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欲に縛られる日々にさよなら

あけましておめでとうございます。
今年もほどよく肩の力を抜きながら過ごせるような内容を書き留めていきたいと思います。
いつも読んで下さるかた、本当にありがとうございます。
今年も宜しくお願いします^ ^

・・・

先日の朝ヨガ。

目を閉じて太陽礼拝をした。

目が見えないと、体の軸がぐらぐら定まらない。

怖くて、動くのが難しい。

途中で目を開ける。

目の前がぱっと明くなって、一気に体の軸が戻ってくる。

普段あたりまえのように目が見えていることが
有り難いことだとあらためて感じて鳥肌が立った。

・・・

今回は「足るを知る(たるをしる)について書いてみる。

足るを知る=「足りている」ことを知ること。
足りない足りないと欲しがらずに、もうすでにあるものに気づく”力”。

言葉とその意味を知ってから、しばらくはそれが腑に落ちることはなく。
どういうこと〜 と頭に浮かべたまま数ヶ月が過ぎる。

・・・

すごく天気の良い日に駅まで歩いていたある日。

ふと、足るを知る瞬間が訪れる。

その瞬間は本当に突然で、
その前と後でたぶん私の中身はまるっと入れ替わってしまったと思う。
(えぇ。本当にw。)

・・・ぽかぽかの太陽が背中に当たっていることを感じる。
あったかぁい。しあわせ。

今歩いている右足、左足。
丈夫な足をもっているなぁ。

空気を吸っている。吐いて、また吸う。
空気がなかったら、やばいな。。

洋服を着ている。あったかいぃ。

靴を履いて足が守られている。ありがたい。

そういえば、いつでもスーパーに行けば必要な野菜が買えるなぁ。

どこも不自由のない体をもっているね。

今日はこれから人に会って笑顔を交わすことができる。

・・これらがもし無くなってしまったら?欠けてしまったら?
きっと苦しいと思う。

けれど今、もうすでに、
もっていた。
備わっていた。与えられていた。

今日も帰る家があるし、
あたたかい布団に入って安心して眠れる。

朝になればまた自然と目が覚める、体がまた動き出す。

しばらくしてちゃんとお腹が空いて、食べたいものがすぐ近くにある。

仕事に行けば、自分の得意なことを、望んだことをして人の貴重な時間をいただく。はたまた喜んでいただく。

今日も爪はちゃんと伸びているし、
二日酔いで大ダメージの体もちゃんと回復しようと頑張ってくれるし、
無茶をしようものなら体はいつも必ずサインを出してくれる。

・・これだけ充分に、たくさんのことに恵まれていることを今まで知っていただろうか。
気付いていただろうか?

たぶん・・もともとは知っていたのかも。
いつのまにか、まわりにばかり目を向けるようになって。
まだないものを見て指をくわえるようにして、
もう何年も過ごしていたようだ。

・・こんな感じで足るを知るデビューをしたのでした。。笑


みるみる自分の中の渇いたところを満たしてゆく感覚。
どこか暗さと濁りがあって見えた視界が、
鮮やかな色に、澄みきっていったのです。

さっきまで肩に乗っていた、何年も抱えてきた
鉛のような大きな荷物がふわぁ〜と浮かんで消えていく感覚を覚えています。

・・・


なんとなんと贅沢な世の中なのだろうと、すべてが足りすぎているように思えてきて。

選べるだけの洋服があり、

自由にヨガができる体があり、

野菜売り場で大量のブロッコリーの中から良いものを選ぶことだって出来る、

選ぶだけの靴があり、

目、耳、鼻、口、皮ふ を使って世界のいろんなことを体験できる。

必要として連絡をくれる人がいる。

きれいで立派な建物で暮らせる。

もともと充分すぎるものを持っているのに、
毎日いろんな選択肢のなかで贅沢に欲求を満たしている。

ついさっきまで、
あれがまだない、まだ足りてない。
もっと、もっと。

そういう目で世の中を見ていた。

これ、キリがないぞ・・出口がない。

ずーっと永遠に欲のトンネルが続いてるだけだ。

もしかしたら、その止めどない欲が自分を苦しめているのでは・・?

ないものを見て、もうもっている贅沢なものに気づかないでいること。こんなに足元、手元、自分の中に尊いものがあふれていることを知らずにいること。
だから他人を見ては目移りしてしまうんだろうな。


自分に目を向ければ、いつも変わらず足りている。それも十分に。

他人にあるものを持ってないかもしれないけれど、自分が与えられているものはだれにも奪えないものだ。
もしなにかが無くなってしまっても、でもやっぱりほかに十分すぎるものを持っているのだ。



足るを知ってからというものの
たまねぎのようにぺろりぺろりと"欲しい"の皮が剥がれ落ちてゆくのでした。なんと楽ちんになったことでしょう・・


読んでくださりいつもありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。

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