【就活生・転職者向け】戦略・経営コンサルタントってぶっちゃけどう?その①

■コンサルタントって何?

 コンサルタントとは、【企業や行政等に対して解決策を示し、その発展を助ける業務を行う人】を指します。
 
「抽象的でわかりにくいわっ!」って声が聞こえてきそうですね。笑
 私も就活時代、コンサルタントとは何者なのか本当によくわかりませんでした。
 その際、いろいろな人からお話を伺う中で、最も納得したコンサルタントの説明をしてみます。
 それは、コンサルタントとは、【企業のお医者さん】というものです。
 
 私たちは、体のどこかが不調な時、病院に行きますよね。
 同様に、企業は不調な場合や何か問題がある場合、コンサルタント会社に診断や解決を依頼します。
 私たちが目に関しては眼科という風に、不調の部位によってお医者さんを使い分けるように、製造業の戦略策定であれば●●コンサル会社という風に、コンサル会社を使い分けることも多くあります。 

■なんでコンサルタントって必要なの?

 就活時代、私はコンサル会社の必要性がわかりませんでした。
 だって、企業のことはその企業が一番よくわかってるでしょって思ってたからです。
 
 何で部外者のコンサル会社にわざわざ頼まなければならないのでしょうか?
 その理由はいくつかあって、私の経験では下記が挙げられます。
 ①実は企業も自社のことをよくわかっていないこと
 ②新規事業等、そもそもノウハウがないこと
 ③人手が足りないこと


①実は企業も自社のことをよくわかっていないこと
 ①は、先ほどのお医者さんの例を使って説明してみます。
 自分の体のことを一番よくわかっているのは自分と言いますが、実際はよくわからないですよね。
 「なんか、お腹痛い・・・大抵寝たら治るけど、3日経っても治らず、熱まで出てきた・・・><」って経験、皆さまありますよね??
 痛みやダルさは自分が一番わかっている(感じている)ものの、その原因は自分ではわからないことは多々あります。
 企業も同様で、「なんか、売上下がった・・・これまで何もしなくても売上が伸びてたのに・・・><」ということがあります。
 そんな時にコンサルタントの出番です。コンサルタントは医者同様、企業が不調に陥った様々な事例を分析しており、その知見から不調の原因を探すことができます。

②新規事業等、そもそもノウハウがないこと
 ②は、そのままです。新規事業はそもそも儲かるのかや、どうやるのかなんて企業の人はわかりません。だってやったことないんですから。
 一方で、コンサル会社は、その新規事業の分野のコンサルをやったことがあれば、豊富な知見を持っています。
 
 新聞やニュースで、「自動車メーカーA社が新規事業の金融事業を立ち上げ」というネタがよくありますよね。
 実はこれ、多くの場合裏でコンサルが絡んでいます。
 自動車メーカーは、金融事業なんてやったことがないので、どれくらい儲かるのかや、どうすれば金融事業ができるのかなんてわかりません。
 そのためコンサル会社に、事業性の試算や、実行計画の策定を依頼します。
 コンサル会社には、自動車に詳しいコンサルタントの他にも、金融に詳しいコンサルタント、そして新規事業立上に詳しいコンサルタントがいます。
 この3人がチームを組んで取り組むことで、少なくとも自動車メーカーよりかは専門的な知見を持って、事業性の試算や実行計画の策定に取り組めます。
 
 余談ですが、これによってコンサル会社は新たに「自動車メーカーの金融事業進出」というコンサルティングソリューションの経験を獲得します。
 これは、他の自動車メーカーに対して販売することが可能です。
 一度やっているので、工数(必要な人員とかかる時間)は自動車メーカーAの半分とかになります。
 しかし値段は自動車メーカーAと同程度取れるので、非常に美味しい仕事になります。
 このように、既存のパッケージ化された知見を他のプロジェクトに応用して効率よく進めることを、横展開とよく表現します。

③人手が足りないこと
 ③の理由は、昨今存在感を増してきていると感じています。
 今、大企業でさえも人手不足に陥っています。効率化を図った結果、どの企業も一人当たりの業務量は限界値ギリギリです。既存業務に加えて新たに発生した問題の解決や、新規事業の立ち上げなんてできません。そのため、コンサルに依頼します。


 






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