、振り返りをしている成果なのかなあと思いながら、今回は、3月の振り返りを書いていこうと思う。
3月の目標と、振り返り。
▼3月のテーマ
自分の心と身体を「心地いい状態」に保つためにコントロールする
▼3月の目標と振り返り
3月の達成度:8/10
①健康
・睡眠時間が7時間以下の日が、3日以上連続にならないようにする…○
・お酒は、週に2回まで。夜の外食は、週に1回まで。…○
・平日の夜、砂糖の入った脂質1.5g以上のお菓子は食べない…△
②人間関係
・週末のうち1日は、一人で過ごす時間を確保…△
・少しでも心が重くなるような人との関係は切る…○
③力
・事前に決めていたリストの中から本を10冊読む…○
・毎日日記をつける…○
・毎週1記事はnoteを更新する…△
・毎週1回、相手の関心がありそうな情報に関して自分の意見を伝える…○
④自由
・交際費と美容費は、それぞれ4万円以内に収める…△
3月のテーマは、「自分の心と身体を『心地いい状態』に保つためにコントロールする」だった。
このテーマを設定したのは、2月、自分にとって本当に必要ではないものに時間や労力を使ってしまい、心をすり減らしてしまったから。
そのために上記の目標を決めたのだけど、中でも「自分にとって最適な睡眠時間の確保」と「週末のうち1日は一人の時間を確保する」という目標により、心と身体は比較的良好な状態をキープできていたように感じる。
全体的に見ても、この3ヶ月間で一番点数が高くて、そのことも個人的にはとても嬉しい。
とはいえ項目別に振り返ってみると、できたこともできなかったこともあった。ここからは、各項目について学んだこと、気づいたことも含め、この1ヶ月間のわたしの変化や課題について、簡単にまとめてみることにする。
①健康:自分にとっての「良い循環」を保つ
睡眠時間を毎日7時間は確保するようになってから、「午前中、仕事に集中できないこと」や「会議中、眠くなること」が一切なくなった。
「それは気持ちの問題なのでは?」「社会人4年目にもなって、そんなレベルの低いこと言ってるの?」と呆れられてしまいそうだけど、日本人の中で20%に含まれるらしい超夜型のわたしにとって、「夜早く寝て、朝早く起きること」は、これまでの人生で何度も超えられなかった大きな壁だった。
だから、寝る時間や起きる時間を世間の声や一般論に合わせることをやめ、まずは「自分の生活スタイルに無理のない形で取り入れられる、最適な睡眠時間を確保する」方向に、目標を変えることにした。
その結果、早く寝ることができなくても罪悪感に苛まれることもなくなったし、毎朝起きてスマホに「目標睡眠時間達成です!」と表示されると、心も前向きになり、身体も軽くなったような気がして、すっと起きられるようになった。
平日だけじゃなくて、週末も午前中にジムの予定を入れることで、10時過ぎまで寝ているということもなくなったし、それによって自己肯定感が下がることもなくなって、心身ともに健康的になってきている気がする。
ここには、①決められた(自分が決めた)時間内に仕事(やるべきこと)を終わらせる→②自分にとって充分な睡眠時間と自由な時間を確保する→③心も身体も健康的な状態が保てる(→①に戻る)、という連鎖があるように思う。
時には、外部から何らかの障害を与えられることもあるかもしれないけれど、4月以降も、できる限りこの「自分にとって良い循環」を保ち続けたい。
②人間関係:会いたい人に「会いたい」と言われる自分になる
3月は、2月の反省を生かして「他人のために」何かをする時間や労力を使うことをやめた。
とはいえ、どうしてもやらなくてはいけない状況になったことも何度かあって、そんな時は、その後に「自分のための時間」を必ず確保するようにしてなんとか心のバランスを保つことを意識していた。
週末のうち1日を必ず「一人で過ごす日」にすることで、月に4回しかない休日を誰と過ごすかについても以前より真剣に考えるようになったし、会った人からは、今まで以上に何かを学ぼうという気持ちが芽生えたのも、制限によって生まれた効果だなあと思う。
…と、こんな風に冷静に考えている一方で、やっぱり「好きな人と会う」ことの威力が、何にも変えがたいというのも事実。
会う前は「その人と会えるのが楽しみだから頑張ろう」、会った後は「また会いたいと言われるように、明日からもっと頑張ろう」と思えるような人と会いたいし、会い続けられる自分でありたい。
友達でも先輩でも恋人でも、常に「会いたい人に会いたいと言われる自分」でいられるように、4月以降も、日々努力を積み重ねていきたい。
