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ななめ右上
2022年9月25日 01:25
[ああああfjぬいお;llkkkkkkkkkkkkkkkkk]「ハッ…今、なんじ…」 どうやら寝落ちをしてたみたいだ。パソコンには明らかに寝落ちした際に乱雑にキーボードが押された跡が残っている。ディスプレイに表示されている時間は午前4時26分。確か22時から始めてるから…だいぶ寝てるなぁ。「疲れてるなぁ…」 ハァ、と私はため息をつく。頭をポリポリと搔きながら携帯を見ると、22時に『原稿今
2022年9月5日 00:11
—月—日「これはかなり複雑な魔術回路…というか古い回路で出来てないか?」「ええ、昔は人間が人形に対して魔術やオーラを使って護身用のゴーレムを作っていたみたいなんだけれど…段々作れる人間がいなくなってきて、結局今は人形が人形に魂を入れているみたいなの」「そうか・・・」 その話を聞きながら、眉間に皺を寄せた私は一つ溜息をつく。なんせ私は妻とは違い魔術回路を持たない普通の家系の人間である。興味は
2022年8月29日 18:58
なにもない。 「私にはなにもない」。 かつては家族や友達もいたような気がする。しかし、今の私の選択ではそれらを手に入れる運命とは真逆の方向を向いている。 私にはなにもない。わけもわからない場所に送り込まれて。過去だかなんだかしらない世界に放り込まれて。私は普通のくらしをしたかった。途中で死んでもいい。交通事故で他界でもいい。私の運命が二十六歳で止まろうとも。私は普通の人でいたい。
2022年8月21日 21:26
「いなくなりました…」 私はただ、在りのままを報告する。「ど、どういう事よ…!」「ですから、母はもう亡くなって…」 言葉を続けようとしたその瞬間、客人は私の胸ぐらを掴む。「冗談聞きに来てるんじゃないのよこっちは!いくらアンタがあいつの子供だからといってもアタシは容赦しないよ!本当のことを言いなさい!!」怒号が私に向けられる。その表情は怒り以上の何かを感じさせるものであった。しかし私の
2022年8月16日 01:50
ア… …? 妾(わらわ)は…? 呪いが… まあ、よいか… …まだ、完全ではないが…誰かが呪いを解いてくれた…? いや、違う… ダメだ……意識がまだ………  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ そうか…この者が……妾の力の可能性を感じ取って… …使われ方はどうあれ…妾の封印をといたこの者たちには恩を返さねばならない… しかし…その使われ方がまた…別の者の身体に入るとは… この少女の身体が壊れない
2022年8月11日 03:02
—月—日「この人形が…?」 私は困惑交じりの言葉をつぶやく。なんせ目の前にあるのは『意思をもって動く人形』だからである。「そう。これは昔、私と友人が一緒にウチの母さんの手伝いをしていた時に立ち寄った街にあったものなの」『…!』 言われてみるとかすかに動いている気がする。本来ならば活発に動くそうだが、この木製の人形に関しては初めからほとんど動いていなかったらしい。「微妙に動いている気もす
2021年6月27日 22:15
??年??月??日 「つまり、あなたは…私?」 ついにその日が来た。私は、時間を渡り歩き、そして歪みが発生するポイントが何であるのかを突き止めた。そして今、目の前に私がいる。今までと同じ能力による世界の巻き戻しであるならば、この目の前にいるこの幼い頃の私にも、記憶が保持されているはずである。 …らしい。「確かに声とか、まつげの感じとか…私なのかなぁ…」 困惑した。けれどその困惑以上に、
2021年6月25日 19:15
×年◎月▲日 今日、非常に奇妙なことが起きた。なんと未来から来たという人間が目の前にやってきた。非常に困っている。まあ、神の儂が未来から時を遡ってきた人間に驚くのも変な話ではあるが… 彼女曰く「突然できた『次元の穴』のようなものに吸い込まれた」らしい。 後は…そう、彼女の名前は「黒崎陽子」という名前だそうだ。聞きなれない珍しい名だった。特に彼女は「憑依学」なるものを研究しているそうだ