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#9 子どもの自己肯定感が高まる方法③受け入れる

どうも。
園長です。


今回は「受け入れる」というお話をしたいと思います。

保育の現場でもよく使われる言葉です。
まずは、子どもの気持ちを”受け入れて”…みたいに言ったりします。

でも、正直なんのこっちゃですよね?
私も最初はわかりませんでした。笑


逆の表現をすると
「大人の正解を押し付けない」ということです。
これむちゃくちゃ大事なんですけど、結構やっちゃいます。
だって、自分の体験したこととか学んだことが間違ってるなんて思わないですよね?

大人は先の見通しが立ちます。この先どんなことが起こるのかだいたいわかっちゃうんですよね。


さ!それでは行きましょう!


マズローの五段階欲求

「人間は自己実現にむけて絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を五段階に分けました。
生理的欲求:空腹や睡眠など
安全欲求:安心できる生活、居住など
社会的欲求:家族を作りたい、集団に属したいなど
承認欲求:誰かに認められたい、能力を高く評価されたいなど
自己実現の欲求:自分らしく生きたい、自分にしかできないことを成し遂げたいなど

自己実現をするためには、それまでの下位欲求が満たされている状態にならなければなりません。

というのが、マズローさんが考えた説ですね。


存在を認める

子どもの強みを引き出すうえで、「子どもがもって生まれた価値を心から信じる」ことが必要です。
承認欲求までを満たしてあげる必要があるってことですね。
だから、ありのままを受け入れてあげることが大切なんです。

ありのままとか言われてもいまいちピンと来ないよ!
それってどういうことやねん!

というそこのあなた。


わかる。
わかるよー。

わたしも昔はよくわかんなかった!



条件を付けない

「頑張ったから褒めてあげる」
「いい成績だったから褒めてあげよう」

これが条件付きです。

成績が良くても、努力家でも、疎外感や失敗への恐怖を持っている子どもは意外と多いです。
これ、大人にも当てはまりませんか?


どんなことがあったって、おまえは宝物なんだよ
泣いていたって怒っていたって勉強が出来なくたって大好きなんだよ


って伝えてあげると、こどもの承認欲求は満たされていきます。

アドバイスを押し付けない

これもやっちゃうんですよ。
良かれと思ってやっちゃうんです。

冒頭の話とつながりますが、自分の体験や知識をもとに子どもに伝えます。
たしかに必要なんですが、いつでもそれを求めているわけではないんですね。ただ話を聞いて欲しかったりとか、受け入れてほしかったりするんですよね。
周りの大人が理解をして、信じてくれているんだ!というふうに思えるってことが必要です。

サッカー選手になれるわけがないだろ
一生懸命頑張って努力した人の中でもちょっとしかなれないんだ
それに、なったところで選手生命が短いんだぞ
怪我したら終わりなんだよ

これは、Jリーガーになりたいと思っていた6歳の私に父が言った言葉です。

正論ですね。何も間違っていないと思います。
でもこのアドバイスは求めてなかったっすー笑
あの時の衝撃は未だに忘れられません。


気持ちを受け入れる

「気持ちを受け止めること」と「子どもの要求を受け入れる」ことは違います。ここ結構混同しやすいかなと個人的には思っています。
甘えると甘やかすが混ざりやすいのと同じ感じですか?

駄々をこねたり、自分の要求を曲げないときは、まず子どもの気持ちを受け止めて認めます。
「認められたんだな」と安心させてから、どうして要求が通らないのか、何をしたいのかを聞いたりします。

抱きしめることも子どもを安心させてあげられますね。



もしかすると、最初は声掛けに迷ってしまったりするかもしれませんが、ちょっとだけ意識してみて下さい。

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