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デイトレーダーと長期保有

昨今、「新NISA」や「つみたてNISA」、「IDeCo」と、将来に向けた「貯蓄」ではなく「投資」で資産を増やそうという動きが活発化しています。

それと同時に「株式投資」も注目されていると思いますが・・・証券口座を開いたはいいものの、どうすればいいのかわからない、という方もいると思います。
なので、私が株式投資を始めたころに戸惑ったことを書いていこうと思います。

【株式投資はギャンブルなのか】

よく、「株は怖い」「株?ギャンブルと変わらないじゃん」と聞きます。
正直言えば、私も以前はそうでした。
なんとなく小耳にはさむニュースで、「今日の株価は下がった、上がった」と言っているので、「下がったら損じゃん、怖い」と思っていたから。

では、そもそもなぜギャンブルだと思うのか?
それは、株価が上げ下げするから。
では、その上げ下げはどう株主・・・買い手、投資家に影響するのか。

もちろん、株価がさがれば損をします。
が、それは買った時より下の値段で売るから。

世の中には、デイトレーダーという、株の売り買いで資金(元手)を増やしたり、日々の生活費を稼いでいる人たちがいます。
そんな人たちにとって、1日どころかたった1秒間での株価の上げ下げは確かに致命的です。
なにせその場その場で売り買いをし、利益になるよう株を仕入れ、売らなければならないわけですから。

けれど、です。
売らずに、買った株を持っていれば?

ほとんどの株には、①配当金②株主優待と呼ばれるものが両方、もしくはそのどちらか片方がついています。

配当金とは、「権利確定日」と呼ばれる日に株をもって入れば、一株あたりに決まった金額がもらえる仕組みです。
株主優待は、一定量の株を持っていた場合、商品券やギフト券、その会社が制作している品物(食べ物だったり日用品だったり)がもらえる、というものです。
また、株を買ってから一定期間以上売らずにずっと持っていた場合、一部の会社では「長期優待制度」といって、通常の株主優待よりグレードアップした優待を受け取ることができます。

どんな株主優待・長期優待がもらえるのか、配当金はいくらもらえるのかは、その株取引のページに書いてあると思うので、よく確認してみてください。

▼例:オリエンタルランド

SBIアプリでの味方になりますが、株主優待・長期優待内容・時期は「株主優待」タブで見れます。


こうして、株を売らずにもっていればどうでしょう?
上げ下げなんて関係ないよね、だって売らないんだもん。
配当金や優待を貰える分、マイナスどころかむしろプラスです。

そもそも、です。
毎日毎日デイトレードをやっているような方たちを相手に、株式投資をはじめたばかりの初心者が勝てるわけがないんです。
勉強やスポーツを想像してみて下さい。

毎回テストで100点をとるような人や、大会で優勝しているような人を相手に、付け焼き刃で勉強したから、早く走れるコツを見つけたから、うまくやれるコツを見つけたからといって、じゃあ勝てるのか。
もちろん一定の成果はあるでしょうし、何回かは勝てるかもしれません。
が、圧倒的に負ける数の方が多くなります。
つまり、それがマイナスになってしまうわけですね。

株式投資がギャンブルと同一視されるのは、こういったところがあります。

結論:株初心者は売り買いせず、配当金・株主優待制度を目的に買うのがおすすめ!!!

【じゃあどんな株を買うのが正解なのか】

結論から言うと、「自分が良くいく・よく使うもの」の会社の株を買う方が、1日ごとの株価の上げ下げに一喜一憂せずにすみます。

私で言うと、ディズニーが好きで、ディズニーランド・シーに年間2~3回は行くくらいなので、運営元であるオリエンタルランドの株を買っています。
他に、「あつまれどうぶつの森」や「ポケモン」をやっていることから「任天堂」の株を、ヴァンガードをやっていることから「ブシロード」の株、よくガストやむさしの森珈琲に行くので「すかいらーく」の株を買っています。
他に、1種類ほど近い月でほしい株主優待があれば、そこの株を買ったりしています。
神戸物産のような、JCBギフト券を優待にしているところはおすすめですね。
また、書店やコンビニ、一部のドラッグストアやカフェでも使えるQUOカードをもらえる会社でもいいですね。

