【エッセイ】人生初の抗うつ剤と副作用
深夜3時。抗うつ剤を飲んで10分後、既に副作用は表れていた。胸の辺りの閉鎖感と、吐き気。事前に「副作用で吐き気が出やすい」と聞かされていたからドンと構えていられたが、なんだか様子がおかしい。
腸がぐるぐると音を立てて回る。筋肉が強張る感覚。浮遊感のあるめまい。熱に浮かされた時のようなふわふわした脳みそ。それらが吐き気と共に襲いかかった。
筋肉が強張っているから、ずっと全身の震えが止まらないし、なにより体が動かしにくい。今現在もスマホを触ることが精一杯だが、なんとかこのことを記事にしなければ、という使命感(?)に駆られて、震える手で必死に文字を打っている。
副作用が出てからというもの、ずっと布団に横になっている。朝食と夕食の時は起きたものの、それ以外は基本的に布団から動かなかった。てか動けなかった。けど布団に横になったからといって眠れるわけではなく、ただ目を瞑っているだけの時間の方が長かった。ひたすら吐き気と筋肉の震えに耐える時間。しんど過ぎる。
副作用は1週間も飲み続ければ治ると聞いたが、これを1週間耐えろというのはあまりに酷過ぎる。ちょっとの吐き気を想像してたのに、蓋を開けてみれば吐き気以外の副作用のオンパレード。正直これだけで鬱になりそう。
せっかく処方してもらった薬だが、無理なものは無理。次回受診の時に相談しよう。
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