#11 子どもの自己肯定感が高まる方法⑤受け入れる
「受け入れる」
このワード、よく育児本とかで見かけませんか?
難しくないですか?
わかる。
うんうん、わかる。
そうそう、そうだよねー。
言わんとしていることは分かるんだけど、結局どうしたらいいの??
ってなりがちベスト5に毎年ノミネートされるこの言葉。
(いつ開催されてるの?)
この言葉は本当につかみどころが無いと思います。
読者のみなさんと私はおそらく同じ気持ちです。
意味わかんないもん笑
そして、これから前置きとして皆さんが読んだことがあるかもしれない育児本とかに書かれている事をおそらく書きます笑
おさらい。
と思ってください。
最後にめちゃくちゃ重要なことを言います。
それでは本題へ行ってみましょう!
無条件で認めてあげる
マズローの五段階欲求はご存じでしょうか?
有名なので知っている方もいるかもしれません。
簡単に触れていきますね。
この2つを押さえればほぼ大丈夫です。
下から順番に【生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求】と5段階に分けられますが、上に書いた2つの考え方だけ覚えておいてください。
なんちゃら欲求とか言われても分からんから!
ってなりますから。
存在を認める
はい、でた。
聞き飽きたよ。
って言われそうですけどもうちょっとお付き合いください笑
これは子どもの「良さ」を引き出すうえで大切で、
「全ての子どもが生まれながらにして持っている価値を(親や周囲の大人が)心から信じることが出来る」
ということが必要なんですね。
子どもが将来、自己実現をするためにはその前の「承認欲求」を満たしてあげること。
子どもの存在をありのまま受け入れることが大切だということです。
じゃあどうしたらいいの?
◆条件をつけない
いつも子どもを認めてますよ!
と怒られそうですが、「がんばったから」「いい点とれたから」と条件付きになっていることが意外と多いです。
ちょっと振り返ってみて下さい。
成績が良くて、真面目で、努力家だけれども、疎外感や失敗への恐怖を抱えている子どもは意外と少なくないのです。
親御さんはみんな思っていると思います。
忙しくてなかなか伝えられないかもしれないですが、時間と余裕がある時で大丈夫です。
「どんなことがあってもあなたはわたしの大切な宝物だよ」
「どんなあなたでも大好きだよ」
ということをあらためて伝えてあげて下さい。
◆アドバイスを押し付けない
これちょっとやりがちですよね。
気を付けててもやっちゃいますもん。
良かれと思って子どもに伝えるわけですが、必ずしもアドバイスが欲しいわけではなく、ただ話を聞いて受け入れてほしいだけなんだよ、ということも少なくありません。
大人や親が理解し、信じてくれているんだ、という想いが必要なんですね。
なので、「子どもの思いを聞く」ということを心掛けて接すると、自分からアドバイスを求めてくるようになります。
◆気持ちを受け入れる
「気持ちを受け入れること」と「要求を受け入れること」はちょっと違います。ここはちょっと混同しやすいところですよね。
おもちゃコーナーやスーパーのお菓子コーナーで、こどもがすっごい駄々をこねてるシーンてよく見かけると思うんですよ。
そして誰もが経験ありませんか?
人の目もあるし、早くなんとかしたい。
「今日は買わないって言ったでしょ!」
みたいなことを言って、なおエスカレートする、みたいな。
なのでまずは気持ちを受け止めます。
(うわー。またでた。って思ってるでしょ?笑)
認められた
話をきいてもらった
という状況を作ってから、どうしてできないのか、何をしたいのかを聞いていきます。
また、その場から少し離れて気持ちを切り替えさせたり、抱っこしたりして安心させることも効果的です。
最後に(今回の本題)
はい。
こんな感じで書いてみました。
ここからが本題です。
途中で、「何度も聞いたわ~」って思いましたよね。
なんか言いたいことは分かるんだけど、
ぼやぁ…っとしてませんか?
認めるとか受け入れるとか、わかりにくいですもんね。
本当は怒りたくない
で、お父さんお母さんだって人間ですから、余裕のない時だってあるし、イライラしている時もあります。
気持ちを受け入れる?わかっとるわ!それができないから困ってんでしょ!
わかるわかる。
そして、怒りたくて怒ってるんじゃないですよね?
きっとそうだと思います。
かわいいかわいい我が子です。
怒りたいわけないじゃないですか!
で、やっぱり怒られるって大人もそうですけど気分良くないんですよ。
そして余計に反発したくなってしまうんです。
「そんなに怒らなくてよくない?」
なんて旦那さんや奥さん、パートナーの方に思ったことあるでしょ?
一回くらい笑
怒ってやらせて、それで関係性が良くなったことないでしょ?
厳しく言ってもらって良かったな。
なんてその場では絶対になりませんから。
そう思えるのはずっとずっと後です。
もしかしたら思わないまである。
人間関係が壊されてしまうんです。
必殺「オウム返し」
なので、怒ってしまいそうになったらオウム返ししてください。
なるべく嫌味っぽくならないようにオウム返ししてください。
心理学などを用いて説明も出来ますが、そんなの言われても分からんし、ややこしくなって余計に出来ない、だと全く意味がないのでやりやすいものにします。
補足になりますが、こちら側の主張や提案はしていいんです。
命令や脅迫、強制をなるべくしないように気を付けてもらえればいいと思います。
しない方がいい理由は先の通り人間関係が壊れるからです。
お母さんと子どもが夕飯のお買い物に来たという設定です。
子「お菓子買ってよー」
母「今日は買わないお約束だよ」
子「えー、やだ!お菓子買ってよー」
母「そっか。お菓子買って欲しいんだね。」
子「うん、これすごくおいしいから食べたいんだよ」
母「そうなんだ。これすごくおいしいんだね?」
子「うん、だから買ってよー」
母「そうだね。でも今日は買わないお約束をしなかったっけ?」
子「約束したけど、買ってほしいんだよ!」
母「そうだよね。確かにおいしそうだもんね。でも今日は夕飯のお買い物に来たんだ。だから買えないよ。」
子「えー、やだやだ!買ってよー」
母「そうだね。買いたいよね。もしかしたらパパも買いたいかもしれないから今度パパと一緒にお買い物に来てみようか?」
…
…
…
こんな感じでしょうか。
「時間が無いんだからそんなこと言わないで!」
「買わないって約束したでしょ!」
を言わないように、ワンクッションおくイメージでしょうか。
ただ、それでもうまくいく可能性がちょっと上がるくらいです。
えー!
子どもも十人十色ですから。
でも怒りたくないじゃないですか。
ちょっとうまくいく可能性が高くて、エネルギーを使わなくて良いとしたらそっちの方がいいし、たぶん時間も結果的に無理に強制したときや起こった時よりかからないと思います。初めはかかるかもしれないけど。
なので、本当に根本から解決したいと思ったら、自分に時間と心の余裕をつくってあげるのが一番です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?