Notefolio #17 | スイッチボックス(おもちゃ)
今回は、しばらく前に娘のために作ったおもちゃです。
1歳半の頃、少しずつ指先が動き始め、しだいに何かを押したり、つまんだり出来るかのように見えた時期。
それならば!と思い立ち、いろんなスイッチが付いたおもちゃを作る事にしたのでした。(経緯)
押す、つまむ、回す。
そして完成したものがこちらになります。
一番下に3つ並んでいるものが押しボタンスイッチ。
→ 押すと光ります。赤緑青。信号機?
右上がトグルスイッチ。つまんで押し下げるスイッチ。
→ 押すとすぐ上のLEDが光ります。
左上がロータリースイッチ。つまんで回すスイッチ。
→ 一番左に回すとOFFですが、右に回すとその角度に対応したLEDが光ります。
箱の中身
箱の中はこういう仕組みになっています。
箱となるものを3Dプリンタで出力し、中にスイッチや電池を取り付けた基板を内蔵しています。
基板は、はさみでカットできるタイプのものを使って必要な部分だけの形状にしています。
1枚の大きな基板でも出来ない事はないんですが、ちょうど便利基板が部屋にあったので。
トグルスイッチとロータリースイッチは秋月電子なんかの電子パーツ屋さんで買える普通のものです。
押しボタンスイッチは、ボタンの中にLEDが内蔵されているものがスイッチサイエンスで売っていたのでこれを使いました。
ちょうどボタンの真下にLEDが仕込まれてあるので、その上部にこれを直接指で押すボタンとなるパーツが光るようにできました。
このボタンとなるパーツは光を通すために、透明のPETGで出力しました。
電源は、コイン電池1個で駆動しています。すべてのボタンはこの1個の電池から電源をとっています。
遊んでもらってみた
最初は僕がボタンを押して見せて、そこから娘に触ってもらったのですが、最初は押しボタンスイッチを押す事しかできませんでした。そこから1〜2ヶ月してだんだん器用になってきたのかトグルスイッチを押せるようになりました。そしてさらにそこから2〜3ヶ月すると、ロータリースイッチも回せるようになりました。
こうしてだんだんと指先の操作を覚えていくのを間近でみると感動するものがあります。成長したな、弊娘。
まだ今でもときどき出しては遊んでいます。
やっぱり光るものは興味を引くんでしょうか。。
もしくは、それぞれボタンを押したり回したりするときの「カチッ」というレスポンスが結構気持ちよく出来ているので、それが良いのかもしれません。
なんにせよ、気に入ってくれたのなら作った甲斐があるというものです。