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あなたも大丈夫だし私も大丈夫。

「俺、肉焼いたんだよ」

お兄ちゃんがキャンプから帰ってきた第一声がそれでした。


私は涙ぐみながらでもバレないように笑いながら写真見たよ♡かっこいいねって言った。


お友達のお母さんと小学生男子3人の長野県でのキャンプ。

(何よりその友達のお母さんがすごいなって毎回感動してしまう…
大きなテントの設営や行き帰りの運転や小学生男子3人と一緒にキャンプなんて。テントの設営(っていうの?そもそも)なんかは、私の場合、手伝ってって言われてもどこがどーなっているかわからないのに。)


いつもパパに焼いてもらった焼き肉をお箸で掴んでも口に運ぶ前に落としちゃうことだってあるお兄ちゃんが、お友達とのキャンプで一人でお肉を焼いている写真を見て、感動した。

初めてやった感満載すぎる内股も可愛くてお兄ちゃんらしいなって。


「みんなからシェフって呼ばれちゃってさ」てニヤニヤしていて。


「俺、肉焼いたんだよ」
に込められている気持ちがわかる気がして心が温かくなった。


お兄ちゃんはかなりの凸凹発達で自分の未熟なところを得意すぎるところにいる自分が責めるような感覚があるんだと思う。
自己肯定感がガクッと下がって、性格が変わった時期だってあった。
私もよくわからなくて自分が悪いのか???と自分自身を責めたしお兄ちゃんに厳しくもした。

でもそれが間違ってる気がするって気づいてからは見方を変えて、言葉や態度を変えていくうちに二人とも元気になった。生きやすく、楽しくなった。


今はお兄ちゃんのどんなところも素晴らしいしあなたはあなたのままでいいって思っている。学校の先生がそう思わなくてもお友達がそう思わなくても私はそう思っているし、そのようにお兄ちゃんにも伝えている。


お肉を焼いたこと、お友達とだけで旅行に行ったこと。
できたんだ。やればできたんだ。みんながそれにありがとうと言ってくれて嬉しくて満たされる感覚。自分自身が「俺はこれでいいんだ」って思えた感覚。


家の中、私とお兄ちゃんとの関係だったら得られなかった感覚ってこのようにある、これからもたくさんあるんだと思う。


だからお兄ちゃんも大丈夫。私も大丈夫。って思えた今日だった。


自分のお腹から産まれてきたもんだから、ついつい全てのことを母である私が教えてないといけない、体験させてあげないといけないって無意識に、潜在意識的に思っているお母さんも世の中に本当ーーーーに多いはずです。


自分以外の人間が自分の子供の育みにどれだけか関わっているか

窮屈になりそうな心も少し平穏に近づくし、関わる人に対してありがとうの気持ちが湧いてくる。

もっと力を抜いて楽しんでいいよって言われている気がする。

夏休み、朝の息子たちも昼の息子たちも見れて、どの瞬間も可愛いなって思うから
ちょっと嬉しい気持ちもある。ほんのちょっとだけね。




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