③力:「今、この瞬間」の自分の声を聞きながら、これからの自分に必要なものを見極める
この1ヶ月を過ごしていて一番反省しているのは、「本を10冊読む」という目標に対して、「量(10冊読むこと)」が優先になってしまって、「質(何の本を読むのか)」が担保されていなかった、ということだ。
「宣言している手前、達成しなきゃ…」という思いが先行して、つい後半は読みやすいものや、その時の自分にとって必ずしも必要とは言えない本に時間を割いてしまった。
これを踏まえて、4月は「10冊読む」という目標は一旦横に置いておいて、「その時自分にとって必要な本だけを読む」という目標に、実験的に変えてみようと思っている。
また、読書以外でも、3月はやりたいこと、やらなきゃいけないことが溢れ返ってしまって、自分の中で優先度が曖昧なまま走り続けてしまった。
だから4月は、改めて「何を残して、何を捨てるのか」を判断し、選んだものの中で、優先順位を決めようと思う。
年始に立てた1年間の目標を見返しつつも、「今、この瞬間の自分」の状況や気持ちをしっかり理解した上で、「これからの自分」にとって何が一番大切なのか、都度立ち止まって、考えながら行動していきたい。
④自由:一度捨てて、本当に必要なものだけを選び取る
3月は、「人との外食の頻度を週に1回に減らす」という実験をしてみた。
以前は週に3〜4回は、夜誰かと外食をする、というのが当たり前になっていたのだけど、4分の1程に減らしてみて、「案外、このくらいがちょうどいいかもしれない」ということに気づいた。
外食の頻度を減らしてみて、お金・時間ともに無駄遣いが減ったことに加えて、以前よりも本当に好きな人、本当に好きなお店だけを選べるようになった。
これによって、以前よりも確実に幸福度が上がった。
1回1回の食事に対する価値の重みや愛情の深さが増し、料理もその空間もその人との時間も、ゆっくり味わえるようになったからなのかもしれない。
今まではあんなに頻繁に外食していたのに、「なんだ、意外と自分の心にとって外食ってそんなに必要ないんだ」ということに気づいて、心なしか身軽になった気分。
一度極端に減らしてみて、もしくは捨ててみて、そこから本当に大切なもの、必要なものだけを、改めて手にするための努力をする。
これからは、何においても一旦は手放してみて、自分にとって本当に必要なのか、そうじゃないのかを判断した上で、自ら選び取っていけるような生き方をしたいなあと思う。
4月の目標と、思うこと。
振り返りを踏まえて、4月のテーマと目標は下記のような内容に決めた。
▼4月のテーマ
選択と集中
▼4月の目標
①健康
・睡眠時間が7時間以下の日が、3日以上連続にならないようにする
→引き続き継続。
・お酒は、週に2回まで。夜の外食は、週に1〜2回まで。
→引き続き継続。
・砂糖の入った脂質1.5g以上のお菓子を食べるのは、週に2回まで
→曜日は決めず、週に2回。それ以外はフルーツやヨーグルトで我慢。
②人間関係
・週末のうち1日は、一人で過ごす時間を確保
→なるべく無音の環境で、考える、もしくは読書の時間に充てる。
・会った人から1つは学びを得る。相手にも1つ以上の気づきを与える。
→会いたい人に「また会いたい」と思ってもらえるように。
③力
・その時の自分にとって「必要だ」と感じた本だけを読む
→自分の課題を解決してくれそうな本、もしくは心が動いた本を選ぶ。
・何かを始める前は人に話を聞く、調べるなどして情報収集をする
→自分の知識や経験だけに頼らず、人の頭や先人の知恵を取り入れる。
・週に1回、学んだことをアウトプットする
→4月から始めたシーライクスの講座において、週に1回課題を提出。
④自由
・交際費と美容費は、それぞれ4万円以内に収める
→毎月の支出の中で半分以上を占めるこの2つを抑え、勉強に回す。
・平日の夜、1時間ずつインプットの時間を確保する
→読書、もしくはシーライクスの講座を受講する時間をつくる。
4月は仕事における学びが第一優先で、その次に、文章力を磨く(シーライクスの講義を受けてアウトプットする)こと、と決めた。
ようやく自分自身の心や身体が自分で掴めるようになってきたところで、4月以降は、少しずつ動き出していきたいと思っている。
「自分に必要なものだけを選び取る」ことができるように、まずはこの優先順位を見失わないように、日々を過ごしていきたい。
そして何より、4月というはじまりの季節にわくわくする気持ちを大切に、今月も、楽しんで毎日を歩いていこうと思う。
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