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「リゾートバイトのおすすめ場所はない」と言い切れる理由が実はある



リゾートバイトでアルバイトをしている人のことをリゾバイターと言い始めたのは3年前。

もちろん造語で「リゾートバイト」と「アルバイター」を組み合わせただけの言葉。

そんなリゾバイターだった私は、去年の夏も日本一忙しい有名なサービスエリアでリゾートバイトをしていた。

リゾートバイトで日本全国、転々とするようになると、かならず聞かれることがある。


リゾートバイトでおすすめ場所はどこですか?


リゾートバイトのおすすめ場所。


さて、あなたはどこを勧める?


リゾートバイトでおすすめの場所ってありますか?

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リゾートバイトを始めるには、まず派遣会社に登録をしなくてはいけない。

派遣会社によって持っている求人案件数、提携ホテル、旅館は異なり、どれだけスタッフを確保しているのかも違う。

そんな派遣会社に直接聞いてみることにした。


アプリリゾート

大手派遣会社の株式会社ダイブ。リゾートバイト事業として「アプリリゾート」が有名である。だいたい、リゾートバイトを始めた人はアプリリゾートに登録している人が多い。

どこのリゾートバイト先に行っても「派遣会社どこ?」「アプリだよ」なんて会話は日常茶飯事なくらいだ。アプリリゾートの魅力は、リゾートバイト後のことをしっかり考えてくれていること。上京してもいい、留学してもいい、そのためのサービスがいちばん充実しているのだ。

担当者の方は言う。


「おすすめと言われるとむずかしい」


どのような目的でリゾートバイトを始めるのか、譲れない条件やリクエストは人によってちがう。リゾートバイトといっても、働くことにおいて何を重視するかは人それぞれ。仮にAさんにおすすめの場所とBさんにおすすめの場所はちがうということ。


ハッシャダイリゾート

大手DMMグループの子会社・株式会社ハッシャダイによる「ハッシャダイリゾート」。2018年夏からのサービス開始で確実に提携派遣先を増やしている。

公式サイトでは求人情報は非公開。これに謎多き派遣会社であやしいという評判さえも出たほどだ。しかし、実際はLINEの友だち追加でチャット相談をしてしまえば、求人が閲覧できる。LINEだけでやりとりも完結できてしまう、スマホ世代にとってはリゾートバイトに挑戦しやすいのが嬉しい。

担当者の方は言う。


「おすすめは、人によってちがいますね」


自分に合っている場所を見つけるのは、そう簡単ではない。だからこそ、働く場所だけでなく住む場所の細かい条件も重要だ。「どういう暮らしをしたいか」これは本当に住んでみないとわからない。街があっているのか、田舎があっているのか。「人生どういうふうに生きていくか」そんな壮大なテーマなのかもしれない。


たかが、リゾートバイトでどういう生き方をしたいかなんてわからない。

派遣会社の言う「ここが特におすすめの場所」というものはないのだ。ないからこそ、自由に決めていいのがリゾートバイト先である。


リゾバでおすすめ場所なんてない、みんな自分が行きたいところに行くだけ

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じゃあ、自分の行きたいところってどこだろう。

10代の頃から憧れていた場所。

20代になって、行ってみたくなった場所。

30代、まだ行ったことがない場所。

人気の沖縄。みんなが行くからといって行きたいわけではない場所なら行かなくてもいい。ただ、沖縄に行った人全員言う言葉がある。「また沖縄行きたい」と。それくらい大好きな場所になってしまう沖縄は人々を魅了する。一度くらい住んでみるべきかもしれない。石垣島、宮古島、那覇、小浜島、西表島、恩納村、さてどこの島にする?

人気の北海道。寒いのが苦手だし、スキーやスノボもしないのに北海道へ行く必要はあるのか。しかし、北海道へ行く理由がある。それは大好きな食べ物がたくさんあるからだ。ウニもイクラもカニも食べ放題。海鮮好き、スープカレー好き、ラーメン好き、シメパフェまでしたい。トマム、キロロ、ルスツ、ニセコ、サホロ、富良野、利尻島、礼文島、北海道は一度では決められない。そう、住まないとわからないくらい大きいのだ。


人気の場所に興味がない。


じゃあ、どうする?


自分が本当に行きたいところがわからない

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自分はどこへ行きたいんだろう。


それすらわからないときがある。

行ったことないなら行けばいいのに、一度くらい住んでみればいいのに。

なぜか「行きたい」とも「住みたい」とも思わない。何も興味がわかない場所がある。

観光名所がないとか、食べてみたいグルメがないとか、そういう問題ではないのだ。

もしかして、行きたいと思わない場所は前世で殺された場所なのか?

