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コーチとしての″幸福″を考える。〜JSPO共通科目講習会を終えて〜


こんにちは。nanakoです。

思うがままに運動する楽しさを発見


毎日暑い日が続いていますが、
コロナ禍でおうち時間が増える中で私は

身体を動かすことの気持ちよさに改めて気づいているところです。

コーチングについて学びを深める

さて。
表題にもある通り、3日間の日程で、
公認スポーツ栄養士の資格を取得するために必要な、共通科目の講習会がありました。

この講習会は日本スポーツ協会(JSPO)が主催してくださるもので、
栄養士の他に様々な競技や種目をコーチングされている監督やコーチ、アスレチックトレーナーを目指す方々が参加されていました。

もちろん、活動のフィールドも様々で、指導対象となる選手の年齢もいろいろです。

JSPOが認めるコーチになるための基本知識を学びます。

Q.コーチングとは?

Q.求められる理想のコーチとは?

Q.理想のコーチになるために自分が身につけるべきスキルは?
                …etc


普段なかなか考えることのないテーマについてとことんディスカッションしました。

私はまだこの立場になって1年少々の未熟者ですが、
コーチング歴○十年という大先輩の先生もいらっしゃいました。

年齢や実績は関係なく、
それぞれ立場での意見を尊重する雰囲気や、
受講者の方々の学ぶ姿勢に感銘を受けました。

その中でも、私が一番印象に残ったテーマは

Q.コーチとしての幸福とは?

Q.あなたは周りの人
(他のスタッフ・選手・家族など)
を幸福にできているか?

です。

一見すると大袈裟な話題のようですが、
だからこそこういう機会でないと触れないテーマだと思い、真剣に考えました。

皆さんの考えはそれぞれでした。

「選手が結果を出すこと。」

「健康で当たり前の生活ができることが幸せ。」

「コーチ業務は忙しすぎて、はたして自分が幸福なのか考えさせられた。」

「なかなか家族との時間が取れない。かなり迷惑をかけてしまっていると感じている。」

ご家族を持たれている方。

本職は別にあり、ほぼボランティアで現場に立たれている方。

まだ自身も選手として活動しながら、将来のために学びに来られている方。

私には考えつかないご意見ばかりでした。

選手を指導するコーチという立場として、
チームの勝利や選手のパフォーマンス向上を目的にやっていくことに大きな相違はないと思います。

しかし″幸福″というテーマについて、

「選手やチームのそれだけに生活の全てを捧げてしまうと、
コーチ自身が犠牲にするものが大き過ぎるのでは無いか。」

というご意見もありました。

全ての労力や時間をかけてコーチングをすることが悪いということではなく、

コーチとして(1人の人間として)
自分のリフレッシュや家族との時間も大切にしながら、うまくやっていかないといけないのだ。


と感じました。
(決してコーチ業を疎かにするという意味ではありません)

この講習会は、答えを全員で導くのではなく、
受講者それぞれがどのように感じ、
今後の指導に活かしていけるかということを大事にしていましたので、

正解はありません。

ここでは「幸福」についてお話ししましたが
他にも

″スポーツの現場でコーチングする″

ことについて深く学ぶことができました。

ここで得たことを自分の中に落とし込み、
今後に活かしていくことが何より大事なことだと思います。

同じグループになったメンバーは皆さん本当に温かくて話しやすく、自分の考えや意見をはっきりとお持ちでした。

多くの刺激をいただき、
お話をしているだけであっという間に時間が過ぎてしまいました。

皆さんに直接お会いできなかったことは残念でしたが、
オンラインだったことで全国各地から参加されており、対面講習では出会うことのできなかった方々とも繋がりを持てたことは大きなプラスだと感じています。

いつどこでどのように話が繋がるか分からないスポーツの世界。

ここでのご縁を大切にしたいと思います。

協会の運営関係者の方々にも感謝したいと思います。ありがとうございました。

それでは。

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