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だれの子でも

お母さんになるまでは、

子供がどうしても欲しいのなら

自分の子でなくても

よその子をもらってくればいいと

思っていた。


犬や猫を飼うように

心から愛せるはずだと、思っていた。


だけれども、

隣で息子の寝顔を見ていて思う。


どんなおめめの形でも

どんなお鼻の形でも

どんなお口の形でも。


どんなに大きな泣き声も

何度も何度も替えるオムツも

たとえ障害を持って生まれてきたとしても。


すべてを受け止め

愛おしく思い、愛せるのは、

やっぱり、私がお母さんだから。


犬や猫を飼うのとは、

すこし違うのだと

お母さんになって、知った。






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