そんなふうに思ってしまうくらい。

行ったことない場所へ降り立つのもいいかもしれないけど。行かなきゃいけないわけではないのである。まだ海外へ行ったことがない人がいるように、興味がなければ行かなくても人生は楽しいのだ。

だから、人はお気に入りの場所を見つけたら、何度でもそこに足を運んでしまう。そんな場所を見つけることができたら本当に幸せかもしれない。


情報過多、一つのことを決めるのが困難な時代

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リゾートバイトの契約期間は、3ヶ月前後が多い。

1ヶ月目はだいたい慣れるのに必死で辛くて帰りたい、2ヶ月目は徐々に溶け込んできて観光もできて休日が楽しくなる、3ヶ月目なんてもうベテランで頼りにされて、別れはいつだってさみしい。

人生100年のなかの3ヶ月はあっという間に過ぎる。

この3ヶ月をどう過ごすか。

スマホをひらけば、GoogleやYahoo!がいろんなことを教えてくれる。時には、SiriやAlexaも協力してくれる。あなたはどこに行きたいの? どこに向かっているの? 行きたい場所は合っている? それがほんとうに正解?

自分で調べないと教えてはくれないのだ。

それが、ときにめんどくさいと感じる。


もう私に合っているドンピシャで素敵な場所。


そんな場所があったら、すぐに教えてほしくない?


今日もこの景色を見られて幸せと思える場所


旅先で「毎日この景色をみながら、朝を迎えたい」なんて思ったことはないだろうか。それは、旅だからいいのか。なんて錯覚もする。旅人の朝は早くて、ホテルから見える景色は最高のロケーションに決まってるんだから。


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目の前が海。住んでいる部屋から海がみえる。それだけで「今日もがんばろう」なんて思えるくらいに人間は単純だ。

初日の出も、海に沈む夕陽も、月さえもきれいに魅せてくれる海。ただし、夜中の海は飲みこまれそうでこわい。先祖を弔う場所でもあるからだ。精霊流しで精霊舟を流す。

海は世界とつながっている。もしかしたら死者の世界ともつながっている。そんな可能性があるのが海なんだ。



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そこに山がある限り、登らなくてはいけない。なんて思ってもないけど、登らないとわからないことがたくさんある。

単純に山頂からの絶景をみるためだとか。登りきったあとの達成感と充足感を味わいたいだとか。登るまでの行程が好きだとか。とにかく理由なんてないのかもしれない。むしろ理由を探すために登るのかもしれない。

山は世界とはつながっていない。だけどいちばん空に近い場所。空は世界どころか宇宙とつながっているんだから。


会いたい人に会いに行けるのは距離が大切

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また会いたいって思える人、あなたにはどれくらいいる?


人生のなかで出会える人数は限られている。ずっと同じ場所にいる人はやっぱり少なくて、引っ越したり転職したり旅行に行ったり飛び回る人は多い。

またいっしょにこの人と飲みたいなぁ。

あんまり喋れなかったから、ちゃんと喋ってみたいなぁ。

この場所に行くときはぜったいに連絡する人。

人生のなかで、会いたい人たちが増えていくのってちょっと素敵でしょう。だけど、なかなか会いに行ける距離じゃない。「会いたいな」って思ったときにはもう遅いかもしれない。だから自分が会いに行ける距離に行けばいいと思うの。


友達がいるから

友達の地元に住んでみたい。いっしょに遊びたい。友達がいるからという理由だけで、次のリゾートバイト先を決める。それも立派な理由だ。

ひとりで知らない場所へ行くのはこわい。派遣先で友達ができるかもわからない。派遣が少なかったら、ただつまらないだけのリゾートバイトになってしまう。観光は一人でもできるけど、たまには誰かといっしょに楽しみたいものなのだ。

「地元だから案内するよ」なんて気軽に言ってくれる人が、ひとりいるだけで違う。それくらい大きな存在。


恋人がいるから

ずっと遠距離恋愛していた恋人の近くで働きたい。休みになったら、すぐに会いに行ける距離に住みたい。ずっと我慢してたんだから、3ヶ月くらい近くにいてもいいでしょう。

わざわざ遠距離をするくらいなら、いっしょのとこで働けばいいのに。なんて思うかもしれない。だけど、現実はちがうのだ。いくら恋人同士でも行きたいところが同じではない。それを尊重できるか。できなければ破綻するだけなのだ。

だけど「今日はこんなことがあった」なんてどうでもいいことを話したいし、たまにはいっしょに旅行も行きたい。だからせめて3ヶ月くらい近くにいたいだけなの。


行ったことない場所に人生一度は行ってみたい

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やっぱり人間は生きてるうちに行かなくちゃいけない場所がある。たまたまテレビで観て気になっていた場所。インスタで見かけた素敵なスポット。誰かのツイートで見かけたきれいな写真。「あ、ここいつか行きたいな」って思ったら、すぐにGoogleマップにピンをしておこう。忘れないように。


