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都立高校でアルバイトした大学生の話

お久しぶりです。松坂です。
振袖に全く興味がなく、友達のお母さんに貸してもらったものを着る予定だったのですが、成人式がオンラインになるかも疑惑がでて、さっさと髪を切ってしまいたくなった松坂です。
美容師と親に全力で止められています。

先日#先生死ぬかも というワードがTwitterのトレンド入りした。
教員労働環境が劣悪であることは多くの人が知っていると思う。
私は6月に小池さんのTwitterから教育庁のアルバイトに応募した。

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都立高校で働くことになり、「都立高校でアルバイトした大学生」の視点から先生の労働環境についてお話したいと思う。
どうかお付き合いください。

時間がないのにも関わらず読んでくださった人に感謝の気持ちを込めて結論ら申し上げると
「仕事、大学生に任せちゃえよ」って話。

消毒作業に教員免許はいらないし、部活動の指導にも教員免許は必要ない。
働く大学生にもいい事いっぱい!
そうだ!大学生に任せよう!!
そう思った理由を今から心を込めて書くから読んでね。

極上のキャリア教育

私の都立高校での仕事内容は、消毒作業、事務作業、教員のお手伝い。といった感じ。
何より一番良かったことは現場で働く教員の話を聞くことができたこと。
廊下や職員室ですれ違った時に声をかけてくれてお話を聞かせてくれた先生や、一緒に作業をしながらお話を聞かせてくれた先生。
一人一人の想いや教員になったきっかけ、教員になってから今までのことを聞かせてくれて、伝記を読んでいるような感覚になった。

教員になってよかったかとか自分の仕事他の人におすすめできるかとか同じ質問を色々な人にしてみたり。
先生は仕事柄もあってか質問しても嫌な顔ひとつせず教えてくれるし、とってもよく気にかけてくれる。
とても良質なキャリア教育を受けさせてもらいました。

私は契約上6月の一か月のみの勤務だったけど、長期間同じ学校にいても面白いと思うし、一か月ごとに学校を移動しても面白いと思う。
上の画像にもある通り東京都にしては決して高くはない時給だけど、私はやってよかったと思う。

学校現場における採用について

都立高校で働いている時、
「松坂さんここで採用したいよ」とか
「ここの先生が教員採用試験の試験官だったら絶対合格だよ」と言ってもらった。
多少のリップサービスもあったかもしれないけれど、先生達はとても優しく、職員室の雰囲気も良いここでなら私も働きたいなと思った。
それは働く先生方も一緒で、何も知らない新卒の先生を迎えるよりこうしてアルバイトで一定期間一緒に仕事をしていいと思った人と働きたいだろう。

一括採用よりも長期インターンから採用した方がお互いにギャップが生まれにくく、離職率も下がるだろうというcroomの話にも繋がってくるが(詳しくはこれ見て http://croom.jp/ )、学校現場もまたそうだと思う。
公立の教員は異動もあってずっと同じ環境ではないから、難しいところもあるだろうけどね。

労働と対価

私は週5回一日4時間の勤務で9万円ほど頂いた。
業務委託するよりもコストは低いと思う。
月に9万円、時間にしておよそ90時間。
授業は出来ないにしても、90時間もあれば色々なことが出来る。
現状、消毒作業やトイレ掃除、朝の挨拶などなど、教員がやる必要はないが教員がやらざるを得ない仕事が教員を追い詰めている。
今までも過酷な労働状況の中働いてきたのに新型コロナウイルスの影響でさらに仕事が増え、勤務時間が伸びている。
新型コロナウイルスによって増えた雑用だけでも、今すぐに対処すべきだと思う。

高校の時、担任の先生に教員を勧められて、
当時の私は「年収が1000万くらいならやる」と答えた。
先生は苦笑いしながら「やりがいはあるしいい仕事だよ」と言っていたけれど、お昼ごはんを5分で食べて自分達のために仕事してくれていた先生をみていたからこそ、自分にはできないと思った。
そのくらい学生の自分から見てても労働に対する給与が見合っていないと思った。

結局何が言いたいかって言うと

教員の仕事は減るし、大学生のキャリア教育にもなるし、コロナの影響でアルバイトが減った大学生の救済にもなるし超WinWin!
どうか大学生に任せてくださいということです。

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