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『人気者になりたい』


『たいたいな、人気者になりたいんや。』と、夜のピロートークで5才の息子氏がいった。


『あぁ、なれるわ絶対。たいたいは人気者の星あるからなぁ。』

『たいたいは、人気者の星めちゃくちゃ強いから、皆がたいたいのこと好きになると思うで。』

母による謎の洗脳は続く(笑)


『あ、あと、ダンスとかお絵描きとかも上手やと思う。楽しいこといろいろやるんがいいんちゃうかな。』


『じゃあ、ブランコの星ある?工作の星もあるやろ?それから、お歌の星もあるんちゃう?』

と、ケタケタ笑いながら息子氏は続ける。

『じゃぁ、〇〇ちゃんはなんの星があるん?』

『〇〇ちゃんは、わからんなぁ、また聞いとくわ。でも、お母ちゃんたいたいの星はわかるから、またちゃんと見とくわ。』


『じゃあ、皆に星あるん?』

………そうや。皆に、星があるんや。

『みんな、星を持って生まれてきたんやで。』

『身体の中に星がキラキラしとんやで。だから、たいたいも絶対人気者になれるから。大丈夫や。』

ニコっと笑う息子氏。満足したのか、そのまま、夢の中へ。

今日は、なんかいい話ができた気がするな。




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