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【前編】 スマホでエネマネ〜Nature Remo Eを導入してみた!〜スマホで売電・買電電力量の可視化〜

先日、我が家のスマートハウスの基本形が完成した(詳細は下記記事参照)のですが、わたしとしてはまだ不完全な部分がありました。
それは、我が家で導入したHEMS機器(オムロン社製)を使うと、買電電力量・売電電力量・消費電力量といった数値を専用モニターでは確認できるのですが、ウェブサイトやアプリなどで閲覧ができないのです。

専用のモニターでは確認できるが・・・

そこで色々と調べてみたところ、工事不要で、電力消費量等がスマホアプリで見られる「Nature Remo E」という商品の存在を知り、導入することにしました。


Nature社:スマートリモコン「Nature Remo」を作っている会社

おうちハックや家電の自動制御を趣味としている方々(わたし含む)だったら知らない人は居ないであろう、スマートリモコン「Nature Remo」。
Remoを作っている会社「Nature」が、太陽光発電を導入している個人向けに新たなエネルギーマネジメント用の商品「Remo E」を販売していた、というわけなんです。

Nature アプリでのリモコンの画面。ほぼ7台のエアコンの管理に使っている

ちなみにわたしはNature Remoの元となった「IR kit」の時代から愛用しております‥!

Nature Remo E

スマホアプリで発電・蓄電などの電力状況をリアルタイムに把握したり、過去の消費電力量のモニタリング、太陽光パネル、蓄電池、EVパワーステーションのコントロールなどが簡単にできます。

公式サイトより

特筆すべきは後付けが可能で、工事が一切不要というところ。仕組みはシンプルで、スマートメーターのBルートと、HEMSの規格「ECHONET Lite(エコーネットライト)」対応機器に繋げ、太陽光発電などの電力の可視化や機器の操作を可能にするというものです。

HEMSにNature Remo Eを選んだ理由

理由①:Remoと併用すると、電力量の確認だけでなく家電のオンオフもできる

先ほど、Nature Remoでは"家電制御"ができると書きましたが、これをRemo Eを組み合わせて使用すれば、Nature Remo Eでの発電量・消費量表示等を見ながら家電の操作ができるというのが利点です(同じNatureのアプリで電力量表示と家電制御が行えるので)。

実は外出先からNature Remoでエアコン操作をしたときに、本当に消えたのか?(あるいはついたのか)がよく分からなかったりしたのですが、Nature Remo Eの画面で消費電力の増減がわかるため、不安が払拭されそうです。(ちょっと確認が手間ではありますが・・)

「コントロール」でRemo、「エネルギー」でRemo Eの機能が選択可能

理由②:工事不要で設置が簡単

我が家には既にオムロンの計測ユニットとモニターを導入済みですので、計測ユニットのデータをスマホで可視化してくれる設備があれば良い、という状況でした。
Nature Remo Eは、上記にもある通り、スマートメーター(Bルート)やHEMSの通信規格「ECHONET Lite(エコーネットライト)」を通じて情報を取得するため、工事不要で計測ユニットで計測したデータを表示することができるのです。

コンセントに刺すだけだにゃ

理由③:ベンチャー企業の商品で、クイックな機能改善や進化が期待できる

わたし自身が2014年頃に発売された「IR kit」の頃からのユーザであり、その頃から現在に至るまで、Remoがハードもソフト(アプリ)も進化を遂げているのを感じていたこともあり、この会社の商品であれば今後も機能改善や進化をしていくだろう、と期待できたのも理由の一つです。

ただ正直、自宅の設備の一部であるHEMS機器は、大手企業のものを導入したいという気持ちもありました。(余談ですが・・先日、我が家のスマートロック「Qrio Smart Lock(Q-SL1)」のサービス終了のお知らせがあったりして焦ったんですよね…!)
ですが、理由②の通り、工事不要なので「手離れが良い」。撤去するのに再度工事などが必要ないので、万が一サービスが終了したとしても(もちろん終了して欲しくはないけれど…数年後に市場環境が変わっていたら…という心配はあります)コンセントから抜いて別の商品に乗り換えれば良い、と考えられるのです。

(やっと本題)スマートメーターと接続した!

スマートメーターとの接続は簡単!

長くなりましたが本題です。全ての設定方法は長くなるため公式HPに譲りますが、以下の3ステップを踏む必要があります。

1.Nature Remo Eの登録→2.スマートメーターの登録→3.ECHONET Lite機器の追加

2.の「スマートメーターの登録」まで完成すると、買電・売電の電力量をリアルタイムで表示できるようになります!アプリ上の表示に従い、簡単にできますよ。

「スマートメーターに接続」を選択します

スマートメーターに接続するとできること

接続が成功すると、例えば1日の買電量はこのように可視化されます。

買電状況

1ヶ月で見ると…

3月の買電売電グラフ

このようなスマートメーターとの連携と可視化だけが目的であれば、Nature Remo Eではなく、「Nature Remo E lite」という廉価版モデルでも可能ですので、例えば太陽光発電されていない家庭で節電をしてみたいという方はこちらを検討してみて下さい〜!(太陽光発電をしていたらRemo Eの方がおすすめ)。こちらです⬇️

ちなみに、1ヶ月単位で見ると、オムロンの計測ユニット上の情報と売電電力量に少し差分がありました(Remo Eだと693kWh、オムロン計測ユニットでは701.8kWh)。買電電力量は480kWhとほぼ差分がありませんでした。

オムロンの計測ユニットの表示

(次回:後編) 太陽光パネルやV2Hに繋げます

今回の記事では、Nature Remo Eをスマートメーターと接続し、売電電力と買電電力の可視化を実施しました。

次はいよいよエコーネットライト対応機器と接続します。できるだろうことは以下となります。お楽しみに〜〜!

・太陽光パネルでの発電電力量や、家庭での電力消費量もスマホで見られる
・V2Hの放電・充電の操作がNatureアプリ上でできる
・(エコーライトネット対応であれば)家電一つ一つの消費電力量を可視化

こちらから⬇️


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