わたし達はいつでも動くよ。だから安心して声を届けて。

生きづらさを抱えるわたし達には、自分で考えて言葉にするツールが友達になってくれることもある。
けどそれ以上に最強の味方がいる。「一人にしないから大丈夫！　いつでも支えるよ」「キミが本当にやりたいこと、チャレンジしてみな」。
伝え続けてくれる大人達が、そんな方がそばにいてくれる。「自分にできないことなんて本当はないんじゃないの？」って　いい意味でも錯覚を起こさせてくれる大人も仲間も、わたしが最も大切にしたい人。

わたしが、高校生の頃からお世話になってた放課後デイサービス。お料理を教えて貰える場所でもあり、心の灯火がぼぅっと咲いたり、なんだか不思議。💐
そんなふうに一人一人に寄り添い続けてくれる場所がある。

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木口福祉財団さん×話せない彼。
「表現したいことがある」って彼がきっかけを作ったことで叶えられた今回のイベント。
・大空小学校の職員室を作りたい
・誰も一人にしたくないんだよ

って… 力強い彼の思いが　これでもか！　っていうほど伝わった。
「今日は、彼がここにきてほしい人達だけ、彼が繋がりたい相手だけがここにいるからね」‼︎
放課後等デイサービス、ル・クッカー。その支援者である保育士さんが説明を補足してくださいました。

最初わたしと彼もそこで知り合って、どんどん交流をしていくようになってこうして今も繋がっていられる。

その出会いの糸を途切れさせることなく紡いでいきたい。関わる人全てに、一人になってほしくはない。わたしも彼も、表現の仕方こそ違えど　根っこの思うところは同じ。誰一人として置き去りにしたくないの。

よく、職場で耳にする言葉がある。🦻
「異業種の人達が交われば、うまいこと　いいところがミックスされてしまうんだよね。一人で苦手を抱え込むより何倍も抱えてるものが減るし、得意を活かせあえる場所が増えるもの」。

例えば、福祉に関わる人達だけ、医療に関わる人達だけでその現場が成り立ってる職場はあまりない。
医療現場には例えばカウンセラーさんがいたり、看護師さんがいたり、言語聴覚士さんがいたり、ほんっとにさまざまな人がいる。医療現場だからお医者さんしかいないとか、異業種の人が関わるからこそ自分からじゃ見えない視点がある。

「安心して」って、言葉なら、態度だけなら、いくらでも言えるよ？　でも　本当の、心からの応援はー
「信頼」がないとできないってわたしは考える。💭

だいぶ横道逸れたけど、ル・クッカー卒業生の話せない彼がやってみたい企画があると。
わたしは「その企画をするんだ」って彼から聞いたとき、自分で何かを行う彼の姿勢に驚かされたし、励まされてもいた。

彼が動き始めたその日から。
その彼の行動がわたしの中の何かを変えた。
具体的な方法がわからずに、文章を長々書くこと以外にこれといった特技もないわたしを
「見てるから大丈夫！　Nanaちゃんもやってみなよ」って、眼差しが確かにそう言ってた。
支えてくれた彼にこの場でありがとうと伝えたい。
それからイベントを開催する際に、場所を提供してくださった木口福祉財団さん。
「何かあればいつでも声を掛けてくれていいからね」
「待ってるよ」
そんな温かい言葉、いままでわたしはどのくらい浴びてきたのだろう？　立ち止まる。

「わたしには、感謝の負債がいっぱいだぁ（笑）」

つい先日、とある方にそんなことをお伝えさせて貰いました。
でもね、負債といったって、「感謝の」なんだし。
申し訳なく人の好意を受け取るくらいなら気持ちよく「ありがとう」って感謝の負債増やしていこう！　って思えるようになりました。

今は借りてばかりで当面返せそうにない「負債」をこれからどう軽くしていくのか。わたしは自分に問う。

福祉事業所に入所できたことも、今こうやって自分の強みを活かして働くことができているのも、自分一人じゃムリだったことばかり。
支えあいながら人は生きていくし、成り立っている。

「わたし達は　誰か一人でも『必要』としてくれている人のところへ飛んでいく」
わたしの周りには、自分のことよりも、人のことを想える人で溢れている。
わたしがそんなふうに生きたいって思ったら
自分を変えられるようになるのかな。

見守る、待つ、判断しない、先入観を持たない。
まっさらなキャンパスのような気持ちで毎日向き合ってくれる大切な人。
これから先も、感謝の負債を返していけるように、見守っててね。
約束だよ。

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