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"ONE TEAM"

私は、人との繋がりを大切にするタイプだ。

小さい頃、留守番が大嫌いだった。母はいつ帰ってくるのか、、、帰ってこなかったらどうしよう、、、とてつもない心配性であった。何回もマンションの外を見に行って、まだ帰ってこないのか確認したり、何回も母に電話をしたり。なんといっても、独りぼっちが大嫌いだった。独りでお遣いも嫌だ、一人で電車に乗るのも怖い。独りで何かをすることが苦手だった。独りで、自分の知らない人がたくさんいる環境に飛び込むことも苦手だった。母の背中に隠れて引っ込み思案発症。誰か知ってる人、頼りになる人がいないと嫌だった。そんな私は、何かと人の力を頼りに生きてきた、と改めて感じる。

中学の部活動を決める際も、個人競技は選択肢に1ミリもなかった。なぜなら、独りでやることは苦手だったからだ。独りで黙々と自分自身と常に戦って行うよりは、仲間と協力して何かを行うチーム競技が私は好きだった。人と助け合いながら、勝利を目指す。”チームプレー”という言葉が大好きだ。独りでバケツを運ぶよりも、バケツリレーが好きだ。みんなと一つの目的に向かって、協力している感じもあって。

中学のバレーボール部では、みんなでボールを落とさないように必死で追いかける。どんなにつらい練習でも、仲間の声や頑張る姿に刺激されて、どれほど自分の力になったことか。やはり私は、人に刺激され、人に影響を与えたい人間なのだと思う。高校のソフトボール部でも、個々の守備と攻撃のスキルが求められたが、みんなでボールをつないでアウトをとりにいく、みんなで打線をつないで得点をとりにいく。みんなで声を出し合って、コミュニケーションをとりあい、励ましあって、試合を進めていく。そんなチームスポーツを中学高校と経験できて、改めて”チーム”が自分に向いていると感じる。

”チーム”で行うことのデメリットもあるとは思う。自分のペースで進められない、自分の意見を時に曲げなければいけないことがある、自分の責任であっても、連帯責任になることが多い、周りに合わせなければならない、それをストレスに感じる、、、などなど。しかし、私はどんな時も、どんな人とでも、臨機応変にその場・その人に合わせて、行動していく・接していくことができる。私は、いい意味でも悪い意味でも、接する人に応じてキャラを変えている。自分にはキャラがない。カメレオンのようだ。時に、自分のキャラが確立している人はいいなぁと思うが、最近ではそのことは、すなわち臨機応変カメレオンキャラなのだ、とプラスに捉えることができている。また、私は平和主義なので、いい意味でも悪い意味でも、自分の意見を曲げることが得意だ。自分の思ったことは、最近になって伝えられるようになってきたが、それ以上に相手の意見の方が総合的に見て賢明だ、と感じた際は、相手の意見に従う。多数決等で、自分の意見とは反対の意見の方を皆が推すのであれば、多数決だから仕方ないと切り替えて、皆に合わせて行動することができる。決まった事項に関して、文句を言う人は苦手だ。決まったことをグチグチ言うのであれば、決まったことをみんなで前向きに進めていくべきだと思う。もしかしたら、いい結果が待っているのかもしれないのだから。やってみなければわからない。私自身、不平不満は言わないように心掛けている。(家族内での不平不満はすごいが、、、(笑))相手に不平不満を伝えて何のメリットがあるのか。たとえ、不平不満があったとしても心の中で押し殺す。口には絶対に出さない。周りの人の気分を害するような発言・行動はしたくないからだ。どんなときも、前向きに動いて、努力する。

こんな自分の性格を考えてみても思うが、チームで何かをする、ことが向いている、いや、好きだ、楽しい、ワクワクする。今現在の私にとっての最大の”チーム”は”募集チーム”だ。チームミッション・チーム目標に向かって、どうすれば最善を尽くせるのか、日々考えながらチームで動いている。私はチームリーダーという立場を務めているが、つくづく思うのは、リーダーは一人の力だけではやっていけない、ということだ。チームメンバーみなの同じ想いがあってのリーダーだ。同じ想いのメンバーが集まっているからこそ、チームが成り立つ。同じ想いのメンバーがいるからこそ、心を開いて相談できる。リーダーは、みなのまとめ役、リードしていくというだけで、立場が格段に上というわけではない。みなを先頭に立って、リードしていく、道を開いていく、その過程で自分自身、また、チームメンバー個々も成長させていく。人財を作っていく。

リーダーをやっていく上で、色んなことを考えさせられる。リーダーは行動量が多くなる、というよりも、考える量が多くなる、という方が適切であろう。視野を広げて、様々なことに気配りし、少し先の未来を常に考えて、チームメンバーに伝えていく。考える力、絶賛成長中だ。

学生時代は、いつも”チームメンバー”のポジションであったが、”チームリーダー”という経験を通じて、社会に出てからも役立つ、チームを率いていける能力を身につけていきたい。

『チーム』とは、『同じ想いを持つメンバーが集まって、皆で同じ目標に向かって行動していく集団』だ。まさに、『ONE TEAM』。

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