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宝塚歌劇団徹底解説②組の特徴編

前回記事で宝塚歌劇団の5つの組について触れました。
今回は5組それぞれについて深掘りしていきます!

組ごとの特徴

花組

月組と共に最初に誕生した、宝塚で最も歴史のある組の一つです。

「ダンスの花組」とも言われ、ダンスの名手であるジェンヌさんが数多く在籍していました。

現在のトップスターである柚香光さんもキレのあるダイナミックなダンスを持ち味としているジェンヌさんですね。

見どころはそのダンスへの熱をこれでもか!と込めた群舞です。
男役の黒燕尾は体の角度一つも揃えることを徹底した作品です。

娘役も「花娘」と呼ばれ、花組の娘役としてのプライドを持ち舞台に臨んでいます。
娘役群舞も見どころです!

そして、娘役に敬意を示して男役が娘役をたくさん褒めるという習慣があり、
朝夏まなとさんが花→宙に組替えした時、
花組の習慣そのままに娘役を褒めていたところ
「チャラ男」と呼ばれることになったエピソードは有名です。
そのくらい他の組にはない習慣だったのですね笑

月組

先ほど紹介した花組と同様に宝塚で最も歴史のあら組の一つが月組です。

芝居心あるジェンヌさんが多く、「芝居の月組」とも言われます。
だからこそなのか、退団後テレビで活躍している方も多くいらっしゃるのがこの月組です。

謎の「アフロ祭り」が開催されているのも月組です。
なぜかその日だけ、出てくるジェンヌさんがアフロで登場するという…
こうしたネタにも全力なのも魅力ですね!

雪組

3番目に作られたのが雪組です。

なんといっても「日本物の雪組」でしょう。
宝塚の舞台は世界各国ですが、日本を舞台にした作品の完成度に定評があります。

日本物で重要な殺陣や所作の美しさはもちろん、
組子は全員もれなくMY袴を持っているという。
日本物への熱量が感じられますよね!

歴代のトップスター退団時もやっぱり日本物になることが多く、
ファンとしては日本物の上演が発表されるたびにドキドキするようです。

その一方であの人気作品『エリザベート』の初演はこの雪組で上演されているほど
実力として日本物に限らず高いパフォーマンスをもっている組とも言えます。

トップスターも若手の抜擢より実直に積み重ねてきた人が満を持して!という印象があります。
現トップスターの彩風咲奈さんも何度も新人公演主役を務めながら、研究科15年目でのトップ就任です。

星組

エネルギッシュでパワフル、体育会系と言われるのが星組です。
スタイリッシュなジェンヌさんも多く「コスチュームの星組」とも言われます。

100周年の運動会では花組に「怖い」と言われるほどの熱量だったようです!
また、みんなで筋トレするなど、体育会エピソードが絶えません。

現トップコンビお二人も身体能力が高く、熱血系ですね!

また生え抜きトップスター(1度も組替えすることなく、その組のトップスターになること)が多く、
組としての一体感を重要視している雰囲気もあります。

その一体感とコスチュームを生かして一本物ミュージカルの上演も多いのが組の特徴です。

宙組

最後に誕生したのが宙組です。

星組と反対に未だ生え抜きトップスターが誕生していない組です。
新しくフレッシュな印象があるのと、現代的な作品も多い印象です。

創設時から大きな組替えを経て今が形作られていますので、
いろんな組の出身者が在籍しています。

アンサンブルの力が強く「コーラスの宙組」とも言われます。

長身のジェンヌさんが多く「食いしん坊」エピソードが有名です。
組替えしてきた組子にアドバイスされるのが「共有部分に置いておく食べ物は自分の名前を書いておく」
だそうです!
書いていないものは食べていいという認識なんだとか…


いかがでしたか?
宝塚と一言で表現されていますが、
5つの組それぞれに特色があり、強みがあり、
それぞれの面白さがあります。

是非、それぞれの組を楽しんでみてはいかがでしょうか?

お読みいただきありがとうございました!

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