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つらつら草子

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小説のような日記のような。 思ったことの吐き出し用と、文章執筆のリハビリ用に。 脈絡なく適当につづきます。
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#日記

【つらつら草子③】明屋 1

300
Bernd
6年前
7

【つらつら草子②】ベルリン

200
Bernd
6年前
6

【つらつら草子①】ゆめのくらし

100
Bernd
6年前
5

【つらつら草子④】幕間(明屋1と明屋2のあいだ)

100
Bernd
6年前
3

【つらつら草子⑤】明屋 2

100
Bernd
6年前
1

【つらつら草子⑥】明屋 3

100
Bernd
6年前
2

【つらつら草子⑦】ゆめのくらしⅡ

 嫁さんがいればもっと自分のケアもできるのに、という男性の発言が、インターネットで少し話題になっているのを見た。そんなの自分でやれという言葉を見て、そのとおりだなあと思いながら、私のゆめのくらしもこの男性のものと同じだと気づいた。  一日を管理してくれる嫁が欲しい。  見守ってくれる嫁がいれば頑張れるのに。  この嫁という言葉は恐ろしいもので、ただの配偶者という意味ではなくて、女性で、なおかつお母さんのような役割を求めている。  例えばこれが家政婦とかではだめなのだ。朝を始め

【つらつら草子⑧】寮の話1

 ハイデルベルクで最初に住んだシェアアパートは、中心地からバスで三十分の山の中腹にある巨…

Bernd
6年前
5

【つらつら草子⑨】寮の話 2

 四つの個室と共同のトイレとお風呂と台所、それが私の住んでいたところだ。住まいは汚れてい…

Bernd
6年前
4

【つらつら草子⑩】ルームメイト 1

 私がきたときには中国人男性が一人いて、翌週にアフガニスタン人の男性がきて、その後にコロ…

Bernd
6年前
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【つらつら草子⑪】ルームメイト 2(微修正)

 ラマダンは日の出から日没まで断食をすると聞いていたが、六月下旬のドイツは日照時間がとて…

Bernd
6年前
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【つらつら草子⑫】いろんなもんのはざまで

 新しくできたタンデムパートナーは、トルコ出身のムスリムで、私はルームメイトに聞きそびれ…

Bernd
6年前
4

【つらつら草子⑬】 貧乏性と高等遊民-1

 どう生きるかというのはどう金を使うかということだ、と上がり続けれるユーロを見ながら考え…

Bernd
6年前
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【つらつら草子⑭】貧乏性と高等遊民-2

代助「何故働かないって、そりゃ僕が悪いんじゃない。つまり世の中が悪いのだ。」(夏目漱石「それから」) 私「それな」  仕事はさほど嫌いではなかった。ライターとも編集者とも校正校閲者とも名乗れない、自分の書いたものに自分の名のはいることなど一度もないような仕事だったが、一応は文を書いて生きてきた。文を書くのは嫌ではなかった。けれどもいろいろと嫌になった。  元気であるなら働いたほうがいいんだろうと思う。自分の世話はなるべくなら自分でできたほうがよいだろうし、自分の食い扶持は自分