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虎に翼 /第26週最終週/オープニング映像謎の登場人物、妄想的予想はいかに?

毎朝出勤前に観て、仕事から帰ってNHKプラスで視聴してきた朝ドラが、あと4回で終わってしまう。
いろんなエッセンスを詰め込んで、用意周到に作品を作り上げてきた吉田恵里香さんだから、まだまだ何かが仕込まれて最後ビックリする展開になるのではと思っている。


1.『さよーならまたいつか』オープニングのイラストで流れる、謎の人物3人は誰?

 新聞を読む女の子・老婦人、に加え、女給さんは…


もう最終回が近づいているのに、この問いに対する答えがない。
このまま終了なのかな?

9/23の時点での私の妄想的予想を書いてしまおう。

その前に、今までには流れていない新しいフルバージョン最高!
『虎に翼×米津玄師 スペシャルで初めて公開』

忘れられない数々の名場面がちりばめられている!
とらちゃん達ご学友達との再会と、それぞれの生きざまが頭の中をぐるぐる駆け巡って、胸を熱くする!



   ♬うひゃひゃ、の多岐川さんが好き💓

2.私なりの妄想的考察と予想

①新聞を読む女の子… 
10代前半位だったろうか、日本国憲法第14条の掲載されている新聞を読んでいた、つぎはぎだらけのモンペ姿の女の子は。
とらちゃんが裁判官としての採用を桂場判事に直談判しに行く途中、法曹会館への石段に座っている場面を3回ほど見かけた。
あの女の子は、今とらちゃんの側にいる生真面目な家庭裁判所の調査官、
音羽さんなのでは?

戦争で、もしかしたら親を失ったのかもしれない。
でも日本国憲法を読み一筋の光を見出し、何とか自分の力で生きていくんだと勉強を重ね、這いつくばって調査官の職をやっと掴んだのかもしれない。
だから、あんな風にとらちゃんに批判めいたことを言ったり、少し意固地なところがあるのかも。
でも根は真面目。心が打ち解けたら、最も信頼できる部下になるのでは?

②新聞を読む老婦人…
美佐江の母、左江子の実母では?

戦争ですべてを失った東京在住の実母。
髪は乱れ、つぎはぎだらけの着物を着ていても、新聞を読む教養はある。
彼女からは失意しか感じられないけれど。
頼れる娘も遠く離れ、あてにはできない境遇だったのでは?

③カフェの女給さん…
美佐江の母、左江子本人では?

新潟の森口家の嫁として嫁いだけれど、夫はあのとおりの頑固者で権威主義者。戦禍に会い、東京で困っている母の所に帰りたくても帰らせてもらえず、何かの拍子にこらえ切れなくなり、美佐江を置いて家を飛び出したのでは?  その後離婚し並木姓に。
老いた実母を助け生活費を稼ぐために、美貌も兼ね備えた左江子さんは、女給さんになって懸命に働いたのでは?

それゆえ、美佐江は母の愛情を受けられず幼児期・少女期を過ごし、父親も尊敬できる人物ではなく、『人をなぜ殺してはいけないの?』などと口にしてしまう、万能感だけの、道徳観念のない娘に育ってしまったのでは?

お金はある、教養もある、学ばせてもらえる環境、美貌も兼ね備えている。でも満たされない思いを抱えたまま、母左江子のいる東京へ希望を託し、
東大を目指したのでは?  父に本心は隠したまま…
東大に合格さえすれば、父は東京行きを許してくれるだろうと。

母左江子と再会を果たしても、美佐江の心の空虚感は埋められず、結局子供を残してあの世へ旅立ってしまった。
その娘(美雪)もまた、心に満たされないものを抱えたまま苦しんでいる。



オープニングの謎の3人の女性が誰かは、解き明かされないかもしれない。
でも、私の妄想的な予想が当たっていなくても、時代の波に翻弄されて苦労してきた多くの女性達が存在していたことを、私たちは忘れてはいけないのだろう。

また、少年犯罪に有効なのは、結局多岐川さんの言うように『愛だよ、愛』~その言葉を受け継ぐように、とらちゃんのモデル三淵嘉子さんが残したラジオ番組の肉声はとても暖かく、寄り添ってくれる語り口だった。

心にぽかりと空いたままの穴を埋めるのは、結局『愛』『自分が必要とされていると実感できること』なのだと思う。
道を切り開いてくれた、とらちゃん、三淵嘉子さんに感謝したい。


#テレビドラマ感想文


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