はっきりいって、株価は必ずどこかで下がります。
でも、逆に下がった以上必ずまたどこかで上がります。

下がっても上がっても、よくいくお店の株ならば、「株主優待あるし」「配当金もらえるし」と心持ちは穏やかでいられます。
逆に、あまり行かない・まったく利用しないお店の株だと、「優待もらっても使い道ないし」と、株価は下がる・優待の使い道はないでマイナスなわけです。

結論:株は「自分が良くいくお店・利用するお店」のものを買う!!

【”信用取引”ってなに?】

株売買のページをいじっていると、「信用取引」や「信用建余力」なんて文字があることに気づくと思います。
そして、そこに表示されている金額の多さに、「え、この金額だけ買えるの!?」と勘違いしちゃう人もいるのではないでしょうか。
かくいう私も、「証券口座にいれた金額以上の金額が表示されてる!?」とびっくりした記憶があります。

が、それは違いますのでストップ!!

証券口座を開いた後、株を買うためにいくらかをその証券口座にお金を移したと思います。
実際に買えるのは、もちろんその移したお金の分だけです。
じゃあ信用取引ってなんなのか。

これは、ぶっちゃければ「借金すればこの分まで株買えるよ」ってことです。
通常は、証券口座にいれた金額のおよそ3倍前後の金額が表示されることが多いようです。
が、これは借金。
借金である以上、いつかはその分を返さなければなりません。
これは一時、証券会社にお金を借りて株を買っているってだけなので。
じゃあどうお金を返すのかというと、基本的には期日内に信用取引で買った株を売る=「利益確定」させることで返済されます。

よくデイトレーダーの方が使われているのは、この信用取引ですね。
100万で買った株が150万にまで跳ね上がれば、50万得するわけです。
が、前述したとおり株価が上げ下げするのが通常なので、下がる場合もあるわけで。
100万で買った株が下がって80万になってしまった場合、20万不足してしまうわけです。
そうなった場合、どうなるのか。
期日内(大体2~3営業日以内)に、不足している金額を入金しなければなりません。
これが、時たま聞かれる追加保証金、追証(おいしょう)と呼ばれるものです。
つまり信用取引は、手持ちの金額以上の株を変える代わりに、ハイリスク・ハイリターンな方法ですので、正直おすすめしません。
信用取引はせず、自分が証券口座にいれた金額内で株の買い付けを行うことが一番安全で確実です。

結論:信用取引はハイリスク・ハイリターン!うかつに手を出さない!!

【最後に】

と、私が株式投資をはじめる前に思っていたこと、株式投資をはじめて最初に「え、なにこれ」と思ったことを書かせていただきました。

株初心者が、やれ「長期線が~~~」「短期線が~~~」「テクニカル分析が~~~」なんて言われても正直さっぱりわからないですし、ずっと長くやっている人と同じ土俵になんてすぐさま立てるわけがないんです。
それこそ同じだけの経験積まないと無理です、ぶっちゃけると。

なので、株主優待もらって「今度これ買おう」とか、こつこつ配当金をつみあげて「次はこの株買おう」って思った方が、株の上下に一喜一憂するよりよほどましです。

ひとまず言いたいことは次の三つ。

①株式投資初心者は、よく行く・利用するお店、会社の株を買う!
②買った株は基本的に保有!→配当金・株主優待・長期保有優待制度を目当てにすべし!
③信用取引には手を出さない!!

以上です。
こちらの記事が、株式投資を迷っている方・株式投資をはじめたけどどんな株を買えばいいのかわからない、という方の助けになれば幸いです。



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