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#10 子どもの自己肯定感が高まる方法④押し付けない

こんにちは。
更新があいてしまいました。すみません。

最近娘が保育園に行きたくないというので、「パパも仕事行きたくないわ~」といって二人ともダラダラしてから、それぞれ保育園と仕事に行くのが日課になっている園長です。

いい距離感が大事


今回は「押し付けない」です。
親であれば誰しも、自分の子どもに対して「こんな子でいてほしい」という理想ってあると思います。そこから外れると心配になりませんか?余計に声を掛けてしまいそうになりませんか?
私もやってしまいそうになります。
親としては良かれと思って助けているつもりなのですが、子どもからすると「押し付けられている」という状態になっているかもしれません。
「それでいいと思っているの?」
「そんなことで泣いちゃダメ!」
なんて形で正論を言われてしまうと、子どもは突き放された気持ちになってしまいます。(正論ばかり言う人ってみなさん嫌いでしょ?笑)
反対に、子どもに近すぎると
「うまくできないからやってあげるよ」
といった感じで、これから起こるであろう不快や苦しみ、困難を防いでしまいます。
これは子どもから経験を奪ってしまい、子ども自身が自分の能力に気づくことを妨げてしまいかねません。
親が気づいていないパターンが結構多くて、親の思いを押し付けられた子どもは「キレる」か「隠す」かしか選べなくなります。

ちなみに私園長は「キレる」子になってしまいました。笑
親に対しては特に制御できなくなってしまうんですね。
直すのにとても苦労しました。

親子の距離感とはなかなか難しいものですが、突き放しすぎず、近すぎないという意識を持っていただければよいと思います。

何を意識すればいいの?

○本当の問題はどこにあるのか?
たとえば、子どもが何か嫌がっているとしましょう。なぜそんなに嫌なのかをじっくり聞いてあげましょう。こわいのか、くるしいのか、気分が乗らないのか…いろいろあるでしょう。
やる気が無いように見えても、本当は失敗するのが怖いと思っているかもしれません。「失敗したって大丈夫だよ!」と背中を押せばいいし、恥ずかしくて出来ないのであれば、どうすれば出来そうか一緒に考えてみましょう。
いわゆる「共感」というやつですね。

○「まだ」(通過点)を加える
「嫌だ!」「出来ない!」と言った時に「まだ~」といったことばを付け加えます。そうすると「まだやりたくないんだね」「~できるかもしれない」といった感じで「いずれはできるね」というモチベーションにつなげることができます。今は到達するまでの通過点なんだ、と思える力が付くでしょう。

○他の子と比べない
心配は比較から生まれます。昨日はすごく前向きだったのに、今日はなんかネガティブだなぁということもよくあります。
子どもかもしれませんが、一人の人間。一人ひとり違うし、成長の仕方も違うということを念頭に置きましょう。

○自分と比べない
自分がうまくいったから同じ道を歩んでもらうのが安全だと思ったり、逆に自分が叶えられなかった夢を子どもに託したりするのは子どものことを想うからこそですよね。
一つ理解しておかなければいけないのは、子どもの将来やその先の幸せは、子ども自信が人生の中で自分で見つけて行くものです。(「子どもに〜夢を託すな〜」っていう転職サイトのCMが昔ありましたね笑)
ものすごいスピードで変化している現代において、私たち大人の判断や解釈がこれから先も通用する保証はないでしょう。

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