人間はすぐに忘れてしまう。


だけど、いつか行きたい場所はぜったいにタイミングが重なって、今が行くときなのかもしれないと思うときがやってくる。


絶景の旅

久米島のハテの浜。仁淀ブルーの仁淀川。宍道湖の夕陽。鳥取砂丘。高ボッチ高原。百合ヶ浜。角島大橋。竹田城跡。白金青い池。阿蘇の鍋ヶ滝。まだまだ日本は広い。自分だけが知っている絶景場所を見つけられたら最高すぎる。

素晴らしい景色を拝むためには、天候も味方につけなくてはいけない。一泊二日の弾丸旅行ではそれが叶わない。だからこそ、リゾートバイトで住み込みをする。住んでしまえば、あとは天気が最高な休日に出かければいいだけ。土地勘もわかってきた時期ならパーフェクトだ。


パワースポットの旅

高千穂峡。出雲大社。伊勢神宮。

パワースポットは人によってちがう。パワーが強すぎて合わなくて気持ち悪くなってしまう人もいる。手当たり次第に向かうのは危険なのだ。ここは行かなくてもいいのかも、近くに行っても入ろうと思えない、そうだとしたら行かないほうがいいかもしれない。

何度行ってもやっぱりここが好きだなと思う場所もある。なんだか「おかえり」って言ってもらえてるような気がする。お願いをするわけでもなく、いつもありがとうと言うだけ。たまには静かにゆっくりと。



この場所からただ逃げたかっただけ

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「この場所から逃げたい」「この家から飛び出したい」なんて、悲観的な理由を否定しない。


地元を出るために

地元、嫌いじゃないんだけど好きでもない。ただ、なんとなく一生ここにいるのは違う気がする。でもどこに行ったらいいかわからない。ただ、地元を離れたい。ひとりで外を歩けば、周りは全員知り合い。みんな誰かの噂話をしている。そんな窮屈な街から一刻もはやく逃げなくてはいけない。地元はたまに帰る場所。ずっと居る場所ではないのだ。


実家と縁を切りたい

親が全員良い親なわけがない。毒親は、親になる準備ができないまま親になってしまい、自分の価値観を子どもに押しつけてしまう。果たしてそれが子どものためなのか、それすら判断できずにいる。それでも親になれるのだ。そんな親や兄弟、親戚なんていないほうがいい。ひとりで実家の目が届かないような遠い場所に住んで働くことのほうが、幸せなこともある。


人は住む場所と働く場所さえ確保できれば生きていける。

考える暇もないくらいに忙しい場所のほうがいいかもしれない。

「リゾバに救われた」なんて、そう思える日がやってくる。


どんな場所でもいい。


リゾートバイトというきっかけで人生が変われば。



リゾートバイトのおすすめ場所は全員ちがう、だから探しに行くだけ

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リゾートバイトをするならおすすめの場所がある。

なんて、絶対に言い切れない。

人は生まれた環境も、育った環境も、家柄も境遇も学歴も職歴もまったくちがう。それをただ「不公平だ」なんて思わずに。こういう人生だったから、今楽しく生きているなんて言えたらいいよね。

だから、自分に合っている場所は自分にしかわからない。

自分にしかわからないけど、時々それは誰かが探してくれるときもある。

それは自分の好きな人かもしれないし、偶然会った旅先の名前も知らないような人かもしれない。


「あ、ここ行ってみたい」


その直感を信じたら、良い出会いがあるのかも。





それでもおすすめの場所を知りたいなら。


Special Thanks

協力

アプリリゾート 

ハッシャダイリゾート 


写真

スカイフィッシュ



追伸

今、箱根でリゾートバイトをしている友だちへ。

「なかなかリゾバの愚痴を喋る相手がいない」って言って、私に連絡してくれるのなんだか嬉しい。

私も箱根でリゾバしたけど、最初はなんで来ちゃったんだろう?って思うよね。自分が行きたいって思ったくせに「リゾバやめておけばよかった」なんて思うのしょっちゅう。

この人とは合わないかもって絶対いるよね、どこでもさ。でも、その人と働いたらなんか最後は別れるの、めっちゃさみしくなるんだよね。なんでだろうね?

一度行ったら場所は、なんか愛着わいちゃって。みんなにおすすめしたくなるよね。箱根も良いところだもの。だから、契約満了までがんばって!

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ナナメドリです。ブログを書いてる人です。支援していただけたら、たくさん文章を書くことに使わせていただきます。

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ナナメドリの由来は「私の撮る写真が斜め撮りだから」です🐤鳥が好きなわけではない。「もう嫌いなことはしたくない」と決めてゆるく活動中。呟きは日常とアフィリより。マイブームはヒトカラとドラマと腹筋💃台湾好きhttps://nanamedori.com/
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