見出し画像

問題解決能力

保育園、こども園には
保育所保育指針
というものがあり
それが何かというと

保育所保育の基本となる考え方や保育のねらい及び内容など保育の実施に関わる事項と、これに関連する運営に関する事項について定めたもの

(保育所保育指針解説より)


ってもので、
その中で、保育園、こども園の役割として

「保育所は子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場である。
このため、保育所の保育は子どもが現在を最もよく生き、望ましい未来を作り出す力の基礎を培うために、次の目標を目指して行わなければならない。」

と、いう内容が保育所保育指針の中でうたわれています。

先日受けた幼児教育の研修では、
一生涯の子どもの教育として

①知識技能
②思考力
③人間性など

の3点について、

次のステップとなる小学校でイキイキと学習できる子どもになるために何をしてあげられるか
というポイントで話が進みました。


上の3点は幼児期だけで養うものではなく、
幼児期の次は小学校
小学校の次は中学校
中学校の次は高校
と、18歳まではその教育の対象として学んでいきます。

幼児期では、
①知識技能と②思考力はその基礎を、
③人間性については一番学びの多いポイントとして考えていきます。


この中で、一番わたしが大切にしたいなと感じた内容が、

問題が起きた時の自己解決能力

です。


人間、生きる上で大切な事のひとつに
この力はかなり上位にくるものだなぁと感じる所ですが、

うまくいかなかったらもう一回やってみよう

って思えるって、
もうそれだけで生き抜く力がみなぎっていますよね。


どうしてもジャンパーのチャックが一人で出来なくて
みんなはあっという間に終わらせて園庭に遊びに出ていくのに
焦りと悔しさで涙をにじませながらも
何日も何週間もかかって
ようやく一人でできた時の
そういう時に見せる子どもの
自信と喜びに満ちた表情を見る時が一番心震えます。
やってあげちゃうのは簡単だけど、
自分でじぶんのものにしていくその力が

挫折しても良い
人の力を借りても良い
それでも挑戦してみよう


って行動させて
行動した人が成功をものにしていく。


この点は18歳までの学習内容ではなく、
一生学んでいく力だなぁと思いながら聞いていました。

そんな力を敏感に吸収していく子ども達のまわりにいて、その瞬間を共有できるっていうのは、何年経っても心震わされます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?