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#12 子どもの自己肯定感が高まる方法⑥家族の戦力にしよう

子どもが労働力として必要とされていた時代がありました。
発展途上国にはまだそのような文化はあるかもしれません。

子どもが劣悪な環境のなかで労働を強いられていた、なんていう過去もあるでしょう。まぁその問題を解決するために保育園の原型が出来たわけですけども…

とにかく昔は、子どもの存在というのはある意味必要だったわけです。
親や祖父母を助けるために、弟や妹の面倒をみたり、家事を積極的に行わないと人手が足りなかったんですね。

今は「子どもが働くなんて!…」といった感じかもしれないですね。

ちょっと考え方を変えると、
「誰かの役に立つ」という機会が減っている
ともとらえられるわけです。


共働き世帯が増え、仕事と家庭の両立でいっぱいいっぱいです。
子どもも同じく、習い事や勉強で忙しかったりします。
ですので、意識的に「子どもの出番」をつくってあげないと機会を確保するのは難しいのかもしれませんね。
子どもに手伝ってもらうより、自分でやってしまうか、外注(外食や家事代行など)してしまった方が早いし効率が良かったりしますから。

でも、子どもにとってはその簡単なお手伝いが「誰かの役に立っている」という風に思える貴重な機会だったりします。


家族の一戦力にしていこう

〇意外と子どもが出来る家事はたくさんある

名もなき家事ってご存じですか?

第一位
裏返しに脱いだ衣類・丸まったままの靴下をひっくり返す作業
第二位
玄関で脱ぎっぱなしの靴の片づけ・下駄箱へ入れる/靴をそろえる
第三位
トイレットペーパーの補充・交換


心がいたい…笑
ちょっとこれ以上は諸事情により書けないので上のサイトをご覧ください。

ここに書いてあるものは、子どもでも出来るものがほとんどではないでしょうか?
ちいさな家事から子どもにお手伝いをお願いしても良いでしょう。

〇子どもに任せる


子どもにお手伝いをお願いした時は、あまり手や口を出さないようにすると良いと思います。子どもなりに試行錯誤をする時間を取ってあげる感じです。
うまくできてないとどうしても「〇〇してみて」「こうやるんだよ」とか言いたくなってしまいます。が、ちょっと我慢してみてください。
こどもは何事をやるにも大人の3~5倍くらい難易度が高いと思ってください。そしてそれに比例して時間がかかるものです。

うまくいかないことに自分で対応できると、自分に不安がなくなり、自信をもって行動できるようになりますよ。

〇社会のルールや危険を教える


ゴミの分別や刃物・火の扱いなどをしっかりと伝えておきます。
特に子どもの安全に関わることは、誤った使い方をしていないか、近くに危険なものは無いかなど、注意して見守りましょう。

〇感謝を伝える


「よくできたね」と褒めても良いのですが、「ありがとう」という感謝の方が人の役に立てているという感覚がより得られます。
子どもの手伝う様子をみて、「〇〇が好きなんだね」「〇〇が上手だね」といったように認めてあげるような言葉が望ましいです。

褒める、は一見良さそうなのですが使い方が実は難しいです。
育児本などで「褒めて伸ばそう」「良い褒め方」などが取り上げられていますが、皆さんが思っている「褒める」の意味で使われているものとそうでないものがあります。
ちょっと使い方を間違うと「あれ?こんなはずじゃ…」となってしまうかもしれません。

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