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ITの歴史と多様性と日々と

自己紹介の記事で書きましたが私は仕事としてITにたずさわり始めてからはまだ日が浅いですし、ITエンジニアとしても中途半端な人間です。

ですが、ITの発展期に生きてきた1人の人として少し記事を書きたいと思います。
歴史を書くとおおよその年齢ばれをするので先にネタバレしますが、私はアラフォーです(笑)

私の子供のころはインターネットはありませんでした。
学生時代になり、今でいうガラケーが普及され始めた時期です。
大学の卒業論文の参考などにする論文も、まだ論文データベースなどが確立される前の時期でしたので検索も一苦労。
図書館で参考文献を地道にあさっていたのもいい思い出。
今では考えられないですよね。

スマートフォンが主流になり始めたのは私がITに転向したころでした。
そこから個人、会社ともに、モバイル機器の発展が目覚ましくなっていきました。

どこでもインターネットで調べられるようになり、生活環境も変われる人は変わり、変われない人は変われずというようになりました。
特にモバイル機器の取り扱いは得手不得手が目立ってきました。
私はどちらかというと得手の方だったので変化にのせられてきたタイプです。
自分からのっていけるほど、積極的でもなく、ただ目新しいもの好きでのせられて、ITやり始めたしスマホに変えよとか、アプリがいいらしいからやってみよとかそんなノリで対応してました(笑)

しかし、今の10代・20代、私の少し下の世代にとってはあって当たり前として子供のころからあったものになります。
ない時代を知らないとも言えます。
これもジェネレーションギャップですね。

インターネットがどこでもできる。外でも調べられる。
この感じが主流になり、タイムパフォーマンス、いわゆるタイパと呼ばれるものが求めらるようになりました。
時間をかけてやって当たり前だったころに比べて、時間をかけずにどれだけのパフォーマンスを出せるかということになりました。
世間の変化が怖い。

私の成長期はグーグル先生もいない時代でした。
大学生の終わりから新人社会人になってググれとよく言われるようになりました。
今はグーグル先生以外にもChatGPTで対話方式でインターネットにいろいろ教えてもらえるようになりました。

技術の進化とそれによるジェネレーションギャップ。

あるとき、気になった動画サイトの配信者さんがチャットのコメントに対して『多様性だから』と言いました。
配信者さんはなんの気なしに発した言葉だったかもしれません。
視聴者さんがチャット欄で時事話題について配信者さんにコメントを求めたことで使われました。
時事話題ですし、下手な回答をすると炎上案件になってしまいます。
動画のアーカイブを残されているので世界中の人が見ることができるところに動画が残ります。アンチが見つける可能性があるのです。
その問題の時事話題の返しに『多様性だから』と返し。そのほかの時事話題の対応もすべて『多様性だから』と。

私にとってその言葉はすごく大きな「言葉」として残りました。
否定でもなく、認めるわけでもなく、でも存在していていいと表現されているように感じられました。
『多様性だから』ですべてが許されるかということは別問題ですが、それはそれでいいんじゃないと気軽になるように感じられました。

そう思ってみると、私の上の世代にではモバイル機器に不得手の人が多くいます。
私の世代でもモバイル機器が使える人、使えない人と様々です。
私より下の世代は、モバイル機器の扱いが私よりもできる人がいてもっと新しいものを取り入れたいと意欲的な人もいます。

これが多様性じゃんとしっくりきました。

四半世紀前はモバイル端末を扱うなんてことがこんな急激に当たり前になると思っていなかった人も多いと思います。

金子みすゞさんの「みんな違ってみんないい」って言葉が好きです。
ただ私のモットーは「自分の常識、他人の非常識」
私の正しいが他のひとも正しいと肯定ととらえてもらえないことはあるのは当たり前なので、一般的に沿うような行いはしていきたいなと思う日々です。


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